校長室から
校長室から~5月を振り返って
運動会を振り返って考える
校長 安田 憲司
5月25日の運動会は、たくさんの地域・保護者のみなさまにお越しいただき誠にありがとうございました。残念ながら酷暑のためプログラム23番の2年生「大玉ころころ」から、6月8日の1日参観日午前中へ延期となってしまいました。過日ご案内文書を発送してありますのでご覧いただき、お時間がございましたら学校まで足を運んでくださると、児童の励みになります。
今回は、暑さ対策として全児童を冷房のきいた教室へ戻す15分休憩や、お昼休憩時のエアコン完備の全教室開放など、さまざまな対応をいたしましたが、それだけでは十分ではないと考えています。そこで、現在、次年度以降の運営について、気候の変動に伴う対応も考慮に入れ、どうしていくのか職員と相談し、いろいろな対策を検討しているところです。今後PTA役員の方々にもお図りし、年度内には一つの結論に導く所存でありますので、今後ともご理解ご協力をお願いいたします。
さて、5月15日のお昼の放送で放送委員会の児童からインタビューを受けました。テーマは、「校長先生の休日の過ごし方」です。
私の休日は、よくドラマや映画を見ています。子どもたちに紹介した曲は、「ボヘミアン・ラプソディ」という映画に出てきた「ウィ・ウィル・ロック・ユー」(英語: We Will Rock You)」という曲でした。放送室の中で高学年の児童がよく知っていると口ずさんでいたのが印象的です。音楽は、心を豊かにしますし、音楽をとおして心が通じ合うこともあります。実際、映画を見ながら同年代の方々と大変盛り上がりました。
最近は、「アベンジャーズ・エンドゲーム」を見て感動しました。
また、私は、音楽を聴くことや作詞・作曲もよくしています。休日は、自分の部屋でギターを弾きながらよく歌っています!これまでにたくさんの曲を作ってきましたので、機会があれば集会等で紹介したいと思っています。
では、雨の季節6月になります。運動会後は、「わかる授業づくり」に向け、校内研究会も予定されておりますので、その様子は、ホームページ等でお知らせしていきます。
今月も、どうぞ、よろしくお願いいたします。
5月だからこそ必要なこと!
5月だからこそ必要なこと!
~帽子・交通安全・一緒に行動~
校長 安田 憲司
5月に入り、令和と元号が代わりました。世間は、新元号の登場と10連休にわきましたが、よい思い出がたくさんできましたか?
さて、5月というと次の「3つの増える」を思い出します。
1つ目は「紫外線」です。気象庁の観測データによる月別紫外線量から、5月あたりから紫外線量が増えていき、7~8月頃がやはり1番多くなっています。
5月は過ごしやすい気候でも、紫外線は多く、外で活動する時には注意が必要です。運動会練習もあり、学校では十分に気をつけていきますが、天気によっては帽子をかぶることもおすすめします。ただし、風で飛ばされて、交通事故になることもあるので、帽子にゴム紐を付けるなど工夫も大切です。
2つ目は、小学生の交通事故です。警察庁の集計で2014年からの5年間に歩行中の交通事故で死亡したり重傷を負ったりした小学生は全国で合計3276人、月別では5月の349人が最も多かったことが分かりました。特に小学校1年生の増加が目立っているそうです。また、内容別では「下校中」が多く、6割以上が「飛び出し」や「横断違反」などが報告されています。
また、県内では、小学生が、停車中や走行中のバスや乗用車を触る事案が起きています。交差点等で速度を落とした際に触るようです。大変危険なので学校は十分に指導していきますが、ご家庭でもお願いします。
3つ目は、「忘れ物」です。年度初めは緊張していることや、保護者の目が行き届いているので少ないのですが、5月に入り、慣れてきたところで増加してきます。「忘れ物はない?」という声かけも大事ですし、前日の夜に親子で一緒にそろえる習慣も大切です。親が全てやってあげるのではなく、お子さんと一緒にすることで身に付いていきます。鉛筆を削ることや、必要な物をランドセルに入れることを繰り返し一緒にお願いします。(学習に関係ないものは持たせないでください。)
最後に、4月19日に行われた学習参観・懇談会の際には、授業参観後に保護者全体会(学校経営説明・職員紹介)とPTA総会を実施したのですが、体育館に用意した椅子に座りきれない保護者のみなさまにお集まりいただきました。保護者のみなさまの本校の教育活動に対する高い関心度と共に、力強いご支援をいただいていることを感じました。ありがとうございます。今月は運動会もありますので、どうぞよろしくお願いいたします。
なかよく・すすんで・げんきよく!
