校長室から
職員の「共同的な学び」を実現する研修会
10日(月)、東葛飾教育事務所から指導室長・大館昭彦先生に講師をお願いして校内授業研修会を行いました。中学校は今年度から「特別の教科・道徳」がその文字の通り教科化され、必修の履修科目となります。もちろん、今までも道徳の授業は行っていたわけですが、「考え、議論する道徳」授業への工夫が議論されたり、通知表・指導要録への評価が新たに行われるようになるなど、我々教職員も気持ちを新たにして研修に取り組んでいるところです。
授業は本校・3年目の大鹿教諭が2年2組の生徒と向き合いながら展開しました。この日まで2度のプレ授業を行うなど入念な準備をして臨んだ授業で、生徒も自分の思いや考えをしっかりと発言していました。研修のための提案授業ですから、もちろん、修正すべき点も多々ありましたが、見事に本時のねらいに迫る授業ができたと思っています。
授業後は、全職員で講師の先生から「道徳科」の授業を展開するうえでの留意点や効果的な指導、問題解決的な学習での注意点等々についてご講義いただくとともに、授業者を中心とした本時の振り返り、さらに「生徒の本音を語らせるために」というテーマで参観者がグループ討議を行い、講師の先生よりご指導を受けました。
わずか半日の研修ではありましたが、今後、我々の実践に大きな糧となる貴重な時間であったと考えています。新しい学習指導要領の実施とともに、「社会(地域)に開かれた教育課程」の実施がますます重要になってきます。保護者・地域のみなさんにも、自由参観の機会などを通して、教科の授業だけでなく道徳の授業をご覧いただいたり、何らかの形で参加していただくような取り組みも考えています。どうぞよろしくお願い致します。