日々の様子

日々の様子

5年生 炭づくりの予行練習

5年生は、来週火曜日に森林総合研究所で竹炭づくりを行います。

その予習として、炭ができる原理を学び、割りばしでミニチュア炭を実際に作ってみました。

 

多摩地域は、炭づくりが盛んな地域でした。養蚕と炭づくりは、稲作・畑作の隙間を縫って作れる、貨幣獲得のための重要な産業だったのです。

炭づくりは、コナラやクヌギを使って、30年ほどの樹齢のものを切り倒したものを炭にします。

きれいな菊の御紋のような質の良い炭ができます。

30年で伐採したコナラやクヌギは、実は再生していくのです。それ以上放っておくと、伐採しても再生は難しくなるのだそうです。

昔の人々は、そうやって、自然の恵みを循環させて、共存していたのですね。学ぶべきところがあるはずです。

 

さて、炭づくり。

まずは、アルミホイルで覆った割りばしを、火に炙っていきます。いわゆる蒸し焼きです。

白い煙が出なくなったら、そろそろ蒸し焼き完了です。

  

 

蒸し焼きが終わったら、一瞬水につけて冷まします。

 

そうすると、アルミホイルをはがすときに熱くありません。

 

割りばしの形そのままの炭が出来上がりました。

 

来週は実際に地面にくぼみを掘って、竹を炭にします。

竹自体は体積が小さいですから、古来からの使用法である熱源の炭としての実用性は劣ります。

ただ最近は、熱源としての活用ではなく、炊飯器に入れておいしいお米を炊いたり、ふろに入れて水を浄化させたり、玄関や床下において消臭したりと、さまざまに用途が広がっているようです。

出来上がったら、自宅に持ち帰りますので、ぜひご活用ください。

 

プールが結氷しています

今週頭から、北日本では寒波があり、関東地方も雪こそ降りませんでしたがかなり冷え込みました。

ヤギ小屋のバケツの中の水は、毎日凍っていました。

同じように、プールも結氷。

一部が凍るのではなく、全面結氷でした。

写真を撮ったのは11時ごろでしたが、まだまだ全然融けていません。

1年生がプールで観察をしていました。

まさに冬本番ですね。

皆様、暖かくしてお過ごしください。

1月22日(土) 学校公開の中止のお知らせ

 令和3年度はできうる限りの行事や学校公開を行うべく、様々な対策を取り、保護者の皆様にもご協力いただきながら実施してまいりましたが、オミクロン株を含む新型コロナウイルス感染拡大第6波は予想以上の広がりを見せています。

1月22日(土)に学校公開を予定しておりましたが、下記の理由により、大変残念ですが学校公開を中止といたします。1月22日(土)は、授業参観なし(学校公開なし)の通常授業となります。なお、学校公開に合わせて書き初め展も計画しておりましたが、こちらも非公開といたします(学級だより、ホームページ等でご紹介いたします)

 

(1)都内の新型コロナウイルス新規感染者数が爆発的な増加となっていること。


(2)多摩市内の新規感染者数は、12月(1~31日までで6名)に比べ1月(1~12日までで42名)は15倍以上のペースで増加していること。


(3)多摩市の地域感染レベルが「2」に上がること。


(4)オミクロン株の感染性(従来株比)について、高い可能性があること。(厚労省)


(5)オミクロン株の重篤度(従来株比)について、十分な疫学情報がなく不明であること。(厚労省)


(6)オミクロン株の再感染やワクチン効果(従来株比)について、再感染リスク増加の可能性があり、また、ワクチンの効果を弱める可能性があること。(厚労省)


(7)2回目までのワクチン接種率は、20~40歳代で80%前後、50歳代以上は90%を超えていますが、12歳未満の児童は接種をしていないこと(6年生の一部が接種している状況です)。


(8)学校でのクラスターの発生を防ぐために、日常生活で他者との接触の場面を少なくする必要があること(ご家庭のきょうだいの受験シーズンも始まっています)。


(9)感染の発生による学級閉鎖、学年閉鎖、学校閉鎖に伴う、学習内容の未履修を防ぐこと。

 

重ねてご理解のほど、よろしくお願い致します。

 

↓本日配布したお便り。↓

01.14+学校公開中止のお便り.pdf

感染拡大予防に引き続きご理解・ご協力をお願いします

昨日は都内の新規感染者数が3000人を超すなど、毎日1000人ずつの大幅な増加数になっています。

現在の感染の9割を占める(都知事談)といわれているオミクロン株の感染力が非常に強そうであることは感染者数の増加からも明らかですが、重症化率やワクチンの有効性などはまだ知見が積み重なっておらず、不明のままに感染者数が増加している怖い状況です。

