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校長室のひとりごと

校長室のひとりごと「赤は止まれ!黄色は?」

 今日も「春の交通安全運動」にちなんだ話です。当然皆さんは「赤信号」の意味をご存じですよね。そうです「止まれ」です。では「青信号」は?「進め」と答えがちですが、そうではありません。「進むことができる」です。歩行車や他の車を確認した上で進めるようなら進んで良いという意味だそうです。では「黄色信号」はどうでしょう。黄色信号は「止まれ」だと知っていましたか?自動車なら信号手前に「停止線」がありますが、安全に停止線手前で止まれるなら「止まれ」、それが難しいときには「注意して進んで良い」とされています。では「それが難しいとき」とはどんなときなのか、例えば後続車に追突されてしまいそうなとき、急ブレーキをかけなければ止まれそうもないときなどが「それが難しいとき」にあたるそうです。

 ちなみに夜間や早朝に「赤の点滅信号」「黄色の点滅信号」の場所もありますが、この点滅信号についても触れておきます。「黄色の点滅信号」は歩行車や他の交通に注意して進むことができる。で、「赤の点滅」は歩行車は注意して進むことができ、車両は停止線で一旦停止し他の交通に注意して進むことができる、となっています。

黄色は「注意して進め!」ではないんですね。意外とわかっているつもりでも、正確ではないことってあるんですね。気をつけましょう!

校長室のひとりごと「いつも以上に慎重に」

 新年度になり10日、学生であれば進級や進学、我々大人でおれば配属部署の異動や転勤など、この4月は生活様態が変わった人も少なくありません。それを実感するのが毎朝の出勤です。毎朝私は車で通勤していますが、これまで「〇〇分に家を出れば〇〇分頃学校に到着する」と大凡の時間を読むことができましたが、ここ数日は同じ時間に家を出発しても学校到着時間はバラバラです。初心者マークが頻繁に目につくことからも、恐らく新生活になり新たに通勤ルートに加わった人や、通勤ルートが変わった人などの出入りがあることも関係しているかもしれません。

 さて、そんなこともあり今年もこの時期「全国春の交通安全運動」が始まっています。新入生にとっては慣れない登下校、早速自転車通学も始まりました。慣れない人の車での通勤などこれまで以上に交通安全には気をつけたいと改めて感じます。


*保護者の皆さん(特に新1年生)お子さんを車で送る場合、郵便局から突き当たり、左への道路はスクールゾーンのため朝の7時から8時半まで通行できませんのでご注意ください。

校長室のひとりごと「中学校で心がけてほしいこと」

 おとといは、西武台千葉中学校・高等学校の入学式に参列し、昨日は本校の入学式、そして今日はこの後、尾崎小学校の入学式に参列してきます。高校、中学校、小学校と異なる3校の入学式を経験できるのは、教育者として実にためになります。小学1年生から高校1年生までの、いわゆる義務教育の9年間での心身の成長が一目でわかり、改めて「人を育てる」という教職の「責任の重さ」や「働きがい」を実感することができるからです。

 さて、昨日の入学式の式辞の中で新入生に対して、中学校生活で心がけてほしいことを3点話しました。1点目は「決して諦めないこと」、最初から諦めるのではなく、どうしたらできるかを考え知恵を絞り頑張ることで、仮にできなくても自分の中には何かが残る、という話。2点目は「失敗を恐れずチャレンジしよう」、学校は失敗し、その失敗から学ぶ場、何もしないよりチャレンジすることで多くのことを学ぶことができる、という話。そして3点目は「多くの人と関わること」、仲の良い人同士の限られた人間関係だけではなく、たくさんの人と関わることで、自分と違う考え方や価値観などを知ることができ心を耕すことができる。という話です。

 どれだけ新入生の心に届いたかわかりませんが、この3点を意識して中学校生活を充実した3年間にしてほしいと願っています。それでは、小学1年生の初めての学校、かわいい姿を見に行ってきます。

校長室のひとりごと「入学式」

 今日は「入学式」です。3月の卒業式以来、1.2年生(現2.3年生)だけの生活でしたが、今日新たに新入生を迎え、本格的に令和7年度をスタートします。

 本校の創立は昭和22年、全校生徒257名でした。それから年を追うごとに生徒数が増加し、昭和61年度には774名にまで膨れ上がりましたが、平成に入ると今度は徐々に生徒数は減少を続け、昨年度は創立以来最少の245名での学校生活でした。3月に91名の卒業生を送り出し、今日入学してくる新入生は70名、2.3年生と合わせて全校生徒224名と、最少人数を更新します。3年生は3学級、2年生は2学級、新1年生も2学級、特別支援学級2学級と学級数でも創立以来最少での令和7年度のスタートです。

