校長室のひとりごと
校長室のひとりごと「校長面接」
今年も3年生全員と「校長面接」を行っています。3年生はいよいよ受験生と呼ばれる時期になってきました。3年生一人一人が、どんな生徒なのかをより詳しく知るために直接1対1で面接をします。生徒達は、予め学級で所作を覚え練習したり、言葉遣いなどに意識し練習したりと、校長面接に臨んでいます。3年生にとっては面接試験の予行練習の場、受験生としての自覚を持つきっかけになっています。面接で質問する内容は「得意な教科、苦手な教科」「長所と短所」「今現在考えている卒業後の進路」などいたって簡単な質問ばかりです。それでも生徒達にとっては滅多に入ることのない校長室という場所で、校長と1対1で質問されるわけですから、予め考えていた回答も緊張のためか真っ白に吹っ飛んでしまう生徒も少なくありません。しかしそれこそが予行練習、入試までの時間でしっかりと準備を積んで入試当日を迎えることができるのだろうと思います。
「面接は普段通りで良い」という考えも間違いではありませんが、やはり中学3年生らしい受け答えや所作、そして何より「面接試験」という選ばれる場だというTPOを考えればそれなりの準備が必要になります。「家族構成を教えてください」という質問に「パパ、ママ、お兄ちゃん・・・」ではなく「父、母、兄・・・」と答えるべきでしょう。日頃より受験生だという意識で生活することが大切なのだと思います。
校長室のひとりごと「葛北大会壮行会」
今日は「葛北大会壮行会」が行われます。葛北大会とは運動部活動の千葉県中学校総合体育大会(夏の県大会)への出場権を懸けた葛北支部(野田市・流山市)の予選となる大会です。この夏の大会を区切りとして3年生は一線を退くため、3年生にとっては最後の大会です。種目によって多少異なりますが、この葛北大会で勝ち残れば「葛北支部代表」として7月末の県大会に出場できます。そしてその県大会でも勝ち残れば「千葉県代表」として8月に行われる関東大会や全国大会に出場することができる、中学校の部活動の大会では全国大会まで続く一番大きな大会です。そんな葛北大会は明日の野球の開会式を皮切りに、しばらく毎週末続きます。今日の壮行会では、各部より葛北大会に向けた決意を発表し、それに対し全校でエールを送る会です。壮行会で私が選手達に贈る言葉として「日本中に中学校は9033校、中学生は314万人。たった1校、または一人を除いて必ずどこかで負ける。だから負けることは恥ずかしいことではない。恥ずかしいことがあるとすれば、途中で諦めてしまうこと。終了のホイッスルが鳴るまで全力で戦ってほしい」というような話をしようと思います。3年生には1試合でも多く川間中のユニホームを着て戦ってほしいと思っています。
校長室のひとりごと「書き表すこと、読みとること」
社会の変化に伴い「学力観」も変化しています。それは入学試験をはじめ様々なテストにも影響しており、例えば単に答えを導くだけではなく「なぜそうなるのか」を文章で説明する問題や「国語でありながらグラフを読み取り文章で説明する」問題など従来より一歩も二歩も先に進んで、自分の考えを文字で表したり、問題そのものの意味を読み解く力が求められています。各教科、授業のまとめをしっかりと時間をとり「自分の言葉」で書かせるようにしているのは、こうした「学力観」に対応するためです。
昨日「弁当の日の振り返り」を全校生徒分を読んだ話をしましたが、唖然としてしまいました。例として掲載したのは「文章を書くことに慣れている」生徒なのでしょう。ごく自然に読むことができましたが、漢字の誤字脱字はもちろん、多くの生徒の振り返りはお世辞にも文章とは言えない状況でした。中には文字自体が解読できない雑なものまでありました。振り返り用紙を校長が読むとは思っていなかったのでしょうけれど、だからと言って見逃すことはできません。どうみても「自分の考えを文字で書く」ことに慣れていないことがうかがえます。自分の考えを書かせる機会を増やすためにも、授業のまとめの時間をしっかりと設け「自分の言葉で」まとめさせるよう、先生方にもう一度話そうと思います。
書けなければ読み取れないですから…
校長室のひとりごと「弁当の日(振り返り)」
先週の土曜日は「教職員ファミリーデー」、先生方のご家族が本校の様子を参観しました。参観された方からは「実際に働いている姿、どんな学校なのかがわかって安心した」と感想をいただきました。また生徒は自分で弁当を作り、その弁当をみんなで食べる「弁当の日」でもありました。弁当箱を開ける時には皆ニコニコと自慢げにワイワイと楽しげに弁当箱を開け食べていました。最後に振り返り用紙を記入し「弁当の日」はめでたく終わりました。全校生徒の振り返りを読みましたが、多くの生徒がこの「弁当の日」のねらいを達成できたと感じる振り返りでした。例えば「大会の日、朝起きたら当たり前のように弁当が準備されてけど、それって当たり前のことじゃなくて、こんな大変なことをお母さんがやっていたんだと気づきました」「こんなに時間がかかってこんなに大変だとは思わなかった、ただただ母に感謝です」「次はもっと彩り良く栄養のバランスを考えたい」「次はキャラ弁も作ってみたい」「最初は眠いし面倒だと思ったけど、弁当箱に詰め終わると達成感があってとても楽しかった。また作りたい」「お母さんに教えてもらいながら作ったので、たくさん話すことができました。手際が悪いと怒られたけど…」などなど、それぞれ生徒一人ひとりに物語があったようです。
校長室のひとりごと「校外学習」
今日は1年生の校外学習です。例年この時期の校外学習は天気が心配です。昨年の1年生(現2年生)は大雨のマザー牧場でした。今日も少し心配ですがなんとか最後まで耐えてほしいものです。電車で上野まで行き上野公園内を班ごとに散策、そして今度は上野から浅草まで徒歩で移動しながらの浅草散策。ゴールのスカイツリーを班ごとに目指し、スカイツリーの高さ450m地点にある天望回廊などを見学する予定です。
今回の校外学習のスローガンは「We can do it! 最高の校外学習にしよう」で、サブタイトルとして「Youは何しにTokyoへ」です。今回の校外学習では、上野公園、浅草と外国人観光客に人気のスポットであり、おそらく浅草寺などは今日も外国人観光客でいっぱいでしょう。そこで今回の校外学習では各班に一つのミッションを与えています。それは「外国人を見つけ英語でインタビューする」ことです。これまでの英語の授業で学んできた英語力を駆使して「自己紹介」「お名前を教えてください」「どこから来たのですか」「なぜここに来たのですか」「上野(浅草)で何を楽しみましたか」「お礼」という一連の流れでインタビューすることになります。みんなしっかりとインタビューできるでしょうか?あとで生徒達に様子を聞くのが楽しみです。