校長室から

校長室から

小中一貫教育の一助・新木小音楽集会にて

 30日(水)、本校特設合唱団が新木小音楽集会に招かれて、未来の湖北中生とその保護者の前で堂々たる演奏を披露してきました。
 出演順が低学年と中学年の後ということもあってか、小学校の児童たちは体格の差はもちろん、合唱の迫力、声の響き、歌う表情等々、そのすべてに驚きを隠さず、固唾をのんで見ていました。また、知っている曲では、中学生に先がけて自席で振りをつけて口ずさんでいる低学年の児童がとても微笑ましかったです。
 今、我孫子市が進めている小中一貫教育では、「中学校卒業時の理想の生徒像」を共有し、学校・家庭・地域が一緒になって子どもたちを育てていく営みが求められています。このような機会を通して、小学校の児童たちが(漠然としてでもいいので)「中学校3年生ではこんな姿になっていたい」という目標や憧れをもつことがとても大切だと思っています。
 11月11日(月)には、そんなことも視野に入れながら、これからの学校のあり方を模索しつつ、家庭や地域との連携を考えていく教育ミニ集会を予定しています。このホームページでもお知らせしていますが、改めて、地域の子どもたちのためにたくさんのみなさんのご参加をお待ちしています。よろしくお願いします。

日常の教育活動の成果!充実した文化祭&大盛況のバザー

 26日(土)、文化祭&バザーを開催しました。文化祭では基本的には日頃の教育活動の発表を保護者・地域のみなさんにご覧いただきました。オープニングを飾る吹奏楽部の発表は小規模編成ながらそれぞれの楽器の音色が柔らかく響き、しっかりと音が聴こえてくる演奏でした。続く特設合唱団の演奏は、迫力の中にも澄んだ美しい声が響いてくる、聴衆にとって心地よい演奏だったように思います。給食委員会の発表は朝食の大切さについて、アンケート結果を基に資料を駆使してわかりやすいプレゼンを展開しました。英語暗唱とスピーチの発表は堂々としたその様子、訴えかける表情、流暢な英語と、さすが学校代表ということを感じさせてくれました。長崎平和祈念式典参加報告では、この夏、現地へ行って原爆の脅威を学ぶと同時に、平和の尊さを改めて考えたことがしっかりと伝わってくる素晴らしい発表でした。最後の科学部は夏以降、顧問教諭不在の中、自分たちだけで考え、企画し、よく頑張って当日の発表までこぎ着けたという頑張りが感じられる発表でした。また、美術部・美術科の作品展示では、作品の出来云々に関わらず一人ひとりが真剣に部活動・授業に臨んでいる様子が垣間見られる、努力して仕上げた様子が伝わってくる展示であったと思います。科学作品展の出品作品展示も同様ですが、市内作品展が体育祭と重なったため、見に行くことができなかった教員・生徒にはありがたい展示でした。
 午後からのバザーでは、前日の雨で準備が思うようにできなかったとはいえ、PTA役員、バザー委員のみなさんのご尽力により、大盛況で売り上げも順調、生徒たちも楽しそうに飲食、3年生各学級の催し物・ゲームに興じていました。この日のために4月当初より着実に準備を進めてきた関係者のみなさんに改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
 ご参観、ご参加いただいた保護者・地域のみなさんには、今後とも本校への変わらぬご協力をお願いし、この機会に学校の教育活動をさらにご参観いただくとともに、生徒たちへの教育支援(11/11の教育ミニ集会で話題にします)をお考えいただければ幸いです。よろしくお願い致します。

※文化祭・バザー当日の様子は「生徒活動の様子」のページにアップします。

魂で繋いだ襷!第73回東葛駅伝大会

 19日(土)、第73回東葛飾地方中学校駅伝競走大会が悪天候の中、野田清水公園陸上競技場スタート、松戸市立中部小前ゴールの32.3㎞で10区間の選手が襷をつないで行われました。東葛地方の全公立中71校がすべて参加し、交通規制までしながら実施する全国でも例を見ない大規模で伝統のある大会です。
 本校の選手は夏の合宿を始めとした辛く厳しい練習を乗り越えて、第11位という成績を収めました。残念ながら生徒たちが設定した目標(7位以内)には及ばず、悔しさを滲ませる選手もいましたが、実は、これは本校規模(生徒数)の学校としては、とても頑張った順位だと思っています。本当に、東葛駅伝を走る選手を10人揃えるというのは大変なことであり、サポートの選手や付き添いの選手も含めた一人ひとりが全力を出し切った成果であり、十分に胸を張っていいと思っています。
 そして、今年の選手たちは、ここまでの自分たちの努力に自信をもって堂々と高い目標を設定したのです。葛南駅伝大会でも男女アベックでの県大会出場という好成績を残したこともあり、自分たちのレベルが上がっていることを実感し、目の前の壁を自ら高くしたのです。そんなことから帰校後の報告会では、結果に心から満足している選手はただの一人もいませんでした。その代わり、この悔しさをエネルギーに変え、次の県駅伝大会に向けて自分がやるべきことやその決意、応援してくれた保護者・仲間たちへの感謝の言葉が語られていました。
 私も生徒たちにはさらに次の目標に向かって前進してほしいと願っていますが、結果云々に関わらず、また、選手として走った生徒もサポートに回った生徒も、ここまで途中で挫折することなく厳しい練習をやり抜いたこと自体が、それぞれの大きな成長に結びついていると考えています。今後、いろいろな場面で失敗することやうまくいかないことがあっても、駅伝チームで頑張った生徒たちは、それを乗り越える心の強さを手に入れたとも思っています。彼らのこれからの学校生活、県大会はもちろんですが、特に3年生はそれぞれの進路に向け、ここまで走り抜いてきたことを自信にして精一杯頑張ってくれることと期待しています。
 選手の引率、並びに応援、激励に足を運んでいただいた保護者のみなさん、本当にありがとうございました。

※大会の様子(写真)については、「生徒活動の様子」のページにアップします。

自由参観日に思う。「みんなで創る地域の学校」をめざして!!

