学校の様子(フォトニュース)

学校の様子

校長室より【9月24日】 にこにこ活動1年6年!

 本日1年生と6年生が一緒に遊ぶにこにこ活動がありました。大きな学校ですので、普段はなかなか異学年の子供たちが一緒に活動することはありませんが、「6年生と1年生で遊ぼうよ!」と大きな枠組みと日程をとってあげることで、上の学年の子どもたちが、小さな年齢の子どもたちにどうやって喜んでもらおうかと考えて、遊びを企画・運営するのがにこにこ活動です!

 本日は1年生と6年生の日です!暑さ寒さも彼岸までの言葉通りに、やっと涼しくなった校庭で(体育館で)元気いっぱい一緒に遊び、気持ちの良い汗を流す姿が見られました。校庭では給食を今日ばかりは急いで食べた6年生が昼休み前からコーンを並べたり白線を引いたりしています!体育館では、王様ドッチボールやしっぽとり、進化ゲームなど、ルールを理解しないと成立しない遊びが始まりました!6年生は一年生にもわかるように身振り手振りを加えて、わかりやすく、丁寧に説明をしていました。さすがです!

 校庭では、三すくみやドッチボールなど、使える場所を目いっぱい使って遊んでいました。前で説明する人、ラインカーで線を引く人、暑くなってきたから水分補給を促す人、困っている1年生にそっと手を差し伸べる人、6年生がそれぞれの役割を十分に発揮している姿に「さすがおおぐろの森の6年生!」と感じました。

 初めは鬼ごっこでも「1年生だから少し手を抜いてあげて、優しくしてあげないと」と言っていた6年生も、最後には真剣な表情で逃げ回っていて、子どもらしい一面も見られて微笑ましたかったです。

 1年生は、おおぐろの森小学校にも、6年生にも少しずつ慣れ、時間いっぱい汗を流しました。1年生が6年生の説明をしっかりと聞き、ルールを守って遊ぶ姿に成長を感じました!

 

校長室より【9月20日】 深いぞ3年生!考える道徳授業

 本校には今年度、千葉県の「長期研修生」として國學院大学を中心に、全国を飛び回って道徳の授業を研究しているH教諭が在籍しています。教員の研究は、より良い実践のための研究です。H教諭も、研究してきたことを実践し、さらにそれを研究に繋げるために、本校の様々な学級で担任に代わり道徳の授業を行なっています!

 本日は3年生の3学級で、学校生活における「きまり」について、考えを深める授業を行いました。自分の考えを可視化するために、今日はピンクとブルーの紙を2つ折りにしたカードをそれぞれが持って、何度も子どもたちは自分の考えをわかりやすく表現します。

 今日の題材となる文章は、雨上がり、ぬかるんだ校庭に「今日は遊べません」を示す赤いボードが出ているが、友達は「いいじゃないか」と遊びに出てしまう。主人公は友達につられることなく「きまりじゃないか」とつぶやく。校内放送がかかり、「今日は遊べません」と注意され、友達は戻ってくる・・・というようなお話です。

 H教諭は、「今日は◯◯について考えましょう」とは言いません。文章を読んだ後、「不思議だな?や話し合いたいことはありますか?」と子ども達に投げかけます。すると子どもたちは、自分たちで今日の課題について出し合っていくので、教諭は子どもの意見を丁寧に認めながら、子どもたちと意見を交換しながら今日の課題について焦点化していきます。授業の初めから驚かされたのは、子どもたちが、文章の状況をよく捉え、自分なりの「はて?」をしっかりと言語化しているところです。「赤いボードもダメのサインで、放送もダメと言っている。同じダメなのに、放送だと決まりを守っちゃうのはどうして?」のような、それを考えたら大人でも面白いだろうなあと思うような意見が、子どもたちの間からすぐに出てくるところです!子どもの意見全ては取り上げられないので、H教諭は、「不思議だなと思えることを、自分で作れる人は、とても素晴らしい!」と意見を言った子どもたちをしっかり誉め、認めた後、今日の課題に進んでいきます。

 道徳は、「主人公の行動」という、自分ではない自分から切り離した事象について考えるので、子どもたちはリラックスして自分の考えを言ったり友だちと対話したりできるのですね。

