校長室から
餅になるまで
今日,5年生が,自分達で育てたもち米で餅つきをして,「新年を祝う会」をしました。
もち米栽培でお世話になった岡田さんや臼を貸して下さった飯田さん,かまどやせいろを貸して下さった調理員の齋藤さん,それに40人以上の5年生のお父さんやお母さんの手伝いで,おいしいきなこ餅や雑煮を食べて,収穫と新年を祝うことができました。
先日紹介した「七草がゆ」同様,餅つきも日本の大切な文化のひとつです。田植え・稲刈りと一連の活動は,5年生にとってとても貴重な体験と思い出になったことでしょう。
それともう一つ忘れてはいけないことがあります。
今日食べた餅は,多くの人の手間と苦労があるからこそ,おいしく頂くことができたのです。種籾から餅になるまでは,長い時間と多くの人の手がかけられています。種を播けば餅になるわけではありません。そのことを,体験を通して学ぶことができました。
餅だけでなく,私達が食べる食物はすべて同じ。だからこそ,粗末にすることなく,感謝して食べる必要があるのです。
ご協力いただいた多くの皆様,本当にありがとうございました。
始業式の話の中で
昨日の始業式で,「七草がゆ」の話をしました。
7日の朝にお粥を食べた児童は,そんなに多くはいませんでした。確かに,朝からお粥を準備するのは大変ですよね。正直なところ,我が家でも「七草がゆ」を食べたのは,昨日の夕飯でした。
しかし,「七草がゆ」のことは,多くの児童が知っていて,春の七草の名前を言える児童もいて,驚きました。
芹(せり):水辺の山菜で香りがよく,食欲が増進。
薺(なずな):別称はペンペン草。江戸時代にはポピュラーな食材でした。
御形(ごぎょう):別称は,母子草で,草餅の元祖。風邪予防や解熱の効果あり。
繁縷(はこべら):目の良いビタミンAが豊富で,腹痛の薬にもなった。
仏の座(ほとけのざ):別称はタビラコ。タンポポに似ていて,食物繊維が豊富。
菘(すずな):蕪(かぶ)のこと。ビタミンが豊富。
蘿蔔(すずしろ):大根(だいこん)のこと。消化を助け,風邪の予防にもなる。
以上,インターネットで検索した情報です。
これらの野草を自然の中で見つけ出すのは大変なことでしょう。我が家もデパートで「七草セット」を購入し,お粥に入れて楽しみました。
こうした日本の古くからの習慣や文化は,これからも大切にしていきたいですね。
新しい年を迎えて
いよいよ明日は,3学期始業式です。平成26年度も残すところ3か月となりました。新しい年を迎えて,気持ちを切り替え,残りの日々を大切にしていきたいと思います。
2学期末は,例年になくインフルエンザで欠席する児童が多くなって,終業式も体育館でできない状況となってしまいました。明日の始業式は,全員が元気な顔を見せてくれることを期待しています。
新年を迎えると,不思議と気持ちが引き締まります。大晦日と一晩違うだけなのに,これほど違った気持ちになるのは,本当に不思議なことですね。良いことも,悪いことも,ひと区切りをつけ,新たなスタートができるのも新年の良さだと思います。
3学期は,とても短い学期ですが,学年のまとめをする大切な期間です。悔いが残らないように,精一杯頑張ってほいいと思っています。私達教職員も,一致団結して,卒業式や修了式が迎えられるように取り組んでいきたいと思います。ご協力よろしくお願いいたします。
2学期を振り返って(その2)
2学期は,学校だよりやホームページで,できるだけ学校の様子を伝えるようにしました。保護者や地域の方の学校への関心が高く,11月のアクセスは6583回,12月は22日現在で,すでに6290回となりました。今後も,できるだけタイムリーな情報を提供できるようにしていきたいと思います。
また,校内の危険な個所をできるだけなくすように,教育委員会に働きかけ,可能な修繕を行ってもらいました。予算の厳しい中,子ども達の安全を第一に,学童への通路や「ジャブジャブ池」の前の段差をなくす工事を行ってもらいました。まだまだ,十分とはいえない状況ですが,できるだけ努力していきたいと考えています。
平成26年度も残すところ3か月。大きな行事は,卒業式だけとなりました。6年生が,立派に卒業できるように,全職員で支援していきたいと思います。また,その他の学年の児童も,充実した1年間だったと思えるように,全力で教育活動を行っていきたいと考えています。
皆様のご理解とご協力に心から感謝しております。新しい年,平成27年もよろしくお願いいたします。
ご多幸と健康をお祈りいたします。よいお年をお迎えください。
校長 小椿 清隆
2学期を振り返って(その1)
とはいえ,例年になく,インフルエンザの流行が早く,早帰りや学級閉鎖の対応をせざる状況になり,ご迷惑をおかけいたしました。今日現在も,欠席者が多く,2学期の終業式は,体育館で行わず,校内放送を利用して行うことにしました。子ども達一人一人の顔を見ながら話ができなく,非常に残念な思いです。3学期の始業式では,全校児童の元気な笑顔が集うことを期待しています。
2学期を振り返って,印象に残ったことのひとつに,給食の残菜が減ったことです。今まで,20%を超える残菜量のメニューがほとんどなくなりました。依然,20%を超えるのは,「野菜のお浸し」です。どんなに,味付けを工夫しても,野菜の多いメニューは子ども達の食べ残しが多いようです。私は,毎日,子ども達が食べる前に,検食(事前の味見)をします。給食で出されるお浸しは,家庭で作るものより(我が家)も,茹で野菜の歯触りや味付けも工夫されていて,とても美味しく(私の主観では)できています。それが,たくさん残り,処分されるのは,本当に残念で仕方ありません。今年度から,学期に1度,各学年の先生と栄養士,調理員の代表で,「給食委員会」を開き,給食の改善を行っています。その成果が,メニューの改善や残菜量の減少につながったと考えています。今後も,検討と改善を重ね,安全で楽しい給食を目指していきたいと思います。