小学生は6年生で12歳の誕生日を過ぎて接種できた児童以外は、ワクチン未接種です。

都内小中学校では、今週に入って児童・生徒、保護者、教職員が感染したとの情報が多く出てきています。

年が明けてから宿泊行事が前日に中止となった学校、受験シーズンが始まったところに学級閉鎖となった中学校など、急転直下の勢いとなっています。

多摩市内の新規感染者数も、1月1日~12日までは32名でしたが、昨日は20名と一気に増えました。

(もっとも、12月1日~31日はわずか6名でしたが)

校内でクラスターを発生させないためにも、学校でも感染症予防対策を継続していきます。

ご家庭における対応としても、引き続き下記のご協力をお願い致します。

 

(1)毎朝の健康観察、検温、及び記録を確実にお願いします。子供任せにせず、必ず保護者がお子さんの体調を確認してください。


(2)児童自身やご家族(きょうだい含)が陽性となった、PCR検査を受けた、濃厚接触者に特定された場合は、登校を控え、学校まで電話にてご連絡ください。


(3)土日祝日、平日夜間に学校への連絡が必要になった場合は、多摩市庁舎管理室 042-338-6855 にご連絡ください。庁舎管理員が状況を聞き、学校に連絡を取ります。


(4)児童自身やご家族(きょうだい含)の体調不良(鼻水・咳・風邪気味等)・発熱の場合は、登校を控え、電話もしくはWeb欠席連絡フォームにてご連絡ください。


(5)ご家族(きょうだい含)が体調不良で児童が登校している場合、早退をお願いする場合もあります。


(6)児童が学校にて体調不良・発熱となった場合は、学校から早退の旨を連絡の上、保護者によるできるだけ速やかな引き取りをお願いします(きょうだい含)。


(7)ご家族に感染を防ぎたい事情があり欠席させる場合や、感染不安によって欠席する場合など、お電話にてご連絡ください。


※(2)~(7)いずれの場合も、欠席とはならず、出席しなくてもよい日(出席停止)の扱いとなります。


(8)児童が欠席する際、自宅で学習することが可能な体調の場合は、希望によりオンラインにて授業に参加することができます。欠席連絡の際にお申し出ください。


(9)外出する際は、少人数で混雑している場所や時間を避けて行動してください。

6年生 SDGsカードゲーム

6年生の「総合的な学習の時間」は、いよいよ小学校の総まとめの段階に入ります。

現在の地球や世の中がどうなっているのか、それに対して私たちは何ができるのか、そんなすそ野の広い「持続可能な社会づくり」ど真ん中の学習になります。

そのとっかかりとして、昨日、GiFTの方々をお呼びして、「SDGsカードゲーム」を行っていただきました。

各クラスたっぷり2時間ずつの学習です。

まずはこんな命題。

そう、子供たちはこの時ちょうどハタチです。

真剣に20歳の自分はどうなっているか、どうなっていたいか、話し合います。

 

 

 

 

次に、視野を広げて、自分が社会に出たときに、どんな仕事を進めていくか、を考えます。手持ちの資金(カード)をどう使っていくか。人生ゲームのような展開で進みます。

様々な分野に投資して、社会を発展させて便利になるとともに、財もなしていきます。「経済」の発展です。そう、ここまでは、どちらかというと個人個人の幸せの追求です。

ところが、それが行き過ぎると、「環境」や「社会」の成熟を阻み、バロメーターが危険信号になっていきます。

そこで、「社会」貢献的な事業、「環境」に配慮したり、守ったりする事業にも投資をしていきます。

 

そうすることで、バランスの取れた社会の発展につながっていきます。

未来は、「自分の幸せ」=「みんなの幸せ」が実現しないと持続可能な社会につながりません。

しかし、より効率的で環境負荷をかけずに皆が幸せになるためには、「発展」も欠かせません。

こんな「経済」「社会」「環境」のバランスを取りながらの発展が不可欠です。それを学んでもらうゲームでした。

 

ご存じSDGsのアイコン。

1段目が「社会」を表し、2段目が「経済」、3段目が「環境」と言われます。

このバランスは大事です。

日本は世界で一番このロゴが市中にあふれているのだそうです。

周知の段階は終わりました。残りあと8年。どう実行してゆくのかに私たちの未来はかかっています。

6年生がこの学習を終えてどんな結論を導くのか。6年間の学びの成果が表れます。楽しみです。