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校長室のひとりごと

校長室のひとりごと「入学式」

 今日は「入学式」です。3月の卒業式以来、1.2年生(現2.3年生)だけの生活でしたが、今日新たに新入生を迎え、本格的に令和7年度をスタートします。

 本校の創立は昭和22年、全校生徒257名でした。それから年を追うごとに生徒数が増加し、昭和61年度には774名にまで膨れ上がりましたが、平成に入ると今度は徐々に生徒数は減少を続け、昨年度は創立以来最少の245名での学校生活でした。3月に91名の卒業生を送り出し、今日入学してくる新入生は70名、2.3年生と合わせて全校生徒224名と、最少人数を更新します。3年生は3学級、2年生は2学級、新1年生も2学級、特別支援学級2学級と学級数でも創立以来最少での令和7年度のスタートです。

 だからといって生徒数や学級数が少ないことをマイナスだとは思っていません。少ないからこそのフットワークを生かして、この令和7年度の川間中学校は更に発展向上できるように様々な工夫を凝らした本校独自の、本校だからできる教育活動を展開していこうと目論んでいるところです。

 入学式は14:00開式です。今から初々しい新入生との出会いが楽しみです。

4月7日「令和7年度のスタート」

 いよいよ野田市立川間中学校、令和7年度の始業式を迎えました。この「校長室のひとりごと」を昨年度に引き続き更新してまいります。これまで同様ぜひご覧いただければと思っています。

 ところで60歳の私ですが、引き続き校長を務めることになりました。我々教員も定年延長制度により、昨年度から1年ずつ定年が伸び、現在60歳の私は62歳が定年です。そうは言っても本来60歳で役職定年なのですが「特例任用校長」として、改めて本校での校長を命ぜられ本校の校長3年目となります。これまで本校では「地域」に目を向け「地域」の皆さんにさまざまな場面でご協力いただき教育活動を進めてまいりました。今年も本校の特色である「地域」の教育力を大いに活用させていただき、新たなこの伝統、流れを定着させていこうと思っています。

 令和7年度も、お気軽にちょっと一服ついでに「校長室のひとりごと」をお読みいただければ幸いです。今年もよろしくお願いいたします。


 今日はこの後の始業式が終わり次第、お隣の西武台千葉中学校高等学校の入学式に行ってきます。

校長室のひとりごと「1年間ありがとうございました」

いよいよ令和6年度の修了式を迎えました。

 4月のスタートから新型コロナによる行動制限がないまま1年間が過ごせたのは、実に5年ぶりのことでした。そんなこともあってか4月からエンジン全開、今日の修了式まで卒業した3年生を筆頭に、行事に日常の生活にと、大きな事故もなく明るく元気に躍動的に過ごしてきた一年間でした。

 2月25日のこの場でも話題にしましたが、コロナ禍も明けた今、外部との交流を自粛してきた学校も地域の力を借りて、子ども達を地域ぐるみで育てようと趣旨のもと、なんとか学校のことを多くの人に知っていただこう、と始めたこのHPのブログでしたが今日でひとまず令和6年度の区切りとさせてたいただきます。ご愛読いただいた皆さんからの温かい言葉に支えられ、1年間で約114万件のアクセスをいただきました。本当にありがとうございました。

 また保護者、関係者の皆様、至らぬ点もあったかと思いますが、本校の教育活動に対しまして、深いご理解と計り知れないご協力いただきましたことに、この場をお借りして感謝申し上げます。一年間ありがとうございました。

校長室のひとりごと「別れの季節」

「暑さ寒さも彼岸まで」とは言い得て妙で、つい先日の積雪が嘘のように春本番が近づいています。日本の世の中は4月始まり3月終わりの「年度制」です。春の温かなやわらかさの一方で、この年度末は「別れの季節」、学校でも卒業や教職員の人事異動など毎年多くの別れがあり、感傷的な気持ちになる季節です。

 社会問題の一つに「少子化」問題があります。本校も年々新入生が減少し、今年度は昭和22年の創立以来の最少人数での学校生活でした。令和7年度は更に少なくなる見込みです。 ここ東葛飾地区は比較的人口密集地域のため子どもの減少曲線は緩やかですが、全国、全県的に見ると「少子化」による学校の存続が深刻な問題になっています。福岡県ではこの3月いっぱいで25の小中学校が長い歴史に終止符を打つと報道されています。千葉県内でも昨年度末に南房総市の二つの中学校が統廃合し、この3月には市原市、御宿町の各小学校が閉校となります。

 誰にも故郷、母校は存在しています。たくさんの人のたくさんの思い出が詰まった母校であり学び舎、それが学校です。もちろん自分一人でどうにかなる問題ではありませんが、改めて歴史と伝統ある川間の地の川間中学校を守っていきたいと痛感しています。

校長室のひとりごと「小学7年生?」

 昨日は市内の小学校で卒業式が行われました。私も本校の学区にある二つの小学校に隔年で来賓として出席しています。どちらの小学校も中学校とはひと味違った温かな雰囲気での卒業式です。小中連携事業として小学校の様子を見たり、昨日のような卒業式での6年生の様子を見ると、最上級生、本当にしっかりとした立派な姿で、本校に入学してくるのが楽しみです。

 中学校の教員は日頃中学生を見ているためか、入学してくる新入生はまだ体も小さく可愛らしく、ついあれこれと「お客様扱い」手をかけすぎてしまう傾向があります。新入生は新入生で、慣れない中学校、怖そうな先生、大人っぽい先輩、着慣れない制服のため緊張しているのか、「初めは大人しく…」と気を使っているのか、卒業式で見せてくれた小学校の最上級生としての頼もしさは影を潜めてしまいます。お互い悪気はなく良かれと気を使っていることなのですが、こうした余計な気遣いがいわゆる「中1ギャップ」の一つの原因なのかもしれません。そのためにも小中連携、お互いの様子を日頃から相互参観し理解した上で新入生に接しなくてはならないと、つくづく感じます。

 中学一年生という新入生には変わりありませんが、小学6年生の次、小学7年生という6年生の上乗せが中学1年生だという考え方で接することが大切なのかもしれません。