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大成功!林間学校

 4日()~6日()、2年生は林間学校に行ってきました。福島県裏磐梯を中心に、自分たちが総合学習で学んできた自然について検証したり、現地の方たちとの触れ合いを通して、学校では決して得ることのできない貴重な学びを手にするための旅です。

 初日、現地についたときには激しい雨と風、10℃前後の寒さ、バスの中で早目の昼食をとりながら、この先どうなることかと心配しましたが、いくつかのコース変更は余儀なくされたものの、雨はおかげさまで小休止、現地ネイチャーガイドさんたちの案内によって素晴らしい自然観察体験ができました。ガイドさんの説明を一言一句漏らさずに聴こうとしている生徒たちの真剣な表情が印象的でした。

 宿舎についてからは飯盒炊飯です。時間的な厳しさはありましたが、逆にその分だけ全生徒が一人残らず作業に没頭し、見事な各学級・各班の協力態勢を見ることができました。その後の入浴やリーダー会でも生徒たちは臨機応変に動き、無事1日目を終了しました。

 反省会では様々な課題や問題点が発言されましたが、私からは「集団でただ山歩きしているだけの学校もある中で、君たちの林間はしっかりとした目的をもったレベルの高いものだ。レベルが高ければ当然課題も多くある。初日よりも2日目、2日目よりも3日目にどんどんよくなっていく林間にしよう」という話をしました。

 2日目は前日とは違ったメンバー・コースでの学習です。生徒たちはコースを回りながらガイドさんに積極的に質問したり、自分たちが学習したこと以外の新しい発見をしようと真剣な眼差しで山歩きをしました。ガイドさんから教えてもらった植物を自分でも見つけたり、不思議な虫を見つけてガイドさんに報告するなど、昨日以上に自然観察を楽しんで感動的な体験をすることができました。

 2日目の夜はキャンプファイヤーでしたか、担当者の見事な企画もあって、学級の発表やフォークダンス・歌と本当に学級・学年が団結して最高の時間を過ごし、一生の思い出をつくることができたようです。

 3日目は班ごとに地元の農家にお世話になり、農業体験をしながら現地の方と触れ合います。今まで経験したことのない作業に戸惑っている様子もありましたが、農家の方たちに丁寧に教えていただき、楽しそうに仕事に励んでいました。畜産農家ではトラクターの運転まで体験させていただき、たくさんの笑顔が見られた3日目だったと思います。それぞれの農家で収穫した新鮮な野菜は、お昼ご飯のおかずとして出され、なかなか味わうことのできないとれたてのみずみずしい野菜や現地の特産物などに舌鼓をうっていました。

 最後の閉校式では、実行委員全員からしっかりとこの林間学校の成果と課題が述べられました。学年集団のよさや具体的に一人ひとりが頑張っていたことについても話があり、リーダーとして成長した姿が感じられました。このように「団結力を深める」という林間学校の目標を達成した2年生の生徒たち、この後、この経験を糧にした学校生活での活躍や次の修学旅行に向けての頑張りを楽しみに、また期待して見守っていきたいと思います。

 

※林間学校の様子(写真)は「生徒の活動」のページをご覧ください。

市内陸上大会での頑張り

 28日()、第52回我孫子市中学校陸上競技大会が行われました。これは陸上部の大会ということではなく、東葛駅伝大会と同じで学校全体で代表選手を選出し、学校をあげて応援を含めた取り組みをしていくものです。

 このような大会であるため、いつも書いていますが、生徒数が圧倒的に少ない本校はエントリーする選手の人数も含め、高い得点をあげることが難しい面があります。そんな状況ではありますが、選手たちはこの1か月間、多くの先生方や学級の仲間の支援を受けて本当によく練習に励んで力をつけてきました。私からは「練習10で本番8というのが定説だけど、今日の試合でそれを10以上にするか、8のままか、それともそれ以下になってしまうのか。他校と競うことも大事だけれど、まずは自分自身に挑戦してほしい」という話をしました。

 そして、試合ですべての選手たちは自分のためだけではなく、「チーム布佐」のために全力を尽くして頑張りました。怪我で出場できなかった選手がいたこともあり、総合得点は残念ながら6位という結果でしたが、標準記録を突破して県通信大会へとコマを進める選手が、昨年の1名から5名へと大きく躍進しました。5名の生徒には、県大会でも自らの力を存分に発揮することを期待するとともに、今回の練習と試合で学んだことを自分たちの所属している部活動やこの後の駅伝へと活かし、さらに成長してくれることを願っています。

