校長室から
〔校長室から〕いよいよ3月が始まりました!
「去る月のスタート」
校長 安田 憲司
1月から3月にかけての期間は,本当にとても忙しい時期となります。
やることがたくさんあるのに,時間が足りない。もっと時間がほしいのに,日がどんどん過ぎていく。
そういうことから,それぞれの数字の読みを取って,
1月=「行く」2月=「逃げる」3月=「去る」と呼ばれるようになったようです。
今年度も在校生の登校日は残り18日で,6年生は15日で卒業となります。
新型コロナウイルスのおかげで制約の多い中,時間ばかりがあっという間に過ぎてしまいました。
ラスト1か月!全集中で行きたいものです!
ところで,間もなく卒業証書授与式ですが,6年生では,「呼名への返事」の練習が始まります。
この返事やあいさつはだれのためにするのでしょうか?
返事やあいさつは相手の人に向かってするものですから,
相手の人のためにすると思うかもしれません。
でも,私は「相手のためにするのはもちろんですが,自分のためにするものではないか」
と思っています。
なぜならば,すばらしい返事やあいさつができると,まず自分が気持ちいいからです。
また,相手の人やまわりの人が自分を認めてくれ,高く評価してくれるからです。
このように自分にとってもいいことがたくさんあるわけです。
昔6年生の担任をしていたとき,
「中学校へ進学した初日は,心をこめて大きな声であいさつをするように」と指導していました。
いろいろ学校から集まってくるので,その中で自分自身を理解してもらうためには,
気持ちの良いあいさつが一番理解してもらいやすいからです。
大きな声で自分からあいさつをするのは勇気がいりますし,
普段からしていないと急にはできません。
また,就職活動を担当している方からも,
「呼名されたとき,元気よく素敵なあいさつをする人は,社会に出た時も通用します。」と
教えていただきました。
返事やあいさつひとつがその人の人生を変えることがあるくらい大事なものなのです。
ですから,小学校のうちにすばらしい返事やあいさつを身に付けられたとしたら,
それはこれからずっとみなさんの財産となって,みなさんを助けてくれることにつながります。
返事やあいさつは,相手のためでもあり自分のためでもあると思って,良い返事,
良いあいさつを心がけてほしいです。
最後になりますが,先日有名な日本の衣料品メーカーから,
全児童並びに職員へ「子どもたちが感染予防しながら学び続けることができるよう」と,
マスクの寄贈がありました。
また,例年PTAバザー・ふれあい祭りで本立て作成のご指導といただいている皆様から
本立てキットをいただきました。この場をかりて,厚く御礼申し上げます。