学校の様子
5年生 理科 ~わくわく理科授業
5・6校時に東京理科大学の郡司教授と3名の大学院生さんによる「わくわく理科授業」を行いました。これは野田市の理科大学パートナーシップ事業の一環として行われているものです。今日は、小学校5年生の「ものの溶け方」から発展させ、中学校や高等学校で学ぶ内容にも触れながら、実験を中心に楽しく学習を進めていただきました。
①塩化ナトリウム(食塩)を水に溶かして飽和水溶液を作る実験②エタノールに食塩を溶かす実験(溶けません)③飽和所幾円錐にエタノールを混ぜて「スノードーム」を作る実験④二酸化炭素を水に溶かして炭酸水を作る実験⑤ポリスチレンをトルエンに溶かす演示⑥ポリスチレンをリモネンに入れて溶かす実験⑦水性インクのペーパークロマトグラフィー と、大変盛りだくさんな内容でしたが、どれも結果がはっきりと目に見えるので、子どもたちは「おぉ~」「すげぇ~」等、時おり歓声を上げながら実験に臨んでいました。
郡司先生、院生の皆さん、とても楽しく貴重な体験をすることができました。これからも「実験大好き!!」という子どもたちを育てていきます。本日は、本当にありがとうございました。
4年生 みそ天地返し
4年生が、野田市自然経済推進部農政課(恥ずかしながら正式名称を初めて知りました)の笠原様、農産部羽化校推進協議会加工研究会の秋山様、白旗様を講師に迎え、「みその天地返し」を行いました。昨年12月に仕込んだ味噌のカビ等を取り除き、細かくすりつぶして空気に触れさせ、熟成を促す最終工程です。講師の秋山様と白旗様は、福二小のOGでお子さんとお孫さんも福二小の卒業生とのことでした。また、学級事務支援員の植竹先生とは旧知の仲とのことで、福二小に縁の深い方です。
仕込み桶から出した味噌は、かなり固く少しずつほぐし崩しながらチョッパー(某人気漫画のキャラクター名と一緒で、子どもたちは名前に反応!!)という機械に入れ、撹拌しながらすりつぶしました。ある児童から、「ひき肉みたい」という声が上がりましたが。仕組みは全く同じです。すりつぶし空気に触れさせると、味噌の匂いが引き立ちます。最後に、チョッパーの出口のみそを味見しました。あと、2か月後くらいに完成し、持ち帰ります。
19日(木)には、3年生が来年度に向けてみそを仕込みます。楽しみですね。笠原様、秋山様、白旗様、ありがとうございました。また、よろしくお願いいたします。
全校ふれあい給食
けやきルームに全校児童が集まり、縦割りグループごとに給食を食べる「全校ふれあい給食」を実施しました。コロナ禍前以来、6年ぶりの開催になるのでしょうか。現5・6年生も「初めてです」と言っていました。
少人数であること+けやきルームがあるからこそ、実現できることですが、日頃からの交流もあり固くなることもなく笑顔で楽しそうに食べていました。①栄養士の若松先生と2名の調理員さんの工夫と努力で、旬の食材を使った美味しくて安全な給食を食べることができる②全校児童が集まって、明るく楽しい雰囲気で全校みんなで給食を食べることができる③野田市で一番初めに給食が提供されたのが福田第二小学校で、市内一の歴史を誇っている。 手前みそとなりますが、福二小の給食自慢です。美味しい給食をいつもありがとうございます。
パパイヤ収穫体験
先日お伝えした「パパイヤ畑」ですが、畑所有者の金剛寺様と、栽培をしている松澤様より「ぜひ、来てください」との声をいただき、3・4校時に(全校を2回に分けて)パパイヤの収穫体験を行いました。
「こうのとりの里」へ何回か通った5年生児童を除けば、パパイヤの実がなっているところ、というか「パパイヤの木?」を見ること自体、初めてです。食べたことがない児童も大勢いました。松澤様よりパパイヤについて、いろいろなことを教えていただいた後(私自身、初めて知ったことがたくさんありました)、収穫体験をしました。ぜひ、お子さんにお話を聞いてみて下さい。
青パパイヤは、こちらで用意した袋に入れて子どもたちが持ち帰ります。頭とお尻を落とした後、ピーラーで皮を剥いていただければ、ほぼ冬瓜と同じように煮物、汁物、炒め物等で食べることができます。たんぱく質分解酵素を豊富に含んでいるので、肉類を柔らかくすることに使うのもおすすめ。サラダ(生食)で食べる際は、ピーラーを使っての削ぎ切りか千切りで、生食での苦味が気になる場合には塩水であく抜きをしてから食べるのが良いと思います。(火を通してしまえば、くせは全くありません)
金剛寺様、松澤様、子どもたちに貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。
3~6年生 書初め練習 ~石塚先生をお迎えして①
1・2校時に3・4年生、3・4校時に5・6年生が、県特別非常勤講師の石塚先生をお迎えして、書初め練習を行いました。今年度は、各学年別に教室で実施するのではなく、けやきルームを使って2学年合同で実施しました。
一人ずつ、アドバイスしながら種を入れて、とても丁寧にご指導をいただき、短い時間の中で子どもたちが、どんどん上達していくのがよくわかりました。さすが、プロ!!です。
石塚先生には、卒業証書の指名筆耕でもお世話になっています。来週、そして年が明けてからの席書会本番と、あと2回のご指導よろしくお願いします。今日はありがとうございました。
4年生 算数 ~分数のたし算・ひき算 …初めての
