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校長室のひとりごと

校長室のひとりごと「夏の交通安全運動」

〜身につけよう 交通ルールと ヘルメット 〜

 これは明日から19日(金)までの千葉県夏の交通安全運動のスローガンです。

自転車に乗る時にヘルメットを着用していますか?昨年の4月より道路交通法により、自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化されています。本校の自転車通学はヘルメット着用を許可の一つの条件にしていますが、休日などで自転車に乗る時は、生徒たちのほとんどはヘルメットを着用していないようです。一般の方々はどうでしょうか?確かに着用している人が増えてきたと感じますが、それでも着用していない人の方が多いでしょうか。

 千葉県警によると県内の交通事故の4件に1件は自転車が関係しており、自転車の交通事故で亡くなられた方の多くは頭に致命傷を負っているそうです。また自転車のルール違反による交通事故も多発しているそうです。

 野田市でも4月からの3ヶ月で小中学生の自転車による交通事故が11件発生しています。近年、交通量も増加し、大型トレーラーなども頻繁に往来しており、昨年は死亡事故も発生しているこの地域ですから他人事では済まされません。

 話は変わりますが、新年度のタイミングでは、学校で定めた自転車通学可能な範囲外でありながら、自転車通学を許可してほしいと毎年何件もの問い合わせ(?)があります。お子さんの通学が楽になるようにという親心はもちろん理解しています。しかし、徒歩よりも自転車の方が交通事故のリスクが高いのも事実であり、この地域の交通事情を鑑みれば、自転車通学をさせたくないことも理解してほしいと思っています。決して意地悪でダメと言っているわけではないこともわかってください。

 もうすぐ夏休みに入り子供たちが自転車を利用する機会も増えると思うとどうにも気が気ではありません。交通安全運動の機会に、

ご家庭でも自転車はもちろん、交通安全について話題にしてみませんか。

 

校長室のひとりごと「カタツムリ」

 この暑さで梅雨を忘れてしまいますが、「梅雨といえば?」 何を思い浮かべますか?

梅雨といえば紫陽花(アジサイ)の葉を這う「カタツムリ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実際、梅雨でイラストを検索すると、紫陽花の葉の上にポツンといるカタツムリのイラストがたくさん表示されます。

 ところで最近カタツムリを見ましたか? 日本には約1000種ほどのカタツムリが生息するそうですが、そのうち160種は絶滅の危機にあり、それ以外の種も全体的に激減しているそうです。

 改めて振り返れば、しばらくカタツムリを見ていない気がします。

 カタツムリは陸に住む貝の一種で、乾燥が天敵で落ち葉のあるジメジメした林などを好みます。しかし、開発が進み森林が減少し、木々はあっても周囲はコンクリートで整備された街並みではカタツムリは徐々に減ってしまい、結果として今は我々の目の届かないところで細々と暮らしているのだそうです。

「なら、住みやすい森や林に移動すればいいのに!」と思いますが、考えてみてください、カタツムリの移動する姿を。乾燥が天敵のカタツムリにとってアスファルトの道路を渡って林のある公園に、なんてことは無理なことです。その地域で減ってしまったカタツムリを増やすことは現実的に難しく、今後も減少を続ける見込みだそうです。「ならたくさんいる森から持ってくれば?」も無理だそうです。そもそもその地域で進化した結果として1000種もいるのですから、人間の手で移動させては生態系を脅やかしかねません。

 あのユーモラスなシルエットのカタツムリにとっても住みにくい世の中になってしまったのは残念でなりません。

 自然豊かで木々に囲まれた本校ならカタツムリを見つけられるかもしれません。早速探してみようと思います。

校長室のひとりごと「七夕伝説」

 7月7日は「七夕」です。元々は旧暦の7月7日、今でいう8月にあたります。仙台の七夕祭りが8月に開催されているのはこのためです。

 今日は「七夕伝説」について書いてみようと思います。

 この「七夕伝説」は中国で生まれました。天空の神様「天帝(てんてい)」には「織女(しゅくじょ)」という娘がいました。織女は神様たちの着物を織る仕事を毎日天の川のほとりで行っていました。遊びもせず、恋人もおらず毎日ひたすら着物を織る織女を天帝はかわいそうに思い、天の川の対岸で牛を飼う仕事をしている真面目な青年「牽牛(けんぎゅう)」を引き合わせ、やがて二人は結婚しました。

