2024年10月の記事一覧
民俗芸能の秋季例祭ー銚子口の獅子舞ー
赤沼の獅子舞と同じ豊野地区、古利根川上流の銚子口地区におきましても長きにわたる伝統を誇る市指定文化財「銚子口の獅子舞」が継承されています。
現在の越谷市下間久里から赤沼へ獅子舞が伝わった亨保3年(1718)をさかのぼること21年前、元禄10年(1697)の17世紀末に伝授されました。この下間久里から市内に伝わった同系列の獅子舞として、銚子口、赤沼、東中野の3地区があり、三匹獅子の装束やお囃子、演舞について、それぞれ地域性がみられる特徴にあります。
広報かすかべ7月号でもご紹介したとおり、現在、銚子口獅子舞保存会、そして地区では若手舞手の育成に重点が置かれ、市内でも初めて女性舞手による三匹獅子が今夏の例祭で披露されました。
▲女性の舞手による迫力の演舞が今夏に披露されました
▲祭礼の締めでは五穀豊穣と家内安全を祈願した「弊かがりの舞」。幣束によるお祓いが受けられます
時代の流れ、社会状況の変化に伴う伝統芸能の後継者不足は、本市でも各地区での課題となっています。是非、例祭を現地で一人でも多くの方が現地でご覧いただき、郷土春日部の伝統の舞を応援いただきますよう、お願いいたします。
祭礼日時:10月20日(日)午後2時から
場所:銚子口香取神社(銚子口1361)
民俗芸能の秋季例祭ー赤沼の獅子舞ー
実りの秋、五穀豊穣に感謝をささげる秋季例祭が市内各所で行われます。
市の指定文化財「赤沼の獅子舞」を継承する赤沼民俗文化財保存会からは下記のような楽しく賑わいのある”チラシ”が届きましたので、併せてお知らせいたします。
日 時:10月20日(日)13時から
場 所:赤沼香取神社(赤沼770)
秋季の祭礼では、享保3年(1718)に越谷市下間久里から伝承された伝統の三匹獅子舞に加え、「稲荷(とうか)の舞」、「さかなつり」、「鬼退治」、「種まき」など、豊作を祈願、感謝を由縁とし、ユーモラスに満ちた神楽の奉納も見どころです。また、豊野小学校に通う児童による子ども獅子、そして女性3名が太夫獅子、中獅子、牝獅子の三匹獅子を担うという、後継者の継承では新たな取り組みの成果が披露されます。
穏やかで過ごしやすい秋の休日を郷土の伝統芸能の心地よい音色と伝統の舞をご覧になってはいかがでしょうか。