「日本全国食めぐり」④ 近畿地方
今日の献立は、奈良茶めし、牛乳、鯖の幽庵焼き、水菜のごま和え、飛鳥汁です。
今日は「日本全国食めぐり」4日目、近畿地方の奈良県の郷土料理を紹介します。
奈良茶めしは、米と炒った大豆をほうじ茶で炊いたごはんです。
大豆を香ばしく炒り炊くことで大豆の風味はそのままにふっくらと仕上がります。
茶飯は奈良で発祥しましたが、米と大豆のバランスのとれた栄養食で、腹持ちも良かったため、全国各地で広く知られるようになりました。
十返舎一九の『東海道中膝栗毛』に登場したことで一層有名になったようです。
飛鳥汁(あすかじる)は牛乳と鶏肉、季節の野菜が入ったお味噌汁です。
飛鳥時代に中国の旧王朝・唐から牛乳と鶏肉料理が伝わり、貴族の間で食べられています。
給食では、鶏ガラスープと牛乳で具材を煮込み、味噌で味をつけて作りました。
体も心も、温かくなる給食です。
奈良県の郷土料理を、味わっていただいてください。