日誌

ひょうたんから本°

3月11日 5.6年生

【今回の本】

5―1 『みえるとかみえないとか』『なないろのクラ』
5―2 『まいにちからだはあたらしい』『中をそうぞうしてみよ』
5―3 『アイウエ王とカキクケ公』『1つぶのおこめ』
5―4 『たいせつなおくりもの』


6―1 『たいせつなこと』『むらの英雄』
6―2 『世界がもし100人の村だったら』『アルフィーのせかいのむこうがわ』
6―3 『ギルガメシュ王ものがたり』
6―4 『モチモチの木』『ストーリーテリングについて(いたずらこうさぎ)』

⭐️ひまわり
『おはなみ』『がくしゅうおおぞら2023年3月号(たんぽぽのひみつ、しょうがっこう、だいすきだよありがとう)』

今年度の読み聞かせが今日で終了しました。6年生にとっては6年間のひょうたんから本°の時間を楽しんでもらえていたらとても嬉しいです。

今回は6年生に読まれた本の選書理由について読み手の皆さんに聞いてみました。

 

「たいせつなこと」

フレーベル館 マーガレット・ワイズ・ブラウン 作 / レナード・ワイズガード 絵 / うちだ ややこ 訳

1949年にアメリカで出版されて以来読みつがれているこの絵本。

スプーン、くつ、りんご、ゆき、くさ、ひなぎく…。

それぞれの役割は決まっており、用途にあわせて私たちは考えることもなくそれらの道具を利用したり、景色として流れていきます。

子どもたちにとって、本当に大切なこと。
今、自分が本当に大切にしなくてはいけないこと。

答えがわからなくなった時。
立ち止まってしまった時。

背中を押してくれる本です。

 

「アルフィーとせかいのむこうがわ」

ロクリン社 チャールズ・キーピング 作 / ふしみみさを 訳

「世界の向こう側」に行き来するおじいさんの話を聞いた男の子が、それに憧れて僕も行きたい!と一人で船に乗った世界の向こう側についたと思ったものの、実際は定期船でアムズ川の向こう川に渡っただけというお話でした。本物の「世界の向こう側」に、いつか大きくなったらキミも行けるよ!と、おじいさんに言われるシーンがあり、間もなく卒業する6年生に見てもらえたらな…と思って選びました。

 

「ギルガメシュ王ものがたり」

岩波書店 ルドミラ・ゼーマン 文・ 絵 / 松野 正子 訳

五千年以上前からある歴史ある本だから。
メソポタミアで、粘土板に記されていた。
人間の心を知らない王様が、もう1人の王と戦って、人間の優しさに気づき、友達になったお話。

「モチモチの木」

絵岩崎書店 斎藤 隆介 作 / 滝平 二郎 絵

3年生の教科書にのっていて、みなさんがたくさん音読をしたお話です。なつかしいですか?人に読んでもらうのもまたいいですよね?

幼い豆太とやさしいじさまの心温まる物語。臆病豆太がふりしぼった勇気を6年生と共有したいと思いました。

切り絵が美しい名作絵本です。皆さんに読んで欲しいです。

2月26日 3.4年生

【今回の本】

3―1 『おっとあぶない』『もう はるですね』
3―2 『はるよ こい』『おはなしのろうそく1 おいしいおかゆ』
3―3 『うまれてそだつ』『はなのあなのはなし』

4―1 『7年目のランドセル』
4―2 『ぽとんぽとんはなんのおと』『花じんま』
4―3 『おばあちゃんとおんなじ』『ふたりはともだち はるがきた』『まほうのコップ』
4―4 『さんねん峠』『ニひきのこぐま』『どうしてパパとけっこんしたの?』

みんなが夢中になっておはなしを聞いているのを先生も見てくれています。

このクラスは後ろの人は椅子に座って聞いていましたよ

クラスによって、床に直接座ったり、全員椅子に座っていたりと様々です。

読み手は本がよく見える位置に本を持って読み聞かせをします。時には立って読むこともあります。

「花じんま」

福音館書店 田島 征三 再話・絵

4年生のクラスで読まれました。始めに、土佐弁でお話を読むことを子どもたちに語りかけ、子どもたちは、日本の地域に伝わる言葉でお話を聞く楽しさ、言葉の魅力を感じたことと思います。読み聞かせた後の挨拶の後、花さかじいさんのお話だと歓声が上がっていました。

