校長室

校長室から

12/23(木) 2学期終業式

12月23日(木) 無事,2学期終業式を迎えることができました。

緊急事態宣言が発令される中スタートした2学期は,様々な面で皆様にご心配をおかけいたしましたが,9月30日に緊急事態宣言が解除されてからは,落ち着いて学習や学校行事を進めることができました。

保護者の皆様や,地域の皆様の温かい見守りと御協力の中,2学期大きな事故・事件に巻き込まれることなく子どもたちが活動できましたことに,心から感謝申し上げます。

校内音楽会や持久走記録会,6年生の修学旅行,5年生の林間学校,1~4年生の校外学習など,昨年度はできなかった行事を,決してベストな状態ではありませんでしたが実施できたことをうれしく思います。

子どもたちは,行事を通して様々な力を身につけていきます。

友達と協力することの素晴らしさ,お互いを思いやることの大切さ,自ら計画を立て実行することの難しさ,試行錯誤しながら行事を成功させたときの達成感。普段の学習の中では経験することのできないことを,様々な行事を通して経験し,成長していきます。

1年生から6年生まで,この2学期に皆,心も体も大きく成長しました。

時には,お友達ともめてしまい悲しい思いをすることもありますが,そのたびに,きちんとお互いの気持ちを伝えあい,相手の気持ちを理解することで,確実に成長していきます。

学校は,友達と仲良く協力して生活していく場ではありますが,ぶつかり合う中で,相手の個性を受け止め認め合う力を身につけていく場でもあります。

「みんなちがってみんないい」

自分と違う考えを互いに認め合いながら,互いに協力し,助け合える子どもたちの育成に向け,高野山小学校職員一同力を合わせて取り組んで参ります。

令和3年,皆様の温かい御支援と御協力に心から感謝いたしますとともに,令和4年も引き続き皆様の御理解と御支援,ご協力を賜りますよう,よろしくお願いいたします。

        高野山小学校 校長 中野 直美  

 

10月の全校集会「読書の秋」

10月1日(金)には,台風16号の影響から,子どもたちの安全を第一に考え,給食終了後の早帰りとさせていただきました。急な変更であったにもかかわらず,保護者の皆様の御理解と御協力のもと,児童全員を無事下校させることができ,ありがとうございました。

災害時の緊急対応につきましては,今回様々な課題が見つかりましたので,職員から「課題と改善策」をあげてもらい,次の対応に生かせるよう,情報を整理しているところです。

子どもたちの安全を守れるよう,校内体制を整えてまいります。

 

さて,10月4日(月)に,10月の全校集会を放送にて実施しました。

校長からの話は,「読書の秋」にちなみ,絵本の読み聞かせを行いました。

本の題名は「コブタの気持ちもわかってよ」作者は「小泉吉宏」さんです。

この絵本と出会ったのは,私の息子が小学校低学年のころで,主人公の「コブタ」のつぶやきが,まさに息子の心の叫びのように思えて,大人は,子どもの気持ちがわかっていないんだなとつくづく反省させられた本です。

この本の帯には「泣きたいときは 泣いてもいいのにね。」と書かれています。

子どもたちの喜びや悲しみを,しっかりと受け止めて,一緒に喜んだり悲しんだりできる親であり,教師でありたいなと思わせてくれた素敵な絵本です。

 絵本は,決して子どもたちだけのものではなく,読んだ時の年齢,立ち場,心の状態によって,伝わってくるメッセージがかわる,素敵な本だなと個人的には考えています。

この絵本も,子どもたちにとっては,コブタのつぶやきに「そうそう」「あるある」「大人はわかってないんだよね」などと共感を覚え,大人にとっては,忘れてしまった子供心を思い出して懐かしく感じたり,子育てに悩んでいるときには,「ああそうか。そうだよね。」と納得するものであったりする絵本です。

この絵本は,しばらく校長室に置いておきますので,興味のある方はお声掛けください。

 

「読書の秋」

子どものころに読んだ絵本を再び開いて,新たな感動を覚えるのも素敵かもしれませんね。

                高野山小学校 校長 中野 直美

                   

 

 

2学期始業式「新しいことにチャレンジ!」

42日間という長い夏休みを終え,学校には元気いっぱいの子どもたちが戻ってきました。

夏休中に取り組んだ作品や,防災頭巾,お道具箱,上履きなどたくさんの荷物をもちながらも,笑顔で元気に「おはようございます!」とあいさつする子どもたちの姿に,たくましさを感じました。

新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言発令中の2学期開始に,不安を感じている保護者の方や子どもたちも多いことと思います。

学校では,ご家庭での健康観察に加え,登校時の体温測定,手洗いの励行,ソーシャルディスタンスを意識した活動等,感染症対策に取り組みながら,教育活動を進めてまいります。

何か,不安なこと等ありましたら,遠慮なく担任にご相談ください。

 

2学期の始業式は,今回も放送で行いました。

私からは,校長の2学期の目標ということで「新しいことにチャレンジ」という話をしました。

新型コロナウイルス感染症の影響で,学校では,今まで通りの学習や行事ができなくなっていますが,「あれもできない」「これもできない」と考えるのではなく,「あれならできる,これならできる!」と今できる新しいことをどんどん見つけてチャレンジしていきたいと伝えました。

「新しいことへのチャレンジ」の一つとして,学校では2学期から本格的にタブレット型PCを活用した学習に取り組んでいきます。

学校での学習で活用することはもちろんのこと,様々な理由で自宅で学習することになった際にも,クラスの仲間や先生方とオンラインでつながりながら学習できる環境を目指して進めてまいります。

