学校経営方針

令和6年度 学校経営方針

1 学校教育目標
 「自ら学び、心豊かで、たくましく生きる生徒の育成」
      ~笑顔と感動のあふれる福田中~

2 めざす生徒像
 〇 意欲高くものごとに打ち込める生徒
 〇 はきはきと礼儀正しい生徒
 〇 建設的な意見を持ち、それをまっすぐに語れる生徒

3 めざす教師像(5つの力)
 (1)生徒の成長や進歩を喜び、生徒の心の痛みがわかる教師 <共感力>
 (2)自ら進んで学び続ける教師 <向上力>
 (3)チーム福田中の一員として、組織を大切に大切にする教師 <組織力>
 (4)謙虚で、礼儀正しい教師 <人間力>
 (5)明るく、健康な教師 <活力>

4 学校経営の方針 

あらゆる教育活動を通して、生徒の「キャリア発達」を促す学校運営をめざす 

一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てる

 社会で通用する「人づくり」

(1)学力向上の推進/生徒の声と笑顔を引き出す授業づくり
(2)ベクトルを合わせた生徒指導の充実/規律と礼儀を重んじたあったかな学校風土づくり
(3)学級経営の充実/意見や歌声が響き合う学級づくり
(4)自治活動の推進/建設的な意見を持った生徒づくり
(5)特別支援教育の推進/ユニバーサルデザインの配慮した学校づくり


5 経営の重点
 ◎授業改善/「参加する授業」/「学び合う授業」/「聞く力・伝える力をつける授業」
  「学習課題」と「まとめ」が一本に結ばれた授業⇒「わかる授業」「おもしろい授業」
 ◎厳しくあったかな生徒指導礼儀と規律の指導/親身になって話を聞く/生徒に信頼される

6 具体的方策
(1)学力向上の推進/生徒の声と笑顔を引き出す授業づくり
 ①授業改善への追求
  *「学習課題」と「まとめ」が一点で結ばれた授業構成を仕組む。
  *1単位時間の授業を貫く「問い」(学習課題)の設定の教材研究を進める。
  *学習規律の再確認と徹底を共通実践する。
  *全教科、道徳、学級活動で、主体的・対話的で深い学びを深化させる。
  *授業のまとめとして、各時間の振り返りを確実に行う。
     (家庭学習習慣づくり)
 ②「聞く力・伝える力」の育成強化
  *発言者に対して、敬意を払う態度を育成する。
  *「温かな聞き方、伝え方」ができる教室環境を整える。
  *聞き取る力・伝える力を育て、学習効果を向上させる。

(2)ベクトルを合わせた生徒指導の充実規律と礼儀を重んじた学校風土づくり
 ①生徒個々の判断力・表現力により規範意識及び礼儀作法の向上を図る。
  *まずは教師自らが範を示す
  *返事や挨拶ができる生徒を心から褒める。
  *「ありがとうございます」がいえる生徒を育てる。   ⇒品位ある福中生の育成
  *時と場に応じた言葉遣いを教える。
 ②子どもの話を受け容れ、子どもを迎え入れる懐広い指導観をもつ。
 ③生徒指導の隙間時間を作らない。(密着指導の継続)
 ④部活動指導のねらいを共通実践する。
  *挨拶や返事を根気強く指導する。
  *「感謝の心」「仲間と場と道具を大切にする心」「奉仕の心」の育成に努める。
 ⑤朝食欠食者を減らす。→意識改革:子ども(生徒)から大人(保護者)へ

(3)学級経営の充実/意見や歌声が響き合う学級づくり
 ①子ども同士の人間関係に配慮したいじめのない学級づくりを推進する。
  *温かな聴き方を育成し、どの子も安心して発言できる学級環境をつくる。
 ②朝の会・帰りの会に年間を通して歌声活動を位置づける。
  *声を合わせ、学級を肌で感じる時間を確保する。
  *合唱づくりの組織力と計画力を学級づくりの基礎力に据える。
 ③係活動、清掃活動、日直活動、当番活動等の与えられた仕事を確実に遂行させる。
  *まず、自らの分担を責任持って行わせる。(キャリア発達の土台)
 ④生徒同士のチェック機能が働く学級をつくる。(強固な学級組織力の構築)
  *正義が通る学級担任の力強いバックアップ体制を構築する。

(4)自治活動の推進/建設的な意見を持った生徒づくり
 ①リーダーや係生徒が、生活向上に向けて自分の言葉で他に指示・評価できる。
  *生活向上のための自治活動の必要感を持たせる。
  *見通しを持った活動ができるように職員のバックアップ体制を構築する。
 ②所属集団の生活向上のため汗をかける生徒を育てる。
  *リーダーに明確な意思を持たせ、自信を持って発言、行動できる力を育てる。
  *共に問題を解決していこうと協調できる生徒(フォロワー)の育成を強化する。
 ③学級を拠点とした委員会活動組織を構築、強化する。
  *生徒会や全校委員会の取り組みが直に学級に反映できる組織力を強化する。
  *委員会活動を充実させる職員体制を構築する。(職員間のコミュニケーション強化

(5)特別支援教育の推進/ユニバーサルデザインに配慮した学校づくり
 ①通常学級における要支援生徒の支援体制の構築に全力を挙げる。
  *個別の指導計画の実効性を高める。
  *要支援生徒と周囲の生徒が円滑に集団生活が送れるよう支援する。
   ・要支援生徒自身の発達、成長を促す指導法を身につける。
 ②要支援生徒を包み込める揺るぎない規律を備えた学級の生活力を構築する。
 ③外部機関との連携を積極的に進める。
  *野田市教育委員会及び「ひばり教育相談」「適応指導教室」との連携強化
 ④特別支援教育の研修を推進する
  *特別支援教育センター校及び県教委・市教委との連携推進

7 特色ある学校づくりの推進
(1)福田プロジェクトの推進
 ①「福田っ子のめざす姿」の共有と共通実践を力強く推進する。
  *学習のきまり・生活のきまりを共有化し、共通の生徒指導を行う。
  *「知・徳・体」を基にした小中連携行動目標を設定し、共通指導を行う。
 ②授業交流・授業研究会の交流を進める。
  *授業参観を通して、互いの児童生徒の実態を観察する。
  *小学校の授業の良さを積極的に取り入れる。
 ③福田プロジェクトの提案を全職員で支えるサポート体制づくりを行う。

(2)「学校支援地域本部」の積極活用
 ①図書館教育との連携
  *朝読書で良書に触れさせる/図書室の本の活用を強力に進める
  *「福田中100冊」読書の推進に努める。
  *授業との連携を進め、図書室で行う授業を推進する。
 ②地域学習の推進(福田公民館との連携)
  *江川地区フィールドワークを推進する/総合的学習の時間との関連
  *地域ボランティア活動を推進する/高齢者・障害者施設訪問。地域協力ボランティア
 ③わくわく授業の推進
  *理科以外の教科にも広げた「わくわく授業」の積極的展開を図る。
 ④地域人材発掘
  *職員サポート人材活用の模索/生徒指導・事務補助等(ニーズ調査)

8 その他の取り組み
(1)業務改善の推進/ワーク・ライフ・バランスのとれた職場環境づくり
 ①個々の業務管理を工夫改善する。
  *ノー残業デーと自己啓発デーの併用(月3回を目標に設定)
 ②組織的に超過勤務の縮減を図る。
  *採点処理日、成績処理日の設定等
  *事務補助支援員の活用
 ③会議の効率化・事務処理時間の確保をめざす。
  *計画的な学年会議運営/会議資料の事前配布/引き継ぎデータの整理整頓(校務フォルダの整理)