自立した児童の育成を目指して
「なかよく すすんで げんきよく」
~ 平成31年度のスタート ~
校長 安田 憲司
今年度より高野山小学校でお世話になることになりました、安田憲司と申します。香取市立山倉小学校から異動して参りました。子どもたちのためにがんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
4月1日の校内辞令交付式では、新しく仲間入りする16名の教職員が高野山小学校の先生方にあたたかく迎えていただきました。初めて聞いた校歌。そして全職員で唱和した「なかよく・進んで・元気よく」の高小スローガン!さわやかな笑顔とキラキラした目の先生方と出会った感動は、きっとこの後も忘れません。
さて、今年度もこれまで同様「なかよく(徳育)・進んでなかよく(知育)・元気よく(体育)」の合い言葉のもと、自立した子どもたちの育成に向かって、質の高い教育活動が行えるよう教職員一丸となって取り組んでまいります。
また、4月5日始業式の校長の話では、子どもたちに、高小スローガンに加え、
「明るいあいさつ・だまってそうじ・一生懸命にべんきょう」
の3つに力を入れてほしいこと。この3つの頭文字「あそべ」も大事だという話をしました。学校生活ではいろいろなことが起こると思いますが、最後は「笑顔」で下校できるよう精一杯支援してまいりますのでよろしくお願いします。
最後に新1年生95名を11日の入学式で迎え、平成31年度の教育活動が始まりました。今年度も昨年同様、保護者のみなさま、地域のみなさまのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。「学校職員の働き方改革」へのご理解とご協力を
校長 金子 博之
男性教員5名(管理職を含む)、女性教員2名、この人数は、ある日の朝の部活動実施日、7時に出勤している職員の数です。更に給食調理員、安全管理員も7時前に出勤し、仕事を始めているというのが、高野山小学校の早朝の様子です。
2月14日に我孫子市教育委員会教育総務部長名で出された「学校職員の働き方改革について」という文書には、新年度の4月1日から実施される予定の「我孫子市学校職員の働き方改革推進プラン(案)」の概要が載っていました。保護者のみなさま方にはご理解とご協力をお願いする次第です。どうぞ、よろしくお願いいたします。
文書にもありました通り、
・業務の改善として
① 週1日、18時00分退勤の「ノー残業デー」を設定します。(曜日未定)
② 夏季・冬季休業中の学校閉庁期間の拡大をします。
③ 夜間・早朝の電話対応の時間を設定します。7時00分~18時00分
※委員会の文書では、7時15分からとなっていますが、高野山小学校では朝は7時00分から電話対応をさせていただきます。
④通知票の記載内容を見直します。
学期ごとの通知票の内容を精選していきます。
⑤ 家庭訪問を見直します。
1年生のみ実施し2年生以上は行いません。(ただし面談を希望されるご家庭や担任の方からお声をかけさせていただく場合は、学校での個人面談を実施します。)
・人員体制の整備として
⑥2024年度導入に向けて部活動指導員による支援体制の構築を図ります。
・部活動の在り方に関するガイドラインより
⑦週1日の「ノー部活デー」を設定します。(曜日未定)
※今年度は木曜日でした。
今年度の「学校評価アンケート」で、『ノー部活デーの日も昇降口は、いつもと同じ7時05分に開けて欲しい。』というご意見をいただきました。最初にも書きましたが、部活のある日には、職員は、7時前には出勤し朝の部活動に備えています。ノー部活デーの日には、職員にも遅めの出勤を奨励しています。従いまして、朝の校内体制が手薄となっており、児童の対応ができないという点を考慮し、ノー部活デーの日は、7時40分に昇降口を開けさせていただいております。何とぞご理解とご協力をお願いいたします。
最後に、私事で恐縮ですが、今月31日をもちまして定年退職となります。高野山小学校では、2年間お世話になりました。
保護者のみなさま、地域のみなさまには、日頃よりご支援、ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
今後とも、高野山小学校の児童・教職員へのご支援、ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
先生、うちのクラス、あと何人休んだら学級閉鎖
校長 金子 博之