 授業は進行して、教諭は「きまりを守らなくても先生が怒らなかったらどうかな?」「きまりがなかったらどうかな?」と子どもたちに問うていきます。

 授業も終末になり、教諭が「きまりはあった方がいい? ない方がいい?」という問いをしました。子どもたちは自分の意見を、カードの色を使いながら、絶対あった方がいい!あり寄りのないも少し!と意思表示をしました。あった方がいいという意見がかなり優勢です!しかし、その中で、キッパリとカードで「ない方がよい」と表示をした子がいました。意思を持った表情がとてもすてきだったので、意見が聞きたくなり、教諭に指名してもらいました。すると、その子が「自分の経験ですが、バレエの合宿があった時、先生から言われたきまりがたったひとつ、『バレエに集中する』でした。それさえわかっていれば、人には、自分できまりを作り、自分で守る力があると、その時私は思いました。そして、他人に決められたきまりのない合宿は、とても快適でした。」と発表したのです!いやあ、おおぐろの森小学校の子ども、すごい!!そして、そういう発言を引き出す本校教諭すごい!!

 

 

 

校長室より【9月19日】 充実の校外学習4年生!

 本日、4年生の校外学習がありました!9月中旬とは思えない猛暑が続いている中ではありましたが、今日の行程は千葉市科学館のプラネタリウムで月や星の学習をした後、館内で昼食をとり、さまざまな体験型展示で科学技術を学び千葉港に移動、湾内を40分かけて一周する船に乗り、港湾に面した巨大な倉庫やクレーンなどの設備を見学するという充実した校外学習になります!

 移動はバス!コロナの時期は、黙ってビデオを観ながらのバス移動となっていましたが、ようやく子どもらしく元気にいろいろなゲームをしたり歌を歌ったりしながらの楽しい校外学習のバス旅です!私は4年1組の児童と一緒のバスでした。1組のゲームは、誰が長く声を出していられるか?とか、全員に質問をしてたった一人が当てはまるものを質問した人が優勝!とか、子どもらしい色々なアイデアで、渋滞なんか全く気にならずわいわいとバスは進みました。面白いのは音楽を流してみんなで歌を歌うことを子どもたちが「ライブ」と呼んでいたことです!きけば子どもの考えたオリジナルのネーミングだということ!「みんなで歌を歌いましょう」とか「カラオケをします」ではなく、「ライブをやります!」という言葉の響きの強さと、センスに脱帽です!

 科学館では、言葉強めの館員さんの諸注意に、どうかと思うところもありましたが、子どもたちはまず、プラネタリウムで4年生用の学習プログラムで太陽や月の動き、今見える星座や北極星の見つけ方など天文の基礎知識を学びました。背もたれが大きく倒れるゆったりとした椅子に、一番喜んでいたのは引率の先生方かな?(気絶してませんよね?)その後は昼食です。螺旋状に小さなフロアがあるタワー型のユニークな食事スペースで、お家の人に感謝のお弁当タイム!まだまだ、お家の人の作ってくれたおかずやキャラ弁、デザートを自慢したいお年頃!子どもらしくていいなあ!

 お弁当の後は、最新の科学技術や歴史を、実際に手や体を動かしながら楽しく学んでいきます。様々な科学の法則や自然科学についても、展示だけでなくほとんどが参加体験型になっているので、子どもたちは頭と手、全身を動かしてチャレンジしたり、協力して課題を解いたりしながら元気いっぱい活動していました。写真をたくさん載せていますので、ご覧ください!

 千葉港での乗船体験は、これぞ小型船!といった軽快な走りで、子どもたちから餌をもらえると勘違いしているカモメたちを引き連れながらの楽しい時間でした!ロール状に巻かれた鉄板がゴロゴロ積んである工場、コンテナが山のようにつまれた中国船、とてつもなく大きなキリンみたいなクレーン、船に積まれるのを待っている車たち・・・たくさんの見所がありましたが、子どもたちの目は並んで飛んでくれているカモメさんに釘付けだったかな・・・。気温が高く、風にも吹かれ、波を切って走る船に揺られながらデッキに踏ん張って立っていた子どもが多く、子どもたちは自分が思った以上に体力を使ってしまいました。帰りのバスは往きのバスから一転「シーン!」という大音量の静寂が・・・。

 

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校長室より【9月18日】 私のスタンプペッタン!

