校長室

餅になるまで

 今日,5年生が,自分達で育てたもち米で餅つきをして,「新年を祝う会」をしました。
 もち米栽培でお世話になった岡田さんや臼を貸して下さった飯田さん,かまどやせいろを貸して下さった調理員の齋藤さん,それに40人以上の5年生のお父さんやお母さんの手伝いで,おいしいきなこ餅や雑煮を食べて,収穫と新年を祝うことができました。
 先日紹介した「七草がゆ」同様,餅つきも日本の大切な文化のひとつです。田植え・稲刈りと一連の活動は,5年生にとってとても貴重な体験と思い出になったことでしょう。
 
 それともう一つ忘れてはいけないことがあります。
 今日食べた餅は,多くの人の手間と苦労があるからこそ,おいしく頂くことができたのです。種籾から餅になるまでは,長い時間と多くの人の手がかけられています。種を播けば餅になるわけではありません。そのことを,体験を通して学ぶことができました。

 餅だけでなく,私達が食べる食物はすべて同じ。だからこそ,粗末にすることなく,感謝して食べる必要があるのです。

 ご協力いただいた多くの皆様,本当にありがとうございました。