校長室より

校長室より

令和6年度の振り返り

3月24日(月)修了式と辞校式を行い、令和6年度が終わりました。

 

まず初めに令和6年度も多くの保護者、地域の方々等に本校の教育活動にご支援とご協力を頂きましたこと、本当にありがとうございました。職員を代表しましてお礼申し上げます。

先日行われた卒業式では63名の卒業生を送り出すことが出来ました。どの生徒も大きな声で呼名の返事があり立派な姿で卒業を迎えることが出来ました。ありがとうございました。

さて、今年度は新型コロナウイルス感染による制限がなくなり、これを機に、普段の学校生活や行事等を再考・精選して開催してまいりました。

来年度も引き続き、再考・精選を行います。先日の卒業生が63名で、4月に入学する予定の1年生は約30名、単学級。全校生徒数は開校以来、最少になる予定です。また、新たに令和10年度に開校する「義務教育学校」の準備も始まります。地域や学区小学校との交流、施設の準備・改良計画、早まれば工事作業も入るかもしれません。具体的なことはまだ教育委員会から連絡・指示がありませんが、情報等が入り次第、HP等でもお知らせいたします。

改めまして、本校の経営方針の柱は「社会で通用する人づくり」で、基本となる、挨拶、返事から始まり、自分の考えを述べる、自分の意思で行動出来る等、様々なことを日頃の学校生活や授業、行事を通して、身につけさせたいと考えております。

生徒に寄り添いながら、生徒自ら計画、実行し、成功体験や失敗体験を積んで成長させたいと考えております。

来年度も保護者の皆様に、ご支援そしてご協力を頂きながら、本校の生徒ひとり一人がそれぞれのペースで成長する教育活動を実践していきたいと考えております。

よろしくお願いいたします。

 

3学年解散式

3月11日(火)は「第78回卒業証書授与式」になります。
前日の午前中、3学年が体育館で「学年解散式」を行っていました。

 

朝は刺すような寒さも、日が昇り、体育館に日が差すと、温かく春が近いことを実感します。

3学年職員から生徒へ「感謝や思い」を色々な形で伝えていました。 

●コント「不登校」ユニット名「福袋」
みんなが・・・

●3年間作り上げた「これまでの合唱メドレー」
本当によく歌う、学年でした。

●大人による「恋ダンス」
体育祭でのダンス・・・今回は大人が頑張ります!

●3年間の「思い出メモリー」
3年間共にした、職員の思い出でもあります。

●最後のメッセージ
学年への最後のメッセージ

明日、本当に最後を迎えます。

最高の「卒業式」になるように・・・

 

未知の世界で未知の体験をしてきました

2学年の学年最大行事である「スキースクール」を2月12日~14日、長野県の菅平スノーリゾートで実施しました。

 

1日目は曇り空から、たまに粉雪は舞う天気。

2日目は朝からの雪が午後には一時的に視界を遮る吹雪もあった雪の一日。

3日目は雲一つない晴天(ドピーカン:死語ですね)で、気温も-10℃以下の凍り付く気温でした。

あたり一面雪の銀世界での3日間でした。

天気や気温、見る景色から野田では体験できない貴重な体験をしました。

中でも一番はやはり「スキー」です。

1日目はスキー板をはくことにも苦労していた生徒が、「頑張って」「我慢して」「ただ一人も離脱することなく全員が」練習を続けると、目に見えて上達していき、最後には「全員が笑顔」で滑れるようになりました。

「努力」の「成果」を体感・体験しました。

そして、仲間と寝食を共にした「時間」も貴重な体験です。

バスやホテルでの過ごし方、食事のマナーなども含め「大成功」のスキースクールだったと思います。

4月からは最上級生となり、5月には大阪・京都方面への「修学旅行」の予定です。

もうすぐです。

そんな2年生に更なる成長を期待しています。

 

スキースクールに向けて

2月12日~14日、市内中学校のトリとして本校2学年が菅平高原でスキースクールを実施します。

今季最強寒波が日本列島に居座り、各地に大雪を降らしていますが、12日からは緩み暖かくなる予報です。

<しおりに書いた内容>

~未知の世界へ、未知の体験に出かけよう!~

 3年生が7月に「修学旅行」、1年生が12月に「校外学習」を実施し、いよいよラスト2年生の「スキースクール」です。

みっちり3日間「長野県の菅平スノーリゾート」と言うスキー場でスキーを体験します。

今シーズンは12月からスキー場には雪が降り、雪不足の心配はありません。

菅平高原は、夏は涼しく冬は低温になります。

関東に大寒波が入っても野田でー5℃程度、菅平はー30℃まで下がります。(※冷凍庫はー18℃)

窓を開けたら凍って閉まらなくなります。

濡れたタオルを振り回すとすぐに扇の形をして凍ります。

バナナで釘が打てるかは?です。

当日に寒波が入ったらやってみます?