現在、高野山小学校ではインフルエンザが猛威を振るっています。保護者のみなさまも、我が子がかからなければ良いが・・・とご心配なのではないでしょうか。担任の先生方には、各学級で教室の換気と子どもたちへのうがい・手洗いの励行をお願いしているところですが、すでに先月中旬に1年生の一クラスで、3日間の学級閉鎖を実施しました。また、子どもたちが楽しみにしている「わんぱくタイム」も、感染拡大の恐れがあることから、やむなく中止とさせていただきました。高野山小学校でのインフルエンザのピークはこれからかもしれません。何かとやきもきする季節となりました。
「学級閉鎖を実施するか、しないかというのは、どうやって決まるのですか?」
先日、保護者の方とお話ししている時にそんな、素朴な疑問の声をいただきました。
「先生、うちのクラス、あと何人休んだら学級閉鎖?」と担任の先生に聞いてくる児童もいます。
学級閉鎖は校長の判断で決まり、一定の数的基準とかがあるわけではありません。(学級の児童数の2割が休んだら・・・違います。)風邪による発熱ではなく、インフルエンザとお医者さんから診断された児童が増えてきたクラスがあったとして、その子達以外の他の児童の健康状態が重要なポイントとなってきます。発熱で欠席している児童が、インフルエンザと診断されるなどして、今後右肩上がりに罹患者が増えていきそうな勢いなのか、あるいはクラス内は終息に向かっているのか、インフルエンザだった児童がいつから登校できるか等々を確認し、学校医とも相談しながら、総合的に判断して決めています。
間近に大きな校内行事などが控えている場合には、早めに学級閉鎖を実施し、蔓延を防ぐ対策を講じて、行事を実施するといった場合もあります。
様々な状況を判断材料として、学級閉鎖を行うわけですが、保護者のみなさま方には、ご迷惑にならないよう、お手紙やメールにて事前にお知らせしていきますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
あわせてお願いです。インフルエンザや発熱等での欠席のご連絡ですが、早朝は職員が手薄なために電話に出られないことがございます。連絡帳での連絡をお願いいたします。また、お電話の場合は、7時過ぎにお願いいたします。
(その際、すぐに電話に出られないこともあります。ご了承ください。)
今月もどうぞ、よろしくお願いいたします。
礼儀正しく 誠実な日本人でありたい
新年あけまして、おめでとうございます。本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
高野山小学校の新年早々、1月の学校生活目標は、「礼儀正しい生活をしよう」です。『いいことはおかげさまで 悪いことは身から出たさび』という、相田みつを氏の言葉があります。ここまで徹底して、人間が謙虚になるのは大変ですが、これに一歩でも近づきたいものです。今の社会の状況を見ていると、相手の言葉尻をとらえて批判をしたり、自分に都合が悪いことが起こると他人のせいにしたり、相手が傷つくと分かっていながらいじめをしたり、振り込め詐欺などお年寄りのなけなしの蓄えを巻き上げたり、あおり運転で相手の運転手を脅かしたりと、悲しいことが多すぎるように思います。
江戸時代に日本を訪れた外国人の多くが、日本人の礼儀正しさ、誠実で親切であること、誰もが学ぶ意欲を持っていて教養があることなどを本国への手紙や書物にして、驚き、敬意を表しています。もちろん、多くの日本人は今もそうであると思いますが、そうでない人が増えていることもまた、事実として認めざるをえません。
昨年の10月に日本のパスポートが世界最強になったというニュースがありました。「パスポート・ランキング」で、日本がビザなしで行ける国が190カ国で、世界一になったというものでした。もちろん、これには経済的な理由や、国家間の取り決めなど、様々な理由があるわけですが、私は、一人の日本人として、このことをうれしくそして誇らしく思いました。なぜなら、日本人なら信頼できる、大丈夫と世界が認めてくれたと感じたからです。
礼儀正しく、誠実な日本人であり続けたい。そう考えるのは私だけでは無いはずです。そうは言っても、毎日のせわしい生活の中で疲弊し、悩みや苦しみが重なって、時には怠け心が頭をもたげたり、悪い考えが浮かんだり、卑怯な気持ちがよぎったりしそうになります。年が改まり初詣に出かける一月です。悪い心を払って、いいことがあったらそれは身の回りの人のおかげ、悪いことがあったとしたらそれは自分に大部分の原因があったというくらいに相田みつを流に考え、今年は過ごしたいものです。
本年もご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
社会体験のできる冬休み