 だからといって生徒数や学級数が少ないことをマイナスだとは思っていません。少ないからこそのフットワークを生かして、この令和7年度の川間中学校は更に発展向上できるように様々な工夫を凝らした本校独自の、本校だからできる教育活動を展開していこうと目論んでいるところです。

 入学式は14:00開式です。今から初々しい新入生との出会いが楽しみです。

4月7日「令和7年度のスタート」

 いよいよ野田市立川間中学校、令和7年度の始業式を迎えました。この「校長室のひとりごと」を昨年度に引き続き更新してまいります。これまで同様ぜひご覧いただければと思っています。

 ところで60歳の私ですが、引き続き校長を務めることになりました。我々教員も定年延長制度により、昨年度から1年ずつ定年が伸び、現在60歳の私は62歳が定年です。そうは言っても本来60歳で役職定年なのですが「特例任用校長」として、改めて本校での校長を命ぜられ本校の校長3年目となります。これまで本校では「地域」に目を向け「地域」の皆さんにさまざまな場面でご協力いただき教育活動を進めてまいりました。今年も本校の特色である「地域」の教育力を大いに活用させていただき、新たなこの伝統、流れを定着させていこうと思っています。

 令和7年度も、お気軽にちょっと一服ついでに「校長室のひとりごと」をお読みいただければ幸いです。今年もよろしくお願いいたします。


 今日はこの後の始業式が終わり次第、お隣の西武台千葉中学校高等学校の入学式に行ってきます。

校長室のひとりごと「1年間ありがとうございました」

いよいよ令和6年度の修了式を迎えました。

 4月のスタートから新型コロナによる行動制限がないまま1年間が過ごせたのは、実に5年ぶりのことでした。そんなこともあってか4月からエンジン全開、今日の修了式まで卒業した3年生を筆頭に、行事に日常の生活にと、大きな事故もなく明るく元気に躍動的に過ごしてきた一年間でした。

 2月25日のこの場でも話題にしましたが、コロナ禍も明けた今、外部との交流を自粛してきた学校も地域の力を借りて、子ども達を地域ぐるみで育てようと趣旨のもと、なんとか学校のことを多くの人に知っていただこう、と始めたこのHPのブログでしたが今日でひとまず令和6年度の区切りとさせてたいただきます。ご愛読いただいた皆さんからの温かい言葉に支えられ、1年間で約114万件のアクセスをいただきました。本当にありがとうございました。

 また保護者、関係者の皆様、至らぬ点もあったかと思いますが、本校の教育活動に対しまして、深いご理解と計り知れないご協力いただきましたことに、この場をお借りして感謝申し上げます。一年間ありがとうございました。

校長室のひとりごと「別れの季節」

「暑さ寒さも彼岸まで」とは言い得て妙で、つい先日の積雪が嘘のように春本番が近づいています。日本の世の中は4月始まり3月終わりの「年度制」です。春の温かなやわらかさの一方で、この年度末は「別れの季節」、学校でも卒業や教職員の人事異動など毎年多くの別れがあり、感傷的な気持ちになる季節です。

 社会問題の一つに「少子化」問題があります。本校も年々新入生が減少し、今年度は昭和22年の創立以来の最少人数での学校生活でした。令和7年度は更に少なくなる見込みです。 ここ東葛飾地区は比較的人口密集地域のため子どもの減少曲線は緩やかですが、全国、全県的に見ると「少子化」による学校の存続が深刻な問題になっています。福岡県ではこの3月いっぱいで25の小中学校が長い歴史に終止符を打つと報道されています。千葉県内でも昨年度末に南房総市の二つの中学校が統廃合し、この3月には市原市、御宿町の各小学校が閉校となります。

 誰にも故郷、母校は存在しています。たくさんの人のたくさんの思い出が詰まった母校であり学び舎、それが学校です。もちろん自分一人でどうにかなる問題ではありませんが、改めて歴史と伝統ある川間の地の川間中学校を守っていきたいと痛感しています。

