学校給食ブログ
給食雑学 その1【献立はどうやって決めているの?】
2学期の給食が20日(金)で終わりました。給食がない時は、給食センターの職員も毎日お昼ご飯を自分で用意することになり、栄養バランスのとれた給食のありがたさを身にしみて感じているところです。
さて、こちらのブログは給食献立の紹介がメインですが、それはあくまでも表舞台。給食ができあがるまでの舞台裏をちょこっとお知らせしていこうと思います。まずは、その1として、給食センターの献立がどのように決められているかご紹介します。
まず最初に、給食センターに勤務している栄養教諭や栄養士が、毎月の献立目標を決め、成長段階にある子ども達に必要な栄養を考えながら、実際に提供する月の3ヶ月前頃までに1ヶ月分の予定献立案を作成します。例えば、3月分の予定献立案は12月の中旬頃に、ほぼ完成しています。
献立を作成するときには、ひな祭り献立やお月見献立などの行事食を取り入れるほか、毎月19日の食育の日に合わせて日本全国の郷土料理を取り入れたり、児童生徒が考えた献立を取り入れるなど、食育の面にも配慮しています。
予定献立案は献立審議部会に提案し、ご意見をいただきながら最終的に決定します。献立審議部会は、学校長、教諭、保護者の各代表の方々にお集まりいただき、8月を除く毎月開催しています。
部会の委員の皆様に、どんな献立や味付けが児童生徒に人気か、反対に残菜が多い献立などもお伺いして、次の予定献立作成に生かしています。
児童生徒には、ラーメンやうどんなどの麺と、パンの献立が人気があるようです。麺とパンは、4週に3回ずつ実施していて、麺は火曜日、パンは金曜日です。麺やパンを製造している工場から各学校に配送してもらう都合などから、残念ながら、回数を増やしたり曜日を変えたりすることは、なかなか難しいのが現状です。
お魚や豆類などが苦手だったり、初めて見る食材は食わず嫌いだったりする子もいるようですが、給食を通して様々な食体験を積んでほしいとも思います。
ちなみに、ひそかなこだわりは「2学期最初の給食はカレー」です。夏休み明け、給食のカレーを楽しみに元気に登校してもらえるよう、献立の定番にしています