校長室から
5月の全校集会 「3匹のカエル」
5月6日(木)に,5月の全校集会を放送にて行いました。
そこで,イソップ寓話の「3匹のカエル」のお話をしました。
ある日、ミルク壺の中に
三匹のカエルが落ちてしまいました。
1匹目のカエルは後ろ向きな性格で
もがいても壺の中から出られないだろう…
と、すぐに諦らめてしまい
沈んでいってしまいました。
2匹目のカエルは楽観的な性格で
そのうち助かるだろう…
と何もせずにしていたら
沈んでいってしまいました。
3匹目のカエルは
どうにか助かろう!
と、諦めることなく一生懸命もがき続けました。
すると、もがいているうちに
ミルクがバターになりはじめたのです。
3匹目のカエルはバターを足場に
外へ飛び出すことができました。
というお話です。
困難な状況になったときに、どのように行動するのか、またはしないのかというお話です。
皆さんは、どのカエルになりたいですか?
今、世界中の人たちが、新型コロナウイルスという、目には見えないウイルスと戦っています。次々と変異を続けるウイルスに対して、
1匹目のカエルのように、後ろ向きに仕方がないとあきらめてしまうのか、
2匹目のカエルのように、楽観的にそのうち何とかなるでしょうと、感染症対策もせずにのんきに過ごして病気になってしまうのか、
3匹目のカエルのように、今できる精一杯のことをして、この困難な時代を乗り越えていくのか?
校長先生は、3匹目のカエルのように、この先、どうなるかはわからないけれども、今できる精一杯のことをやって、道を切り開いていきたいと思います。
私たちに、今できる精一杯のこととは、形を変えて、さらにパワーアップしている目に見えないウイルスを、「絶対に自分の体の中に入れない!」という強い思いで生活することです。
そのためには、マスクをきちんとつける、友達との距離をしっかりとる、友達には触らない、大きな声で話さない、石鹸を使って手洗いをしっかりする。マスクを外した時には、絶対にしゃべらない、ということを、今まで以上に、しっかりと守ってください。
今日から、運動会練習が始まります。今年は、どの学年も表現運動に挑戦します。友達との距離をしっかりとって練習をしますが、心は離れずに一つにつながって、素晴らしい演技を成功させられるよう頑張ってください。
コロナウイルスもパワーアップしていますが、高野山小学校のチームワークも、ウイルス以上にパワーアップさせて、昨年よりも一歩進んだ運動会を成功させられるよう、6年生を中心に、頑張っていきましょう。
6年生の皆さん、最高学年としての素晴らしいリーダーシップを発揮して、活躍することを期待しています。
高野山小学校 校長 中野 直美