 9月11日の記事では、1年6組の班に分かれてチームでのスタンプペッタンの様子や「造形遊び」についてお伝えしましたが、今日1年生のフロアを見に行くと、1年5組が個人のスタンプペッタンの真っ最中でした!直前の時間にチームに分かれてのスタンプペッタンを行って、続けて個人の造形遊びが始まったとのこと!大きな紙に向かう時には、体の動きも大きく、友達とわいわいやりながら、なんか自分の想定しない意外な方向に白い紙が染まってゆく面白さを味わっていた子ども達ですが、いざ個人で取り組むとなると、今度は自分の「こうしたい!」「こういうのが好き!」という思いがしっかりと表れて、ひとりひとりの個性が全面に出たスタンプ遊びになっています!同じ色でさまざまな形を組み合わせる子、思い切り赤い絵の具をたっぷりつけて、力強くグイグイ紙にこすりつける子、昨日のお月見の記憶でしょうか、青に丸い黄色で鮮やかな組み合わせを楽しむ子、整然とおはじきを並べるように同じ形を繰り返して整列させる子・・・ 本当に幅広くひとりひとり違う感性が見られて校長は大喜びです!このひとりひとり違う幅広い造形活動が行えるのは、1年生教員チームの周到な準備があるからです!あの色もこの色も好きな時に使えたり、あの形もそんな形も、声をかけ合えば手に入るところにある!豊かな材料や道具から、豊かな造形活動が生まれますよね!

校長室より【9月17日】 いきる 愛を伝えよう!

 今日は1年生のしほさんが夏休みに書いた読書感想文を紹介します。しほさんが読んだのは谷川俊太郎さんの「いきる」という詩です。初めに発表されたのは1971年ですので、私が小学校の低学年の時です!それから50年経ってもその時代その時代の人々の心をとらえ、絵本にもなって今の子どもたちに読まれている「いきる」はそれだけのエネルギーを持っているすてきな詩なのですよね。「いきる」はさまざまな書籍や絵本、インターネットでもすぐに見つかると思います。 

 しほさんは、「いきる」を家族の読み聞かせにより繰り返し聴き、自分で繰り返し読みました。そして、家族との対話から、自分自身の心への問いかけから、いきるってなんだろうね?今っていう時間ってとても不思議だね・・・私の「いきる」はなんだろう・・・と1年生のまっすぐな感性を十分に発揮しながら、深く深く考えてゆきます。1年生の読書感想文ですので、全てひらがなで書かれています。簡単な言葉しか出てきません。しかし、大人の心は1年生の小さな手にきゅっと掴まれるような、とても魅力的な文章が紡がれています。ぜひ、最後のリンクをクリックして、うちの猫ラジオで流れたねこさんの朗読でしほさんの文章を味わってください。

 しほさんが、この豊かな言語世界を紡ぎ出せるようになった秘密が、冒頭に書かれています。

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「いきるってなんだろうね」もうなんじゅっかいもよんでいるのに、よみおえると、いつもおかあさんがいいます。そのたびにわたしはかんがえます。いきるってなんだろう、ごはんをたべることかな、いきをすることかな。わたしはねるまえにおふとんのなかで、いきることやいのちについて、かぞくでおはなしをするじかんがだいすきです。・・・

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 お子さんとの「今」は今しかありません。今なら当たり前にできる親子のふれあいも、結構タイムリミットが迫っていうものもあるはずです。例えば、ぎゅう〜ってしてあげられる時間は、あとほんのわずかですよね。子どもの時に満たさなければならない愛情や、しなければならない経験をしないで過ごしてしまうと、後で取り戻すのがとっても大変な場合があります。家庭の愛情は、お子さんが小さければ小さいほど、シンプルに直接的な表現で伝えられると思います。言葉で、態度で、お子さんに愛情を伝えていきたいですね!

※ 9月18日の審査で、市内1年生の最優秀賞に選ばれました!