5月の全校集会

 20日()、全校集会が行われました。テーマは各学年目標と学級目標、およびそこに込められた願いについての発表です。1年生は初めて全校の前で話した生徒も多かったと思いますが、堂々と自信をもって自分たちの学年・学級を語ることができたように思います。2・3年生も同様で、さらにそれを受けてコメントする生徒会の進行ぶりもたいしたものでした。

 生徒会長からは、学年目標と学級目標のつながりが明確でよかったという評価と常に目標を頭に入れて頑張ってほしいという話がありました。

 私からは、①学年目標は学校教育目標「自主」と「共生」を受けて創られていること、学級目標は生徒会長が話したように学年目標を受けて創られていること、だから言葉自体はなくても、それぞれの学級目標の中には、必ず「自主」と「共生」への願いが込められていること。②学級目標を全員が常に意識するためには、毎日の具体的な行動目標の決め方と学級への投げかけ()がポイントになること。③学級目標は1年後に君たちの学級がゴールした姿であることをイメージして仲間とともに歩んでいくことなどについて話しました。

 初夏の日差しが降り注ぎ、かなり気温も高い体育館の中での今年度初めての集会でしたが、全校生徒しっかりと集中して参加できていました。来月はいよいよ生徒総会が行われます。生徒会中心に準備を進めていますが、さらに素晴らしい「生徒の、生徒の手による、生徒のための総会」となるよう期待しています。

市長室を訪問して…

 13日()、吹奏楽部の生徒2人を引率して市役所に市長を訪問しました。教育長と教育委員会職員にも同席をしていただき、30分ほどの時間でしたが、緊張気味で表情が強張っていたとはいえ、生徒には大変有意義で貴重な時間になったと思います。終わりには、市長から「これから先の進路で、どんなに進んだりどんな活動をしていくかまだわからないと思うけど、何をやるにしても一生懸命に行うことがきっと次に役立つから頑張ってほしい」というお話をいただきました。

 さて、順序が逆になってしまいましたが、何故2人の生徒が市長を訪問することになったかについてです。吹奏楽部がこの3月、春のコンサートを開催して大盛況であったということは既にお知らせ済みですが、毎年、その場で東日本大震災の復興支援に利用していただくためのチャリティー募金を行っています。いただいた募金については、東北地方の陸前高田氏と我孫子市に寄贈しており、13日は我孫子市に贈る募金を市長に届けに行ったということです。

 吹奏楽部の生徒が代表して訪問させていただきましたが、言うまでもなく、これは生徒たちの頑張りはもちろん、地域のみなさんのご協力あっての賜だと思っています。改めて感謝申し上げるとともに、引き続き吹奏楽部を始めとした本校へのご支援・ご協力をよろしくお願い致します。

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(クリックしてご覧ください)

大健闘、布佐中部活動・バレー部県大会出場

 5月3日()、ふさ新緑祭りに吹奏楽部が招かれて演奏を行い(「生徒の活動」に写真を掲載しています)、大勢の地域の方々から大きな声援と拍手をいただきました。

 そしてここ2週間、他の部活動も春季市内・葛南・東葛大会に大熱戦を繰り広げています。入部したばかりの1年生が活躍している部、入賞こそ逃したものの、いつものことながら布佐中の何倍もの部員数を有している学校と大接戦を展開し、延長戦の末に勝利をつかんだ部、同じような状況で僅かに1点差に泣いた部、最後の最後に(勝ちをあせってか?)守りに入ってしまい逆転を許してしまった部、結果は様々でしたが、どの部にも共通して言えることは、普段の練習に一生懸命取り組んでいる分、本当にすべての生徒(試合に出ていない応援の生徒も含めて)が勝利をめざして、プレーも応援も一瞬たりとも気を抜くことなく、全力投球していることです。今回はそんな部活動の中から、3月に葛南大会を制したバレー部が見事に東葛大会3位入賞を果たし、6月に館山で行われる県大会への出場権を手にしました。晴れ舞台で伸び伸びと、自分たちの力を思い切り発揮してほしいと願っています。それ以外の部も夏の総合体育大会に向け、さらなる努力と活躍を祈って応援していきたいと思います。

 それぞれの部活動で会場まで足を運んでいただき、たくさんの声援を送っていただいた保護者のみなさまに改めて感謝致します。生徒たちの大きな励みとなっていますので、引き続きの応援をよろしくお願いします。