校長 金子 博之
今年も残すところ僅かとなりました。今年も、子どもたちが学習も生活もがんばり、仲良く過ごすことができました。これも保護者、地域のみなさまの子どもたちのため学校運営や教育活動にご理解とご支援をいただいたお陰と感謝しております。ありがとうございました。
冬休みは短期間ですが、年末・年始を含むので、子どもたちは様々なことを体験できます。
〇年末・年始の家の仕事を手伝い、仕事体験ができる。
〇1年を振り返って、良かったことを確認して新年に続け、良くなかったところを反省し、自分をよりよくすることができる。
〇年末・年始のさまざまな行事に参加し、日本の伝統・文化、習わしなどに触れることができる。
〇新年に当たって、今年の目標を決め、これからがんばることをはっきりさせることができる。
〇年末年始は、たくさんの人と出会うことができ、礼儀、挨拶、言葉遣い、人とのかかわり方などの社会体験ができる。
〇年末助け合いなど、世界の子どものために行動する機会がある。
以上のように貴重な体験ができるのが冬休みの特徴です。
更に、常日頃から学校でも指導していますが、「交通事故、誘拐、変質者か
らの被害、携帯サイト、万引きなど悪いことへの誘惑など」にあわないように
十分に話してあげてください。1月7日始業式の日に、元気な子どもたちの笑
顔に会えることを楽しみにしています。
どうぞ、みなさま良いお年をお迎えください。
看脚下
校 長 金子 博之
校長室の月めくりカレンダーがいよいよ今月と来月の2枚となりました。月日がたつのは本当に早いものです。季節も同じです。高い山からは初冠雪の便りが届き始め、高野山小学校でも体育館脇のイチョウの葉が、黄色く色づいて、秋の深まりを肌で感じることができる頃となってきました。
子どもたちは今、11月9日の合唱祭、10日のふれあい祭りでの合唱発表に向け練習に余念がありません。当日は、子どもたちが一生懸命に歌う姿をお見せできることと思います。どうぞ、お楽しみに。
さて、昨年度本校に着任して真っ先に取り組んだのが、「あいさつ」と「靴を揃える」ということでした。あいさつについては、全校朝礼で児童に話をした際に、使用した掲示物を児童昇降口にしばらく掲示していましたので、保護者や地域の皆様の中にもご覧になった方がいらっしゃるかもしれません。
『 さきに 目をみて にこにこ あいさつしよう 』という水色の掲示物でした。おかげさまで、朝、学区を歩いていると子どもたちは本当に元気よくあいさつをしてくれるようになりました。『さきに』というのは実は難しいのですが、低学年の児童の中には、実践してくれている子が何人もいて本当にうれしい限りです。あいさつについては、児童会でも毎週木曜日の朝に「あいさつ運動(はっきりあいさつ、とまっておじぎ)」を実施しています。更に地域の方々にも照れずに元気よくできるようになればいいのですが・・・課題だと認識しています。
このあいさつと同時に、昨年のうちから子どもたちに意識させたいと考えていたのが、「靴を揃える」ということでした。あいさつができるようになり、そして「靴を揃える」ことができるようになれば、本校の学校教育目標「自立」は、到達できたと考えても良いとさえ思っています。
禅の言葉で、看脚下(かんきゃっか)というものがあるそうです。意味は字の如く、脚下を看よ、自分の足下をよく見なさいという意味です。看るという字には、看護師の看という字からもわかる通り、「世話をする」という意味も含まれているそうです。お寺や他人の家にあがる際に、足下を世話する・・・つまり履き物をそろえなさい。という教えなのだそうです。
私は、毎朝児童の靴箱を見ることが日課となっています。高野山小学校の子どもたちの七割の子どもたちは、靴をきちんと揃えています。きれいに整った靴箱を見ると、私の心も穏やかになりますが、乱雑に乱れた靴を見ると、この子は今朝、何かあったのだろうか。兄弟げんかでもしたかな?親に怒られたかな?と気になってしまいます。靴一つからでも、そんな心の変化がわかるものです。
靴を入れるという作業は、ほんの些細な作業ですが、一歩ふと立ち止まって、自分の気持ちを落ち着かせる。さらにはしっかりと切り替える、そんな作業にしてほしいと願っています。
保護者の皆様、地域の皆様、今度高野山小学校においでの際は、是非、子どもたちの靴箱をご覧ください。その時、きれいに並んでいたらそれはうれしいことですが、もし、乱雑に入っている靴があったら、『落ち着いて』と、そっと直していただけたら幸いです。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。
