最近の学校の様子から

学校の様子

校長室の窓から140


図工室をのぞくと6年2組が授業をしていました。

担当教員の指導計画を見ると、「ふうせんはりこ」という題材で、膨らませた風船に水とボンドを混ぜた液体を使い、キッチンペーパーを貼り付けて形を作るようです。
そして乾くと風船がしぼんでも張り子の形が残り、それに様々な絵付けなどの装飾をしていくようです。

風船に次々とキッチンペーパーを貼り付けていく作業が楽しいらしく、学級担任の教員も含め楽しそうに活動していました。
児童にとってこういう心が開放されるような活動が、必要なんだなぁと感じました。
どのような作品が仕上がっていくか楽しみです。 

校長室の窓から139


3時間目に校舎内を回っていたら、廊下を上手に間隔を空けて静かに歩いて移動している児童たちを発見しました。
どうやら図書室に向かう2年2組の児童のようです。引率する非常勤教員から「歩き方が上手だね。」と褒められながら移動していました。

付いて行くと、やはり図書室に入り上手に間隔を空けて席に座りました。
以前にもご紹介したように、図書室で1学級全員が読書を行うことはできず、学級の半数ずつが図書室に行って本を借りて、教室で読書をします。
図書室の入り口には、左の写真のように借りた本の返却用のケースが置かれています。返却された本は消毒をして、2日間風を通した後、再び貸し出し可能となります。

今日は、夏休み中の本の貸し出しの話を受けるようでした。
夏休みの日数が減り、本の消毒の手間などもかかるため、今年の貸し出し冊数は、昨年より減るようです。
コロナウィルスは、まだまだ色々な教育活動に影響を及ぼしています。

校長室の窓から138



今日は、2,3時間目に各教室を回りました。

写真は、2時間目の3年2組の国語の授業です。
大松台小学校には、本校が初任の若い教員が沢山います。若手教員は、様々な研修をして力を付けていきますが、今日は、その研修の研究授業でした。

私は、この単元の事前の授業を見に先週もこの教室に来ましたが、授業者は、事前に教育委員会や管理職から指導案についての指導を受けます。
そうして完成した指導案を本校では、他の教員にも配って参観できるようにしています。今日は、何人かの教員が授業を見に来ていました。

今日の授業は、「言葉で遊ぼう こまを楽しむ」の5時間目でしたが、児童は前の時間までの学習経験を生かして進んで学習に取り組んでいました。
この授業については、放課後に授業者と話をします。また、授業を参観した教員からもアドバイスがあると思います。
こうした、教員同士の授業を通した学び合いを一層進め、授業力を伸ばして行きたいと思います。

校長室の窓から137


一斉登校が始まってから4週間。約1ヶ月が過ぎ、少しづつ新しい生活に慣れてきたのかと感じます。
東京都では、ここのところ200人を超える感染者の報告が続いています。不安な気持ちにもなりますが、最大限の感染予防対策を行い、児童の学習の保証のためにやるべきことをやっていきます。

今日も玄関で児童を迎えました。気持ちの良い挨拶が沢山あったので「素晴らしい!」「自分から挨拶していいね!」「挨拶上手!」と褒めまくりました。
そんな中、1名の6年生が近づいてきて「校長先生、描いてきました。」と言って、上の2枚の絵を渡してくれました。

実は、大松台小学校では、教員がお勧めの本を紹介する取組があり、カードに絵と文章を書いて紹介するのです。どの本にするかは決めたのですが、私は絵が苦手なので困っていました。
そんな先週、教室を回っていたら6年生の教室でイラストを描いている児童がいました。他の児童からも認められている児童でとても上手でした。
その後、校長室に戻り、ふと紹介カードとその児童が頭の中で結び付き「そうだ!あの子に頼めないかな?」と考え、見本のコピーと紹介カードを持って6年生の教室に行きました。そして、絵の上手な子にコピーを参考に紹介カードに絵を描いてもらえないかお願いをしました。周りの子からは「校長先生、自分でやらなくちゃだめですよ~。」など色々言われましたが、お願いをしたら快く引き受けてくれました。

それが冒頭の「校長先生、描いてきました。」につながるのです。
本人は、「見て描きました。」と言っていましたが、輪郭の線がはっきりとし、色も鮮やかに再現され、下のコピーより数段上の作品に仕上がっていました。思わず「プロの仕事だねー!」と感心して声をかけましたが、お願いをしてよかったなと思いました。
自分の自由な時間を使って、心を込めて素晴らしい作品に仕上げてくれたことがとても嬉しかったです。本当にありがとう!!!

紹介カードは、木曜日に図書委員が取りに来るので、この後、文章を書いて仕上げます。
大松台小学校の人たちは、いずれどこかに貼り出されると思うので見てください。

校長室の窓から136

午前中、教室を回っていたら、音楽室で6年3組の生き物当番の児童が「校長先生、水槽にエビを入れました。」と報告をしてくれました。
それは、校長室の窓から126で紹介した「藻を食べて鑑賞もできるエビを水槽に投入する」という記事が学級通信に載っていたことが発端でした。毎日教室に行くたびに、水槽をのぞいてもエビがいないので、昨日その子に聞いてみたら「今日獲りに行きます」ということなので楽しみにしていたのです。
報告を受けて、昼休みに教室に行ってみました。いました、いました。8匹投入したそうです。右側がエビちゃんの写真ですが、ピンボケですみません。

 6年3組の水槽            エビちゃん

エビつながりで思い出したことがあり、帰りに5年2組の教室に寄りました。
校長室の窓から99で「教室の水槽に苔が生えていて見にくいので、苔を食べるエビを持ってきた。」という話を紹介しましたが、その後の小さなお掃除屋さん(エビ)の仕事ぶりを見に行きました。
お仕事の成果か水槽の中が見やすくなって、エビちゃんの姿も確認できました。
そして大きな水槽の隣には、小さな水槽があり、写真には写らないような小さなメダカの赤ちゃんが沢山泳いでいました。
地域も教室の中も命がいっぱいで素晴らしいです!

 5年2組のメダカの水槽        子メダカたち