冬はつとめて
朝一番に登校する児童が「先生、大変! 池がこおっているよ!」と教えてくれました。ウオーターパークの氷の下の金魚たちはとても寒そうです。いよいよ冬本番となりました。吐く息も白く、朝の気温の低さが身にしみます。
そんな朝の寒さの中、たくさんの子どもたちが校門付近の落ち葉掃きをしてくれています。数名がボランティアを始めたところ、「僕も、私も」と、低学年の子どもたちも参加してくれているのです。
自分の身長ほどの竹箒を使って落ち葉を集め、リヤカーに乗せて、校門付近はスッキリ。登校してくる友達とも元気に挨拶を交わしています。「みんなのために」「ちからをあわせて」、柳沢小の先輩達の伝統が受け継がれています。頼もしい子どもたちです。
5年生の教室では算数の学習です。
「Aさん、Bさん、Cさんがシュート対決をしています。この結果をもとに、誰をメンバーに選んだらいいと思う?」動画を見ながら考えます。「同じく6回入っているけど、10回チャレンジと12回チャレンジでは違うよね」「半分より多く入っている方がシュート率はいいよね」……。キーワードが出てきました。
「何回チャレンジしたか、ということと何回成功したかということを比べただけでは出せない対決がある!」
「さあ、どう考える?線分図で表すとどうなるのかな?」さっそく、鉛筆を動かす音だけが聞こえてきます。しばらくすると、書き終わった人から立ち歩いて友だちと情報交換を始めました。「自分はこう書いたけど、どうかな?」「ああ、そうか、そういうことなのね」積極的に友だちを見つけては説明。
答えが出せるということだけではなく、いかに友だちにわかりやすく説明できるかということが本人の力になります。友だちの良さも発見できます。こうした生き生きと学ぶ姿が高学年らしいです。
ニュースでは、インフルエンザ等の感染拡大が心配されています。三連休が明けて心配しましたが、体調不良での本校の欠席率は2.56%でした。お休みの間、ご家庭で気をつけていただいたおかげだと思われます。また気温が下がる予報が出ています。体調に気をつけて元気に過ごせますように。