「はるよこい」

福音館書店 わたり むつこ 作 / ましま せつこ 絵

3年生のクラスで読まれました。今週末は ひな祭りがあります。日本の伝統文化を伝えられたことと思います。

「うまれて そだつ わたしたちの DNAと いでん」

ゴブリン書房 ニコラ・デイビス 作 / エミリー・サットン 絵 / 越智 典子 訳 / 斎藤 成也 監修

3年生のクラスで読まれました。「いのち・こころ・からだ」の学習があったので、この本を選んだそうです。興味を持って聞いてくれたようです。

2月19日 1.2年生

【今回の本】

1―1 『ちいさな くれよん』『カラーモンスター』
1―2 『もうはるですね』『文房具のやすみじかん』
1―3 『ばあばにえがおをとどけてあげる』『こねこのチョコレート』

2―1 『かもさんおとおり』
2―2 『あかにんじゃ』『このあいだに なにがあった?』
2ー3 『ミリーのすてきなぼうし』『あたしもびょうきになりたいな!』
2ー4 『かたあしだちょうのエルフ』『りんごだんだん』

朝から元気よく「あいさつ」をしてから読み聞かせの時間がスタートします!

 

「こねこのチョコレート」

こぐま社 B・K・ウィルソン 作 / 大杜 玲子 絵 / 小林 いづみ 訳

ジェニーは4歳の女の子。弟の誕生日プレゼントに買ったこねこのチョコレートは夜中にこっそり食べ空っぽに。チョコレートが減るたび、子供たちは驚き声をあげ、空っぽの箱のページはヒヤヒヤした顔つきに!本の世界に入って楽しんでいる様子でした。

「かもさん おとおり」

福音館書店 ロバート・マックロスキー 作・絵 / 渡辺 茂男 訳

かも一家の引越しを描いた心温まるロングセラー絵本です。

こがもの名前が続けて読まれる場面で、2年生が笑っていましたよ

「りんご だんだん」

あすなろ書房 小林 忠博 写真・文

おいしそうな真っ赤なリンゴをずっとしまっておいたらどうなるのかな?だんだん、だんだん…。だれも見たことのない、変わりゆくリンゴの姿を追った346日の写真観察絵本。

2月5日 ひまわり

【今回の本】

『世界がもし100人の村だったら』
『カラーモンスター きもちはなにいろ?』

 

「世界がもし100人の村だったら」

マガジンハウス 池田香代子 再話 / C.ダグラ・ラミス 対訳

世界を100人に縮めると
まったく違う
あなたが見えてくる。

アメリカの中学校の先生が生徒たちに流したメールがもとになった絵本です。

 

卒業が近づいてきた6年生に向けて、多様性や感情がテーマの本が読まれました。

やや難しい内容でしたが、低学年の児童も、色のきれいな絵本に引き込まれて、最後まで、しっかりと聞くことが出来ました。

 

1月29日 5.6年

【今回の本】

5―1 『これはすいへいせん』『ふしぎな500のぼうし』
5―2 『歯いしゃのチュー先生』『ねえ、どれがいい?』
5―3 『みえるとかみえないとか』『かいじゅうたちのいるところ』
5―4 『ポップコーンをつくろうよ』『だいこん だんめん れんこん ざんねん』


6―1 『300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート』『ふたりはきょうも』
6―2 『たまごからうま』
6―3 『けしごむくん』『とんで やすんで かんがえて』
6―4 『おはなしのろうそく1 おいしいおかゆ』『しんせつなともだち』

6年生のクラスでは、グリム童話が素話で話されました。おいしいおかゆが止まらずに、どんどん煮える不思議な魔法のお鍋のお話です。

5年生のクラスでも、食べ物にまつわるお話が読まれました。

「だいこん だんめん れんこん ざんねん」

福音館書店 加古 里子 作

「かがくのとも」を幼稚園や保育園の時に定期購読していたご家庭があったことと思います。

「かがくのとも」48号に『だんめんず』という作品があります。その世界を地球にまで広げて改訂版としたのが181号の本作品でした。「中がどうなっているか知りたい!」と思う気持ちは誰にでもあることでしょう。果物から、建築物、地球まで、切ることによって現れる新鮮な視点の広がりを、作者一流のユーモアと共に楽しみましょう。

「300年まえから伝わるとびきりおいしいデザート」

あすなろ書店 エミリー・ジェンキンス 文 / ソフィー・ブラッコール 絵 / 横山 和江 訳

時代の異なる4つの家庭のデザートの様子が描かれています。フルーツに生クリーム、そして砂糖があれば、だれでも簡単にできるデザート、フルーツ・フール。「食べたい、作りたい」と思った子がいたのではないでしょうか?
身近なデザートひとつから、いろいろなことが学べる楽しい絵本です。

 

今回は、5、6年生の読み聞かせでした。みんな大きくなって、先生より背が大きい子も何人もいました。

6年生はあと46日で卒業です。真剣に聞いている姿にさすがだなーと感じます。3月には最後の読み聞かせがありますので楽しみにしていてほしいと思います。