一面雪の銀世界で行うのは「スキー」です。

多くの生徒がスキーは初めてと聞きました。

スキーは必ず全員滑れるようになります。

しかし最初から滑れる人はいません。

練習が必要です。

今回は3日間ありますので、滑れるようになります。

小2で習った九九と同じです。

最初は思うように滑れずストレスが溜まったり、転んで痛かったり、怖かったりしますが、気が付けば滑れるようになっています。

そしてグループで練習しますので声を掛け合い、励まし合い・・・仲間との絆、心強さ等を再確認できます。

そして何より頑張った結果「滑れるようになった!」と成果を体感でき、その「達成感」は最高!と毎回生徒から聞きます。

お世話になる、スキーインストラクターの方々、ホテルスタッフの方々への感謝と「残り姿」も意識して、未知の世界での体験をみんなで楽しみましょう。

 

令和7年が始まりました

冬季休業が明け、令和7年が始まりました。

3年生はいよいよ進路選択(受験)、2年生は学年最大行事であるスキースクール、1年生は先輩になる準備期間に入りました。

 

<冬季休業明け集会での話>

内容1(1年の計は元旦にあり)

冬季休業前集会に「目標を設定しよう」と話しましたが、今更ですが、なぜ目標を設定するのか?新年を機に、改めて考えてみました。

①ゴールの姿を明らかにすることで、日々の取組にメリハリをつけることにつながる。

②何を優先すべきかが明らかになるので、効率的に行動できる。

③自分がやりたいと思ったことが、実現できる確率が上がる。

ということだと思います。

 

勉強=学力について

昨年末に行った家庭学習時間アンケートでは1日平均0~1時間の生徒は全校で61%、(1年生=81%、2年生=86%)そのうち0分が39%でした。

ある記事に、今の中学生は「失敗を恐れないで挑戦していくこと、自分の考えを積極的に発言すること」が課題とありました。

人生100年時代と言われ、半分以上の人は、今はない未知の職業に就くことが予想されています。

その未知の職業を開拓するために、「初期の失敗が、後々の成績上昇につながる。決まった失敗でなく、違った失敗をすることが大切で、じっくりと考えた失敗をしよう。答えを推測することに意味があるのだから、間違っていくべきだ」とありました。

失敗を恐れず考えて行動する。

考えるための基礎を身に着ける=勉強・学力が必要。そのためには勉強するしかない。

未来のために「今」勉強しよう。

 

内容2(「残り姿の美しい人」というお話)

昨年末に実施した3年生との面接で、「中学校の思い出はなんですか?」と質問したところ、多くの人が「修学旅行・体育祭」と答え、その理由を尋ねると「仲間との協力や団結力」と答えました。

キーワードは「仲間」です。

しかし各学年で、友人関係や仲間関係で悩んでいるとうい話も耳にします。

そこで、「残り姿の美しい人」というお話です。

「後ろ姿」という言葉はわかりますがこの「残り姿」という言葉は、「性格の美しい人は残り姿に表れる」のように使うそうです。

人の心や性格は目には見えません。

それでは、どうやって人の心や性格を見たり判断したりするのか。

絶対ではありませんが、見えない心や性格が、表に表れる一つの場面が、その人の姿や言葉や言動、つまり「立ち居振る舞い」です。

「服装や髪型の乱れは心の乱れ」と言われます。

人は外見で判断してはいけない、とも言われます。

これも真実です。

しかし、その人の「立ち居振る舞い」が、その人を判断する材料の一つであることも間違いではありません。

残り姿の美しさの一つの例として、修学旅行やスキースクールで宿泊するホテルで「脱いだスリッパを揃える」を挙げてみます。

スリッパを揃えた人が美しいのではなく、揃えた人の「立ち居振る舞い」が美しいのです。乱雑に脱ぎ散らかされているスリッパよりも、整然ときれいに揃えられたスリッパの方が、はるかに美しいことは一目瞭然です。

そして、見た目だけでなく、そこには、それを見た人、その後スリッパを脱ぐ人に対する、物言わぬメッセージも込められています。

見る人を不快にさせない、次の人が使いやすくするという心遣いと言ってもいいでしょう。

スリッパを揃えるという立ち居振る舞いによって、その人自身の美しさがそこに表れると思います。

 

今回は以上2つ話をしました。

1つ目は「なぜ目標を立てることが必要なのか」

2つ目は「残り姿の美しい人」です。

 

上にも書きましたが、いよいよ進路選択(受験)です。そしてインフルエンザの流行も耳に入ってきました。

引き続き、手洗い・うがい等の感染予防を行い、万全の態勢で臨みましょう。