 先月30日(月)、本校で自由参観日を設けました。1校時から放課後活動まで保護者、小学校6年生の保護者、地域のみなさんに本校の教育活動の一端をご覧いただき、ご意見等をいただくとともに、生徒たちの様子と湖北中学校の現状を理解していただき、今後の相互連携にも繋げていきたいと思ったからです。
 そんな中、民生委員、主任児童委員を中心とする地域の方々に15名前後ご来校いただきました。生徒の祖父母やピアノ教室で生徒が小学生だったときに教えたという方もいて、今までになかったこういう機会をもつことに対して、大変好意的に受け取ってくださっていました。
 校舎内、授業の様子を一緒に同行して案内させていただきましたが、生徒たちが落ち着いて授業を受けている様子と清掃が行き届いた廊下や窓を見てお褒めの言葉も頂戴しました。また、後から若年層の教員に感想を求めたところ、「突然で緊張しました」「背筋が伸びました」などの声が聞かれ、時々はこういう機会をもつことが、私たちにもいい刺激になり有効であると感じた次第です。
 そして、一番よかったことは…。家庭科の調理実週を参観していただいたとき、地域の方が自然と生徒に声をかけて調理の仕方を教えたり、何と生徒の方からも「ここ、どうやってやるんですか?」と尋ねる姿が見られたことです。全部で6つの調理台がありましたが、各調理台に1人ずつ、生徒と向き合ってくれる大人がいたら、どれほど有意義で効果がある
授業になるかは言うまでもありません。調理作業の安全や成功はもちろん、地域の方とのコミュニケーションを通して生徒たちに育まれる社会性は、学校教育だけでは育てることができないのですから…。
 さらに、地域のみなさんにもお帰りになる際、「とても楽しかったです」と仰っていただけました。地域のみなさんにとっても、中学生とはいえ、「子どもたちとの触れ合いが大きなエネルギーになる」ということを改めて認識した次第です。
 こんな風にして、学校と地域がWin-Winの関係で繫がることができる。これこそ湖北中学校がめざす「みんなで創る地域の学校」のあるべき姿であり、再来年度に本格実施の新学習指導要領がめざしている姿です。
 今後ともこれに沿った学校創りを推進していく所存ですので、保護者・地域のみなさんのさらなるご支援とご協力をお願いすると同時に、来月、11月11日(月)には3校合同教育ミニ集会「学校・家庭・地域総ぐるみで地域の子どもたちを育てるためにできることを考えよう!!」を本校会場で開催しますので、たくさんの方々のご参加を心よりお待ちしています。よろしくお願いします。

※教育ミニ集会のお知らせは、後日ホームページ、チラシ(自治会回覧・公共施設に置く等)、 

 学校だよりなどでお知らせしますので、ぜひご覧ください。

全力疾走!葛南駅伝大会

 市内音楽発表会に続いて4日(金)、柏の葉公園で葛南駅伝大会が行われました。結果は男子Aチームが4位、Bチームは最終区の前まで11位と検討していましたが、残念ながらアンカーが体調を崩して棄権、女子は4位で男女ともに県大会出場を勝ち取りました。ロードレースの部でも精一杯の走りを見せ9位入賞を果しています。私はコースの途中で生徒たちの応援をしていましたが、どの生徒も全力を尽くして必死の形相で目の前を駆け抜けていきました。
 チーム全体の団結で成し遂げた男女アベックでの県大会出場。19日(土)の東葛駅伝大会に向けても「十分に戦える」という予感を感じさせてくれる走りでもありました。閉会式では、葛南の代表チームが常に県のトップを走っている、それに恥じないレベルの高い大会であったという話もあり、この県下屈指の激戦区で4位というのは立派な成績です。ただ、夏の合宿等、一番頑張った選手は4日間で実に百数十キロを超える走り込みをしたとも聞いていますが、ここまで辛い練習に耐えて頑張った生徒たちには「まだまだできる」という気持ちもあったようです。
 2週間後、19日(土)にはいよいよ伝統の東葛駅伝大会があります。この日の反省をもとに生徒たちが悔いのない走りができるよう、10位以内という目標に届くよう、また、11月2日(土)の県大会では関東大会出場が果たせるよう、さらに支援していきたいと思います。勝負ですから勝つこともあれば負けることもあります。でも、本気で努力した者にしか味わえない「目標を達成したときの喜び、達成できなかったときの涙」が、生徒たちのさらなる成長につながると信じています。

※葛南駅伝大会の様子は「生徒活動の様子」にアップします。