今日のできごと

日誌

ありがとう!三春校!!(三春校)

本日、富岡町立幼小中学校三春校閉所式を執り行いました。

10年以上にわたって三春校をご支援くださった方々をはじめ、三春校の卒業生もかけつけてくれました。

 

ご来賓の皆様に見守られる中、児童・生徒が、4校の校旗と絆旗を掲げて入場です。

これまでの学校の歴史と伝統の重みを感じながら、最後の児童・生徒として堂々とした態度でした。

 

校長式辞に続き、福島県教育委員会様・曙ブレーキ工業様・富岡町議会様から閉校・閉所に寄せるお言葉を

いただいた後、小学生・中学生・卒業生の代表が感謝の言葉を述べました。

 

三春校は、全町避難となった富岡町の子どもたちの拠り所として、かけがえのない学校でした。

何もないところからこのような存在に成長することができたのも、日本中・世界中から三春校を応援して

くださった方々のお力があったからこそです。御礼申し上げます。

 

さて2013年6月14日から始まったこの三春校のホームページも、今回で最後の更新となります。

学校のパソコンの使用期限がせまってきたからです。

三春校にはたった5人の児童しかおりません。それでも毎日多くの方々にご覧になっていただきました。

多いときには、1日で3000人~4000人の方々が閲覧してくださったこともあります。

毎回似たような内容ばかりになってしまいましたが、皆様のおかげで三春校の教育を発信し続けることが

できました。ありがとうございました。

 

そして、三春校を旅立っていく児童のみなさん。

ここには、みなさんの三春校での思い出がたくさんつまっています。苦しくなったとき、つらいことがあった

ときには、時々このホームページを見に来てください。きっと、「自分は1人じゃない、応援してくれている

人たちがたくさんいる 。」ことを思い出せるはずです。

 

最後に、三春校をご支援くださいました全ての方々に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。

本当に、本当に、ありがとうございました!!

 

卒業証書授与式(三春校)

今日は三春校最後の卒業式であると同時に、富岡第一・第二小学校最後の卒業式でもあります。

昨日は10cm以上の積雪に見まわれましたが、今日は子どもたちを祝福するように良い天気に恵まれました。

 

卒業式に先立ち、小・中合同の修了式を行いました。

校長先生から児童1人1人の頑張りをたたえる言葉かけがあり、それぞれ自信に満ちた表情で式に

臨むことができました。

 

将来の夢について力強く語ったりご家族への感謝の思いを伝えたりする卒業生。

これまで三春校の柱として学校を支えてきた2人は、最後まで立派な姿を見せてくれました。

 

たった5人の「別れの言葉」ではありましたが、卒業生も在校生も最後の時間を心に刻んでいくかのように、

一言一言心をこめて発表している姿が印象的でした。

 

地震の影響で校舎が使用できなくなったため、最後の学級活動の時間も体育館で行いました。

PinSプロジェクトでお世話になった大友さんもかけつけてくださり、はなむけの言葉をかけてくださいました。

 

三春校から旅立っていく5人の子どもたちは、最後まで最高の笑顔を見せてくれました。

私たち教職員は、みなさんの笑顔を決して忘れません。本当におめでとう!
 

 

幼稚園修了式(三春校)

先日の地震の影響で三春校も大きな被害を受けました。

幼稚園の修了式は延期されましたが、22日に無事に実施することができました。

 

園長先生から修了証書をいただく姿から、立派に成長した様子が伝わってきました。

 

会場では、ご来賓の皆様をはじめ、これまでお世話になってきたスクールバスの運転手さんや添乗員さんも

見守っていてくださいました。もちろん、同じ校舎で学んできた小学生や中学生も一緒です。

幼稚園での思い出や感謝の言葉を述べる姿に感動したお兄さんが、思わず弟の頭をなでてあげるシーンに、

会場中が涙しました。

毎日幼稚園のお友達が見せてくれた笑顔のおかげで、三春校のみんながどれだけ明るくなれたか分かりません。

4月からは小学生です。たくさんお友達をつくって、これからも元気に過ごしてくださいね。

幼稚園との交流(三春校)

2年生が、小学校よりも先に修了式を迎える幼稚園のお友達を招待して、「おめでとうの会」を

開きました。

 

幼稚園の教室までお迎えにいきました。この教室は、2年生にとっても幼稚園時代を過ごした

思い出のつまった教室です。

 

たった1人の2年生が、たった1人の幼稚園のお友達を迎えて開く、最後の会です。

生活科の時間に作った、自分の成長の足跡がわかるすごろくを一緒に楽しみました。

 

ますの中には、「音楽のプレゼント」や「メダルのプレゼント」ますがあります。

先生と一緒に合奏を披露したり、手作りのメダルを首にかけてあげたりしました。

 

幼稚園の先生方は、幼稚園時代からずっと2年生のことを見守ってきてくださいました。

2年生の立派な成長ぶりに目を細めていっらしゃいました。

 

2人には、残念ながら同級生がいませんでした。でもその分、固い絆で結ばれていました。

4月からは別々の学校で生活することになりますが、三春校から未来に向かって、力強く歩んでいってくれるに

ちがいないと確信しています。