高学年は,早速今日からオンライン学習に取り組み始めました。

ネット環境が安定せず,なかなか思うようにつながらず悪戦苦闘する場面もありましたが,今後,我孫子市教育委員会と相談しながら,より良い学習環境をととのえられるよう努めてまいります。

 

本日は,朝早くから子どもたちの登校時の安全を守るために,多くの保護者の皆様や地域の皆様による見守り活動を行っていただきありがとうございました。 

また,下校時には,昨日連絡メールにてお伝えしたNEC社宅工事に伴い歩行に注意が必要な危険個所に,地域の方が子どもたちの安全のために見守りに立ってくださっていました。ありがとうございました。

今後とも,子どもたちの安全・安心を守るために,保護者の皆様,地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

            高野山小学校 校長 中野 直美 

                

                          

 

1学期終業式

日頃より,本校の教育活動にご理解とご協力を頂きありがとうございます。

おかげさまで,高野山小学校では,大きな事件・事故もなく1学期を終えることができました。

PTA本部の皆様をはじめ,保護者の皆様,地域の皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。

コロナ禍における学校教育活動ということで,子どもたちの活動には様々な制約がかかってしまいましたが,この1学期は少しでも日常を取り戻そうと,どの学年も「新しい生活様式」の中でできる学習活動を工夫して行ってきました。

活動中の子どもたちの笑顔を見るたびに,一日も早くマスクを外して思いっきり学校生活を楽しめる日が来ることを願う毎日です。

明日から,42日間の長い夏休みが始まります。

子どもたちは夏休みを迎えるにあたり,それぞれ夏休みのめあてを立て,計画を立て,規則正しい生活を目指しています。

ご家庭でも,その内容をご確認いただき,子どもたちが有意義な夏休みを過ごせるよう,ご支援ください。

外で遊ぶ際や出かける際には,交通ルールを守り安全に留意するよう指導しています。

また,公園など公共の場の利用の仕方についても指導をしています。

長い夏休み。子どもたちの気持ちが緩んでしまう部分もあるかと思いますので,気になる点がありましたら,保護者の皆様,地域の皆様から子どもたちに声をかけ,注意をしていただければ幸いです。

学校では,2学期に子どもたちがのびのびと学習できるよう,学習内容や学校行事の取り組み方などについて検討を進めております。

9月1日に,子どもたちの笑顔とともに実り多き2学期がスタートできるよう,職員一同力を合わせて準備して参りますので,今後ともご理解とご支援のほどよろしくお願いいたします。

                       高野山小学校 校長 中野 直美 

              

                            

 

 

 

6月の全校集会「四葉のクローバー」

本日,放送にて6月の全校集会を行いました。

そこで,次のようなお話をしました。

 

 みなさんは,保健室の前に四葉のクローバーの掲示物があるのを知っていますか?

 「クローバーの3つの葉は「希望」「信仰」「愛情」を,そして4つ目の葉は「幸運」のシンボルとされているとか…。この中に四葉のクローバーがあるかもしれません。見つけられたらラッキー」と書かれているのを見て,一生懸命探したのですが,残念ながら校長先生には見つけられませんでした。

 この「幸運のシンボル」とされている四葉のクローバーですが,4つ目の葉は,実は,誰かに踏まれたりして傷ついたことによってできたものなのだと知っていましたか。

 クローバーの葉は,小さい赤ちゃんの葉がだんだん大きくなってできるのですが,小さい赤ちゃんの葉のうちに踏まれたり,傷つけられたりすると2つに分かれてしまうことがあるそうです。そうすると,クローバーはその傷を治そうとして,たくさんの栄養を出して,2つに分かれてしまった赤ちゃんの葉は,それぞれ大きな葉に育ち,四葉のクローバーになるのだそうです。

 幸運のシンボルと言われる四葉のクローバーは,傷ついた葉っぱが,その傷を治そうとする力で生まれたものなのです。

 生き物のもつ力ってすごいですね。そんな風に生まれた四葉のクローバーだから,運よく見付けられると,そのすごい力のおすそ分けがもらえて幸せになれるのかもしれないですね。

 毎日の生活の中で,うまくいかないことがあって落ち込んでしまったり,元気をなくしてしまったり,悩んだりして,心がちょっと痛くなることがあります。そんな時は,これを乗り越えることができた時には,きっとクローバーの4つ目の葉のように,新しい何かが生まれると信じて,校長先生は頑張るようにしています。

 みなさんも,何か辛いことがあったときには,クローバーの4つ目の葉のことを思い出してちょっと勇気を出してみてください。一人で乗り越えることは難しいかもしれませんが,そんな時には,周りのお友達や先生,おうちの人たちの力を借りて乗り越えて,一枚葉っぱを増やすように成長してほしいなと思います。

 また,周りにいるお友達や家族が,なんか元気がないな,辛そうだなと気づいたときには,そのお友達や家族が新しい葉っぱを手に入れられるように,力を貸してあげてください。

 楽しいことも,つらいことも,たくさん経験して,みなさんが素敵に成長していくことを楽しみにしています。

保健室の前の掲示物です。

追伸: この日,保健室前の廊下を掃除していた5年生が,「校長先生,四葉のクローバーを見つけたよ」

と言って,その場所を教えてくれました!

 四葉のクローバーを見つけられずに困っていた私に,早速,力を貸してくれたのです!

 とっても,幸せな気持ちになりました。

                      高野山小学校 校長 中野 直美