校長室

校長室から

合同作品展に行ってきました

 2月を迎え,本年度も残り少なくなってきました。
 節分を過ぎると,暦の上では春の到来ですが,まだまだ寒い日が続きます。最近また,インフルエンザによる欠席も増え,油断できない状況です。
 しかし,子ども達は元気に縄跳びや授業参観での学習成果の発表の練習に取り組んでいます。残りの期間,充実した毎日が過ごせるように,支援をしていきたいと考えています。

 1月30日(金)から2月1日(月)まで,柏ステーションモール8階市民ギャラリーで,特別支援学級の子ども達の作品展が行われています。私も30日の仕事帰りに見に行ってきました。力作がたくさん展示されていていました。どの作品も丁寧で,色鮮やか。子ども達の感性の豊かさに感動しました。細かい作業が施された工作。力強い筆運び。子ども達の個性が生かされ,本当に見ごたえのある作品展でした。

  本日15時まで開催しています。お時間のある方は,ぜひご覧ください。


6年生との会食(1)

 卒業式まで,37日。6年生にとって,小学校生活も残り少なくなってきました。
 今,6年生と会食を行っています。5~6人ずつ,校長室のテーブルを囲んで,楽しくおしゃべりしながら,給食を食べています。
 今日で1組が終了しました。会食の話題は,その場で,テーマを決めて,1人ずつ話します。「好きな食べ物」「趣味」「行ってみたいところ」「中学での部活」「将来の夢」など,メンバーによって様々です。
 その場で決まるテーマですが,みんなちゃんと答えて,その理由もしっかりしているのに驚きます。特に,ほとんどの子ども達が,将来の夢を力強く語ることができていることに,感心しています。また,夢の実現に向けて,今やるべきことをしっかりと理解し,取り組み始めていることにも驚きます。私自身,小学生の時,こんなにしっかりした考えを持っていたかどうかは疑問です。
 子ども達は,始めのうちはやや緊張気味ですが,慣れてくると何でも話してくれます。その中にお父さんやお母さんの仕事のことも出てきます。
 「お父さんのような仕事がしたい」という子も結構多くて,感心します。
 誰ひとり私と同じ仕事に就かなかった娘達,うらやましい限りです。きっと各家庭での会話や励ましが,影響しているのでしょう。高野山小学校児童の家庭環境の良さを実感しました。

 明日からは4組との会食。どんは話題になるか,とても楽しみです。

利用の仕方によっては

 世間を騒がせていた,19歳の少年が保護されました。
 インターネットの動画サイトに面白半分に,動画を投稿し,逃走の様子や世間に対する自分の思いを伝えていた少年。本当に不愉快な思いで,ニュースを見ていました。
 先週,金曜日の教育ミニ集会でも,携帯電話やスマートフォンの使用について話し合いを持ちました。それらは,急速に普及し,今や無くてはならないツールとなっています。私自身もスマートフォンの利用者の1人です。いつも所持していて,忘れると不安を覚えるまでの存在になっています。使い方によっては,本当に便利で,これ一台で何でもできてしまう気さえしてしまいます。

 保護された少年も,自分自身が神のごとく,無限の力を与えられたような錯覚をしてしまったようです。今回のような使い方は,社会を混乱させ,多くの人に迷惑をかけると言う誤った使い方と言えます。

 今までは,そうしたツールによって,有害なサイトや情報によって,使用するものが被害にあう危険性を心配していました。しかし,今回のような事件では,情報を発信する側のモラルやルールについて,考えなければならないことを示唆しています。小学校における情報教育においても,これらのことを十分に意識して,子ども達の指導に当たらなければならないことを痛感しました。

 各家庭においても,これらの購入や使用の際には,十分な話し合いを持ち,節度のある使い方ができるようにお願いしたいと思います。

餅になるまで

 今日,5年生が,自分達で育てたもち米で餅つきをして,「新年を祝う会」をしました。
 もち米栽培でお世話になった岡田さんや臼を貸して下さった飯田さん,かまどやせいろを貸して下さった調理員の齋藤さん,それに40人以上の5年生のお父さんやお母さんの手伝いで,おいしいきなこ餅や雑煮を食べて,収穫と新年を祝うことができました。
 先日紹介した「七草がゆ」同様,餅つきも日本の大切な文化のひとつです。田植え・稲刈りと一連の活動は,5年生にとってとても貴重な体験と思い出になったことでしょう。
 
 それともう一つ忘れてはいけないことがあります。
 今日食べた餅は,多くの人の手間と苦労があるからこそ,おいしく頂くことができたのです。種籾から餅になるまでは,長い時間と多くの人の手がかけられています。種を播けば餅になるわけではありません。そのことを,体験を通して学ぶことができました。

 餅だけでなく,私達が食べる食物はすべて同じ。だからこそ,粗末にすることなく,感謝して食べる必要があるのです。

 ご協力いただいた多くの皆様,本当にありがとうございました。

始業式の話の中で

 昨日の始業式で,「七草がゆ」の話をしました。
 7日の朝にお粥を食べた児童は,そんなに多くはいませんでした。確かに,朝からお粥を準備するのは大変ですよね。正直なところ,我が家でも「七草がゆ」を食べたのは,昨日の夕飯でした。
 しかし,「七草がゆ」のことは,多くの児童が知っていて,春の七草の名前を言える児童もいて,驚きました。
 芹(せり):水辺の山菜で香りがよく,食欲が増進。
 薺(なずな):別称はペンペン草。江戸時代にはポピュラーな食材でした。
 御形(ごぎょう):別称は,母子草で,草餅の元祖。風邪予防や解熱の効果あり。
 繁縷(はこべら):目の良いビタミンAが豊富で,腹痛の薬にもなった。
 仏の座(ほとけのざ):別称はタビラコ。タンポポに似ていて,食物繊維が豊富。
 菘(すずな):蕪(かぶ)のこと。ビタミンが豊富。
 蘿蔔(すずしろ):大根(だいこん)のこと。消化を助け,風邪の予防にもなる。
以上,インターネットで検索した情報です。

 これらの野草を自然の中で見つけ出すのは大変なことでしょう。我が家もデパートで「七草セット」を購入し,お粥に入れて楽しみました。

 こうした日本の古くからの習慣や文化は,これからも大切にしていきたいですね。