2023年1月の記事一覧
2月の家庭配布献立表と食育だよりをお届けいたしました。
春はそこまできていますが、まだまだ寒い毎日です。
コロナもあり落ち着かない日々が続いております。くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
さて、2月の家庭配布献立表と食育だよりを、お届けいたしました。よろしくお願いいたします。
「日本全国食めぐり」⑦ 東北地方 「食育の日の献立」です。
今日は、20日(臨時休校)の日の献立を実施します。
献立は、ごはん、牛乳,ハタハタの唐揚げ、せり蒸し、きりたんぽ汁です。
今日は「日本全国食めぐり」7日目、東北地方の秋田県の郷土料理を紹介します。
せり蒸しとは、せりの煮浸しのような料理です。
『せり』は、春の七草としても知られていますが、秋田県民に愛されている野菜です。
水分の多い土地に自生する野草で、1ヶ所に競り(せり)合うように生えることから、せりと言う名前がついたと伝えられています。
万葉集など多くの和歌集で詠まれたり、地名に名前がついたり、私たち日本人には馴染みの深い野菜でもあります。また、臭み消しや風味づけとして「きりたんぽ鍋」や「いものこ汁」には欠かせないものです。
「ハタハタの唐揚げ」は、秋田県の県魚である『ハタハタ』を使った料理です。秋田県では、ハタハタを入れた「しょっつる鍋」も有名です。
きりたんぽは、うるち米のごはんを杉の棒を先端から包むように巻いて焼いたものです。そのたんぽ餅を棒から外し、鶏がらの出し汁に入れて煮込んだものが秋田県の郷土料理『きりたんぽ汁』です
秋田県の郷土料理を味わっていただいてください。
今月は、学校給食週間に合わせて、日本全国の郷土料理を紹介しました。
「日本全国食めぐり」⑥ 九州地方
今日の献立は、といめし、牛乳、鮭のごまフライ、野菜こんにゃく入れ酢の物、いちごです。
今日は「日本全国食めぐり」6日目、九州地方の長崎県の郷土料理を紹介します。
といめしは、諫早市の目代地区に伝わるおもてなし用の混ぜご飯のことです。
昔から、正月や盆のときに、男の人たちが自宅で育てた鶏をさばいて作るのが習わしで、いまも基本的に男性が作るものとされています。地元で鶏を「とい」ということからきているようです。
長崎県の郷土料理を味わっていただいていただいてください。
30日の月曜日は、20日の臨時休校で中止になった、東北地方の秋田県の郷土料理を紹介します。
「日本全国食めぐり」⑤ 中国四国地方
今日の献立は、鯛めし、牛乳、鶏肉のゆず風味揚げ、小松菜ともやしのソテー、いよかんゼリーです。
今日は「日本全国食めぐり」5日目、中国四国地方の愛媛県の郷土料理を紹介します。
鯛めしは、鯛をご飯と共に炊き上げるが、南予では、生の鯛をタレに漬け込み、タレごと熱いご飯にかけて食べる。調理に火は使わず、新鮮な鯛を使うのがポイントです。
今日は、とても良質な鯛が給食室に届きました。
海賊飯とも漁師飯とも言われ、船上の酒盛りの終わりに、酒の残った茶碗にご飯を盛り、醤油をたっぷり含ませた鯛の刺身をのせて食べたのが始まりとされています。南北朝時代から江戸時代にかけて活躍した伊予水軍もよく口にしたといいます。
また、高知県は柚子生産量が日本一です。
国内で流通する柚子の5割を生産しており、高知県は名実共に「柚子大国」として知られています。
高知県では、柚子を色々な料理やお菓子などに使っています。
今日の、鶏肉のゆず風味揚げは、油で揚げた鶏肉にゆずのたれをかけたものです。
高知県の郷土料理を味わっていただいてください。
「日本全国食めぐり」④ 近畿地方
今日の献立は、奈良茶めし、牛乳、鯖の幽庵焼き、水菜のごま和え、飛鳥汁です。
今日は「日本全国食めぐり」4日目、近畿地方の奈良県の郷土料理を紹介します。
奈良茶めしは、米と炒った大豆をほうじ茶で炊いたごはんです。
大豆を香ばしく炒り炊くことで大豆の風味はそのままにふっくらと仕上がります。
茶飯は奈良で発祥しましたが、米と大豆のバランスのとれた栄養食で、腹持ちも良かったため、全国各地で広く知られるようになりました。
十返舎一九の『東海道中膝栗毛』に登場したことで一層有名になったようです。
飛鳥汁(あすかじる)は牛乳と鶏肉、季節の野菜が入ったお味噌汁です。
飛鳥時代に中国の旧王朝・唐から牛乳と鶏肉料理が伝わり、貴族の間で食べられています。
給食では、鶏ガラスープと牛乳で具材を煮込み、味噌で味をつけて作りました。
体も心も、温かくなる給食です。
奈良県の郷土料理を、味わっていただいてください。