 二人は結婚してからというと仲良く遊んでばかり、織女は着物を織らなくなり神様の着物はボロボロになっていき、牽牛は牛の世話をせず牛はみるみる痩せ細ってしまいました。これに怒った天帝は二人を元のように両岸に引き離してしまいました。二人は悲しくて毎日泣いてばかりで仕事どころではありません。困った天帝は、二人が毎日働くのなら一年に一度7月7日の夜に会わせてやると約束しました。

 これが一般的な「七夕伝説」ですが、日本では「織女」のことを「こと座の一等星ベガ」を指し「織姫」と、「牽牛」のことを「わし座の一等星アルタイル」を指し「彦星」と呼んでいます。この二つの星は実際に天の川の対岸に位置していますが、二つの星は光の速度で14年、14光年も離れているため簡単に会うことはできないかもしれませんね。七夕の夜は、雲などに遮られずに夜空を見上げ、伝説だとわかっていても二人が出会えるように願いたいものですね。

 


※明日、清水公園体育館でPTAバレーボール大会が行われます。応援よろしくお願いします。

校長室のひとりごと「川創祭(文化祭)」

 今日は文化祭「川創祭」についてです。体育祭を10月に実施するなら「川創祭はいつ?」って話になりますよね。今年の川創祭は9月27日(金)に行います。本校の文化祭「川創祭」は、文化系部活動の発表や郷土芸能、英語スピーチ、弁論大会などの学校代表の発表、それに合唱コンクールを併せて行っており、今年も同じように実施します。ただ例年と異なる点と言えば、学校の体育館で行うのではなく「野田ガスホール(旧文化会館)」で行うことです。
 なぜわざわざ?と思われるでしょうが、コロナが明け「中学校はこうでなくちゃ!」と真っ先に感じたのが合唱です。もちろん合唱だけではありませんが、特に3年生はコロナ明け、その合唱を通して様々な力を着け発揮してきており、合唱にプライドも持って今も取り組んでいます。その素晴らしい歌声を多くの人に見て、聞いて欲しいと常々思っています。そのためには学校の体育館では狭いため、大きく立派なホールを借り実施します。また合唱コンクールには、川間小学校、尾崎小学校の6年生にも歌声を披露してもらう計画です。実際の中学生を見て、聞いて感じてもらい中学校に入学してほしいと願ってのことです。
 先ほど「できるだけ多くの人に…」と書きましたが、本校の保護者の皆さんはもちろんですが、出演してくれる小学校の保護者の皆さん、更には一般の地域の皆さんにも来ていただき、本校の生徒たちをご覧いただきたいと思っています。
 詳細については、改めて紹介させていただきます。ぜひお誘い併せてご来場いただけることを楽しみにしています。

校長室のひとりごと「体育祭」

 今年度は9月ではなく10月4日(金)に体育祭を実施します。

 今、中学校の体育祭は大きな転機を迎えています。コロナ禍で中止や縮小、形を変えて実施してきた体育祭、制限がなくなった昨年度もコロナ禍の時のように縮小、簡略化して実施した学校が少なくありませんでした。そんな中、本校は応援を含めて午後まで、つまりかつてのように実施しました。今年も同様に計画しています。しかし、簡略化し午前中に競技を終え、午後は閉会式と片付けというコロナ禍同様今年度も簡略化した体育祭を計画している学校もあるようです。

 これまで地域の一大行事だった中学校の体育祭から、この「簡略化」のスタイルがこれからの時代のスタンダードになってゆくだろうと感じています。

 野田市の中学校は流山市と申し合わせ、例年9月の第2土曜日に体育祭を一斉に行なってきましたが、近年の9月の猛暑の中ではリスクが高すぎ、9月を避けて学校ごとに実施することになりました。9月以外だとすれば小学校のように5月、もしくわ10月しかありません。6月は修学旅行など学年行事あり、11月は3年生の進路事務が入ってきます。また10月は部活動の新人大会が土曜日曜に行われるため、土曜日曜の体育祭実施では誰かが体育祭に参加できないということも考えられます。そこで今年度は10月4日(金)の平日実施に踏み切ったわけです。

「何で平日に?」「仕事で見に行けないので土曜日にしてほしい」など多くの問い合わせをいただいておりますが、何より生徒たちの安全を考え、そして全員が参加できる日に設定したことをご理解いただければと思います。

 各ご家庭には改めて「体育祭のお知らせ」としてご案内します。