自分の身を守るのは自分だと言うこと
校長 金子 博之
すでに高野山小学校のホームページでお知らせしていたことですが、夏休み中の部活動に参加をするため、「いきなりステーキ」前の横断歩道を渡っていた児童が、赤信号で突っ込んできた車と接触するという事故がありました。幸いにも怪我の程度は軽傷でしたが車はそのまま走り去ってしまいました。当て逃げ事件です。警察にも通報し、現在捜査中となっています。子どもたちには、改めて青信号でも右、左をしっかりと確認するよう指導しました。ご家庭でも注意喚起をお願いいたします。
7月 159回
8月 131回
9月 388回
この数字は、何の数字でしょうか・・・・
そんな問いかけから10月の「全校朝礼」は話を始めました。
実はこの数字は、日本全体の月別の「地震発生回数」なのです。(震度1以上)保護者・地域のみなさま方もご承知の通り、日本は地震の国です。9月上旬にも北海道で大きな地震が発生し、甚大な被害をもたらしました。地震はいつ、どこで起きるか分かりません。
10月の「全校朝礼」では、もしも登下校中に地震に遭遇したら、どのように対応すれば良いのか、ということについてDVDを見ながら具体的に話をしました。
① ブロック塀や自動販売機など倒れてきそうなものから離れる。
② 身を低くし、ランドセルなど丈夫なもので頭を保護する。
③ 丈夫な建物が近くにあれば避難する。
交通事故にあわないようにするのも、地震への対応も自分の身を守るのは自分という意識を子どもたちには常に持っていて欲しいと思います。守ってあげたくてもそこに大人はいないという場面があり得ます。だからこそ、そうした意識が必要になります。
今月も、どうぞ、よろしくお願いいたします。
地域の子は地域で育って欲しい
校長 金子 博之
楽しかった夏休みが終わり、高野山小学校に子どもたちの元気な声がもどってきました。子どもたちの明るい声は、活気があっていいですね。こちらも元気になります。
今年は大変暑い夏休みでしたが、そればかりではなく西日本の地域では、記録的な大雨の影響で、各地で土砂崩れや河川の氾濫が相次ぎ、大きな被害が出てしまいました。ご親戚の方が被害に、というご家庭があるかもしれません。一日も早い復興を心より願っております。
さて、6月9日の読売新聞の読者欄に次のような投稿記事が載っていました。
女の子に声かけ 迷惑かけた 幼稚園職員 ○○ ○○ 75歳
交差点で信号待ちをしていると、ピカピカのランドセルを背負った女の子がやってきた。「お帰りなさい。車に気をつけて、おうちに帰ってね」と声をかけると、突然、女の子がランドセルに付けていた、防犯ブザーが鳴り響いた。
逃げるように横断歩道を渡っていく。女の子の後ろ姿を見て、知らない人に声をかけられたら、ブザーを鳴らすようにと家の人から言われているのだろうと思った。どんなに怖い思いをさせてしまったことか。
顔見知りの卒園生だと、「はーい、気をつけて帰ります」とニコニコ応答してくれるので、知らない子どもにも同じように声をかけてしまったのだ。やはり、おせっかいだったろうか。自分では、親切なことをしたと思っても、かえって、迷惑なことがあるのだと痛感させられた。
どんなに怖い思いをさせてしまったことか。・・・この方は、反省しているような言い方をしていますが、これが、現在の社会の様子だとすると、悲しいことですね。善意が善意とならないわけですから。
幸いにも高野山小学校の学区で同じことが起きているという話は聞きませんが、保護者のみなさま、各町内会にお住まいのみなさま方の中には、少なからず、よその子には気を遣い、この新聞記事の方と同じよう気持ちで過ごしている方がいるかもしれないと感じ、学校にできることは何かと考えました。
現在、我孫子市では「我孫子市子ども見守り隊」という組織を立ち上げ、保護者、地域の方々に子どもたちの見守り活動をお願いしています。しかし、そのことを肝心の子どもたちに紹介していませんでした。そこで、9月3日の始業式の日に、「我孫子市子ども見守り隊」の活動の紹介と、実際に登録いただいている保護者の方々数名に、学校に来ていただき、子どもたちに紹介させていただきました。(安全管理員の今井さん、三枝さん、千葉さんと交通安全推進隊の古賀さんも同時に紹介させていただきました)
これで、少なくともこの人は不審者?ということはなくなるはずです。大人も子どもも安心して会話ができる。あいさつのあふれる高野山小学校に一歩近づけたかなと考えています。地域の子は地域の中で育って欲しい。・・・心からそう願っています。
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