ほごログ(文化財課ブログ)

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花積貝塚のイルカの頭骨『新編図録春日部の歴史』からーその3

文化財保護課では現在、庄和地域の神明貝塚の調査を進めていますが、春日部地域の著名な貝塚といえば、花積に所在する花積貝塚です。

今日は花積貝塚で出土したイルカの頭骨を紹介します。
昭和43年に行われた土取り工事に先立つ発掘調査で、今から約4,800年前の縄文時代中期の住居跡内の貝塚からほぼ完全な形のバンドウイルカの頭骨が出土しました。

約6,000年前の縄文時代前期、春日部市の低地部分は「奥東京湾」と呼ばれる海で、花積貝塚は湾内でも奥に位置する半島状の高台にあります。そのような貝塚でイルカの骨が発掘されたことは珍しい例です。
また、頭蓋骨の下部がつぶれていることから、脳髄(のうずい)を取り出したことが想定されています。

「海進・海退と貝塚」『新編図録 春日部の歴史』14ページ



イルカの頭骨

NEW 「かすかべ なつかし写真箱」を設置しました

「かすかべ なつかし写真箱」は、市内の昔の風景などの古写真をつめこんだ箱です。
なつかし箱
箱のなかの写真は、A3判の大きなサイズです。
お手にとって、お近くで昔の風景をご覧いただけます。
パネルの裏には、写真の説明と簡単な解説を付しました。
写真について、お気づきのことや思い出をお持ちの方には、自由にコメントを書いていただけるようにコメント欄を設けています。
皆さんのご記憶を、ぜひ郷土資料館に教えて下さい。
写真パネル
ご希望があれば、パネルの貸し出しにも応じます。
パネルをもって、現地に行ってみるのも楽しそうですね。
写真の点数はまだまだ少ないですが、少しずつ追加していく予定です。お楽しみに。
「なつかし写真箱」は常設展示室の奥、休憩スペースに置いています。
展示室奥にあります

郷土資料館「体験ワークショップ」が開催されました

平成29年2月25日(土)、郷土資料館で「体験ワークショップ」が開催されました。ワークショップは、小学生までを対象とした、昔の遊びを気軽に体験できるイベントです。
参加した子どもたちは、紙芝居を見たり、蓄音機でレコードを聴いたり、昔のおもちゃ「ぴょんぴょんかえる」や「紙てっぽう」を作り、自分達で作ったおもちゃで遊び、大変喜んでいました。
 体験ワークショップは、平成29年3月19日(日)にも開催し「からくり屏風」を作ります。申込み不要、当日の飛び込みも大歓迎です。どうぞ、お気軽にご参加ください。
ワークショップ様子
ワークショップ様子

笑う 武里南小学校3年生、八木崎小学校3年生感想文

2月10日(金)に見学にきていただいた武里南小学校3年生の皆さん2月15日(水)に見学にきていただいた八木崎小学校3年生の皆さんから、それぞれ見学の感想文を送っていただきました。

武里南小学校の皆さんの感想文


武里南小のものはイラスト付きの感想文でした。
昔の道具のイラストだけでなく、職員の似顔絵を描いてくれた方もいました。ありがとうございます。

八木崎小学校の皆さんの感想文



八木崎小学校の皆さんは、文章主体の感想文ですが、皆さんイラストを丁寧にぬられて、とてもカラフルです。皆さんの気持ちが伝わってきます。ありがとうございます。

感想文のなかで多かったのが、昔のおもちゃが楽しかったというものです。
見学のときに、普段どんな遊びをしているか聞くと、7割方は「ゲーム」という回答がかえってきます。
ゲームをやったことない人は、どの小学校で聞いても0人です。
便利なおもちゃがありふれている現代の子どもたちにとって、昔の素朴なおもちゃはかえって新鮮で楽しく遊べるのかもしれません。

郷土資料館では、明日2月25日(土)3月19日(日)に昔のおもちゃづくりをするイベント「体験ワークショップ」を開催します。
2月25日は、紙てっぽう、ぴょんぴょんがえる。3月19日は、からくりびょうぶをつくります。
飛び入りでも参加できますので、ぜひまた来てくださいね。

笑う 中野小学校3年生から見学の感想・新聞が届きました

中野小学校1

2月9日(木)に見学にきてくれた中野小学校3年生
の皆さんの感想と、郷土資料館で学んだことをまとめた新聞を送っていただきました。
とてもていねいに描かれ、よくまとまっていました。
4コマ漫画もあって、楽しく読ませていただきました。
郷土資料館の出口付近に掲示させていただきましたので、内容が気になる方はみにきてくださいね。
中野小3年新聞

中野小3年新聞02