4校時に4年生担任の橋本先生が、初任者研修の研究授業を行いました。橋本先生にとっては初めての研究授業で、多くの先生方が参観する中で授業を行うことは初めての経験でした。教科は算数で、「答えが1よりも大きくなる分数の計算はどのようにすればよいか、またその答えはどのように表せばよいか」を理解する(説明する)ことが、本時の授業の狙いです。とても緊張していたと思いますが、事前の準備とこれまでの積み重ね(児童との関係づくり)が生かされ、ねらいを達成することができた授業となりました。
授業が始まる直前に、いつもは橋本先生を悩ませ(困らせ)ているOさんが、「4時間目、がんばるぞー!」とかけ声をかけ、周りの友だちが「オー!!」と応えていたという話を聞いてとても嬉しく思いました。実際に授業を参観していても子どもたちから「橋本先生を助けたい」「橋本先生がんばれ!」という気持ちが表れた場面がいくつも見られました。経験や技術の不足を補って余りあるくらいで、一番大切な「先生と子どもたちの絆」を感じることができました。
橋本先生、4年生の皆さん、お疲れさまでした。とてもよいものを見せてもらいました。ありがとう。
5年生 図工 ~糸のこスイスイ
先週から引き続き、5年生が図工「糸のこスイスイ」の学習で、糸のこぎりを使った作品作りに取り組んでいました。今日も、担任の坂野先生、教務の家髙先生、支援員の木下先生の3人体制で、安全に十分配慮しながら作業を進めていました。
のこぎりとは違う(のこぎりではできない)糸のこの特性を生かして、曲線を取り入れたデザインの作品が作られています。板(合板というより合成の板)が柔らかく、加工しやすいこともあると思いますが、思っていたよりもずっと上手に「電動糸のこ盤」を操作して、イメージ通りの作品に仕上げようと奮闘していました。組み立て前の着色作業に取り掛かっている児童もおり、完成間近!!です。
3年生 算数 ~小数
3年生が、算数で「小数」の学習に入りました。1よりも小さな数を表す方法としては、「小数」と「分数」がありますが、10進位取り法で今までと全く同じ考え方ができる(もとになる単位が10個集まると位が一つ上がる)ことと、日常生活では1よりも小さい「はしたの数」は、全て小数で表されていることから、この学習のスタートは特に大切です。
担任の吉岡先生が新しく入れ替わったモニター画面に数直線を大きく映し出し、1を10等分した一つ分の大きさを0.1ということ(⇒0.1が10個で1となる)、0.1をもとにすれば、整数と同じように1よりも小さな数を表すことができることを学びました。(この後、加減の計算を学びます)
3年生はノートもきれいにまとめられるようになり、大きな成長を感じます。これからもしっかりがんばれ!!
食育 ~ 学校近隣にある青パパイヤ畑から
学校から「こうのとりの里」へ行く途中の道すがら、野田市では(関東近郊では)かなり珍しいパパイヤ畑(果樹園)があります。田植えや生き物観察のときには、何を植えているのかわからず「葉っぱはオクラに似ているね」「しばらく見ないうちにずいぶん大きくなって、まるで木みたいだね」のような会話を交わした後、スマホで調べてパパイヤであることを知りました。そして、この畑を管理しているのが、日頃から大変お世話になっている金剛寺様であることがわかり、本日2つほどお裾分けいただきました。
このパパイヤは青パパイヤといって、果物としてではなく野菜の一種のような扱いで食べます。最近では、スーパーマーケット等でも売っているようですが、実食したことはありません。早速、本校の若松栄養士が薄口しょうゆと塩コショウを使って炒め煮にしてくれました。びっくりするくらい何のクセもなく、淡白な感じでどんな料理にでも合いそうです。大変美味しくいただきました。
パパイヤの酵素には、肉をやわらかくするはたらきが非常に強く、またパインやキウィなど同様の酵素を持つ果物と違って青パパイヤであれば甘みもつかないため、肉の下ごしらえや煮物・炒め物にお勧めだそうです。さらに、くだらない豆知識ですが「パパイヤとパパイア」は、どちらが正しいか調べてみました。①園芸学会では「パパイア」を正式名称としています。②農業界では「パパイヤ」標記が標準で農薬使用の登録名は「パパイヤ」です。③英語のスペルは「Papaya」で、正式な学名は「Carica Papaya L」なので、世界的には「パパヤ」が標準です。ということで、結論はどれも正解!!で問題ないのですが、「パパの嫌いな果物はな~んだ」という「子どもの古典的なぞなぞ」に敬意を表し、私は「パパイヤ」標記でこの記事を作成しました。
5年生 社会 ~自動車工業 トヨタ自動車オンライン授業
一昔前は、5年生の校外学習と言えば「自動車工場見学」が定番でした。栃木の日産工場、群馬のスバル自動車工場、埼玉の本田工場等あたりの近代工場見学と「焼きものづくり」や「藍染」などの伝統工業体験を組み合わせるのが定番でした。予約開始日に、何人もで一斉に電話をして予約を取ったり(何かのチケットのようです)、当たらずにしかたなくクボタ農機の工場見学に変更したりした記憶があります。
最近は、セキュリティ面であったり様々な制約があったりで、工場見学の受け入れがほとんどないようです。そこで、今回はトヨタ自動車さんのご厚意で、オンライン授業を実施しました。「目の前で見る」経験にはかないませんが、対人で教わったり、質問を受けてくれたりすることは、TV視聴ではできないことです。自動車工場についてのことが、少しでもよく理解することができたでしょうか。トヨタ自動車のみなさん、ありあとうございました。