校長室のひとりごと「小学7年生?」

 昨日は市内の小学校で卒業式が行われました。私も本校の学区にある二つの小学校に隔年で来賓として出席しています。どちらの小学校も中学校とはひと味違った温かな雰囲気での卒業式です。小中連携事業として小学校の様子を見たり、昨日のような卒業式での6年生の様子を見ると、最上級生、本当にしっかりとした立派な姿で、本校に入学してくるのが楽しみです。

 中学校の教員は日頃中学生を見ているためか、入学してくる新入生はまだ体も小さく可愛らしく、ついあれこれと「お客様扱い」手をかけすぎてしまう傾向があります。新入生は新入生で、慣れない中学校、怖そうな先生、大人っぽい先輩、着慣れない制服のため緊張しているのか、「初めは大人しく…」と気を使っているのか、卒業式で見せてくれた小学校の最上級生としての頼もしさは影を潜めてしまいます。お互い悪気はなく良かれと気を使っていることなのですが、こうした余計な気遣いがいわゆる「中1ギャップ」の一つの原因なのかもしれません。そのためにも小中連携、お互いの様子を日頃から相互参観し理解した上で新入生に接しなくてはならないと、つくづく感じます。

 中学一年生という新入生には変わりありませんが、小学6年生の次、小学7年生という6年生の上乗せが中学1年生だという考え方で接することが大切なのかもしれません。

校長室のひとりごと「◯◯パ」

「コスパ」、費用対効果(コストパフォーマンス)の略語で、支払う費用に対する得られる効果について、費用に対して効果が大な時には「コスパが良い」などと使います。同様に「スペパ」という言葉は「スペースパフォーマンス」限られたスペース空間を有効活用する間取りやインテリアの配置などで使うようです。続いて「タイパ」です。「タイムパフォーマンス」時間の有効活用を示しますが、一説によるとZ世代の若者の間でコロナ禍に広まったと言われています。コロナ禍では学校もリモートやらオンデマンドやら自宅学習が続きました。大学では課題の動画を見る授業が増えましたが、この動画を通常再生ではなく「倍速」で視聴する方法が広まったようです。この倍速視聴を繰り返すことで内容は内容できちんと理解できているというから驚きです。授業だけではなく、録画したドラマや動画配信の映画などでも倍速視聴する人が多いそうです。調査によると全体の34%が倍速視聴の経験があり、20代女性の43%、20代男性の54%が倍速視聴をしているそうです。

 私もよく映画を動画配信で観ますが、最近の映画は、会話のない場面でも字幕が流れたり、会話のない場面でも独り言のようにナレーションが入る映画が増えたように感じます。本来映画は俳優の表情や間の取り方でさまざまな想像を巡らせることが醍醐味だと思っていましたが、最近は制作側も倍速視聴を視野に入れ、倍速でも物語が掴めるように工夫していると新聞の記事で読んだことがあります。

次は「◯◯パ」という言葉が生まれるのでしょう。

校長室のひとりごと「警察から?」

 連日のように「なりすまし」による「特殊詐欺」が報道されています。片っ端からお年寄りに「俺だよ俺…」と孫になりすまし「会社のお金を落としちゃって」「交通事故を起こしちゃって示談金が」などと騙そうとする「オレオレ詐欺」ですが、詐欺グループもずいぶん巧妙になり、警察を名乗る電話による詐欺が急増しているそうです。その手口は実在の新宿警察署を名乗り「あなたの口座から…」など不安を煽り、そのうちに「あなたが逮捕されるかもしれない」と追い打ちをかけ「在宅で事情聴取するので…」と個人情報を聞き出すという手口だそうです。今こうして文字として読めば、引っ掛かるわけはないと思ってしまいますが、以前は海外からの着信番号(+◯◯)でしたが、この新宿警察署を名乗る詐欺は、IP電話を利用して実際の03から始まる新宿警察署の番号が着信表示されるように細工するなど巧妙だそうです。

 被害に遭われた方は「そんなわけはない」と思いつつも警察からという恐怖で「つい」だそうです。実際に私の携帯電話に今、警察から電話がかかってきたらおそらく気が動転してしまいどうなるのか…

 もし、そんな電話がかかってきた場合には、相手の名前を聞き、一旦切ってから、最寄りの警察署に相談するようにと専門家は提唱しています。気をつけましょう!