最近の学校の様子から

2020年12月の記事一覧

校長室の窓から274

今日は、午前中に4年生の「駅前見学」があったので付き添って行きました。


この学習は、総合的な学習の時間の「広げよう!やさしい町」という単元で福祉について学ぶものです。
校庭で集合して、これから多摩センター駅まで歩いて行きます。


鶴牧西公園のきれいな紅葉の中を歩いて行きます。
間を空け過ぎたり、横に広がったりすることなく上手に歩いています。


多摩センターに着くまでも、今日のめあてである「バリアフリー」という視点で、点字ブロックを見付けたり、スロープの傾斜を体感したりと学んでいる姿に感心しました。


駅前に着いてからは、クラスごとに「バスターミナル」「鉄道の駅」「モノレールの駅」を順に入れ替わりながら見学しました。
私は3組と一緒に回りました。


初めは、バスターミナルの見学です。
写真が暗くて見にくいと思いますが、エレベーターのボタン周りやポストなどに点字があることを発見していました。


一般の公衆電話ボックスと車椅子用の公衆電話ボックスを比較して、広さや電話機の高さの違いなどについて気付いていました。
その後、車椅子スロープを通って鉄道の駅に向かいました。


鉄道の駅では、券売機の横にある点字の料金表や駅構内の案内板に点字や音声による案内があることなどを調べていました。


モノレールの駅では、新しくできたエレベーターの様子などを見学しました。


その後、道路に下りて、横断歩道脇の信号にある視覚障害者用の音響用押しボタンなどを見て戻りました。


今日は、4年生で初めての校外学習とのことでしたが、往復3km以上を歩き無事に帰ってきました。
意欲的に学ぶ姿が大変立派でした。
今日学んだことを生かして、誰にも「やさしい町」にしていくために、自分はどうするかを考え、実行してくれることを期待します。

校長室の窓から273


気持ちの良い冬晴れです。
透き通った空気の中、児童は、頑張って登校してきました。


今日は、火曜日なので放送による児童朝会がありました。
読書感想文コンクールで賞状をもらった児童の紹介をしてから、次のような話をしました。

【いじめや暴力のない学校づくりを】
先週の朝会で人権週間の話をしたが、高学年の標語にはいじめに関するものが多くあった。また、先週の朝会では「相手のことを考え、ぶつかったりたたいたりすることはやめよう。」という話もした。
人の心や体を傷つけるいじめや暴力は絶対にしてはならない。なぜなら皆一人一人がかけがえのない大切な人間で、誰一人として傷つけられて良い人はいないからである。
私は前にも話した「えがおのなかま」という大松台小の合言葉を校長室の前に貼った。皆が笑顔で過ごせる、いじめや暴力のない学校をつくっていこう。

【宇宙に関心を】
ニュースで「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から採取した砂などが入ったカプセルがオーストラリアの砂漠で回収されたと聞いた人もいると思う。そのカプセルは、今日にも相模原にあるJAXAの研究所に運ばれて分析されるとのことである。
私は、理科を勉強している先生たちとその研究所に行ったことがあり、日本の技術のすばらしさに感動した。皆さんもぜひ宇宙に関心をもってほしい。
この前話した、国際宇宙ステーションは、明日明後日が良く見えるとのことである。
明日は夕方5:55頃、南西の空50度ぐらいに西から南の方に移動するのが見える。
また、明後日夕方には、5:06頃北西の空から5:09頃東寄り84度の天頂近くを通り5:12頃南東の方向に移動していくとのことである。
このデータは、学校HPに載せておくので興味をもった人は、ぜひ家の人と一緒に見てみると良いと思う。

校長室の窓から272

12月を迎え、後期の前半も残すところ3週間となりました。
本校では、今週もオリンピック・パラリンピック教育の取組が行われます。


2時間目に体育館に行くと、4年1組のブラインドサッカーの体験教室が始まっていました。
写真は、ブラインドサッカー用の鈴が入ったボールの音で目隠しをした友達を案内している様子です。


このプログラムでは、「東京ヴェルディ」の障害者スポーツ指導員の方に来ていただき、様々な体験をします。
感染予防のため、1クラスずつの実施となるので2組と3組は、水曜日と金曜日に体験する予定です。


写真は、友達の声かけなどを頼りに足でドリブルとしているところです。
これらの体験を通して障害者スポーツへの関心を高めるとともに、共生社会について学んでいる総合的な学習の時間にこの体験を生かしてほしいと思います。

校長室の窓から271

寒い日が続いています。
昨日は出張で明日も不在にするので、今日は1.2時間目に校舎内を回りました。

仕事も溜まっているので3時間目に校長室で仕事をしていたら、6年1組の児童が校長室の扉をノックして入ってきました。
話を聞くと家庭科の学習で様々な場所の照度(明るさ)や温度を調べているとのことでした。


色々な話をしていたら、「校長室に入るのが初めて」という児童もいたので、「いつでも来て良いんだよ。よく1年生が遊びに来るよ。」と話したら、「また後で来ます。」と言って中休みに沢山の子が来ました。


歴代の校長先生の顔写真を見たり、卒業アルバムを見て「お姉ちゃんどこかな?」「〇〇先生、若い!」などと話したりして、実に楽しそうです。


この前は、教室を回っている時に、廊下から6年3組の教室の中を閉まっている扉のガラス越しにのぞいたら、気付いた児童がいたので手を振ったら何人もが手を振り返してくれました。
本当に大松台小の児童は、素直で可愛いです。

校長室の窓から270


今日もかなりの冷え込みでしたが、気持ちの良い晴天です。
今日は、月初めの火曜日なので校庭での児童朝会がありました。


今日は、まず最初に「歯・口の健康に関する図画ポスターコンクール」で2名の児童が入賞したのでその表彰を行いました。
他にも応募した児童がいるので「色々な機会をとらえて挑戦することが大切」と伝えてから話に入りました。


児童は、時間通りに集まって、寒い中でしたがしっかり話を聞いていました。
今日は、人権週間に関わる話をしました。

【人権週間の取組~考えてほしいこと】
今週の12月4日から人権週間が始まるのに向けて、皆さんも人権標語を書いたことと思う。私も廊下に貼ってある標語を見せてもらったが「笑顔」という言葉が多く嬉しかった。人権とは、一人一人が大切にされ笑顔になることにもつながる。
他にも、あいさつ、言葉かけなどが標語に書かれていた。私は、先週から家族の具合が悪くて休んだり、朝ぎりぎりに学校に来ることがあって玄関に立てない日が続いていた。そんな中、昨日「朝、校長先生立っていないけど、大丈夫ですか?」と声をかけてくれた子がいて優しい気持ちが伝わってきた。
ぜひ、皆さんも標語に書いたことを実行して、一人一人が大切にされ笑顔になれる学校を作っていこう。そのことが合言葉の「笑顔の 学校 大松台」につながっていく。
もう一つ人権に関わって考えてほしいことがある。廊下などで時々ふざけて友達にぶつかったり、たたいたり、乱暴な言葉を使ったりしている姿を見かける。楽しいつもりかもしれないが、相手は嫌な思いをしているかも知れない。私が人権の標語を作るとしたら「ちょっと待て相手のことも考えて」となる。自分だけでなく周りのことも考えて、人権が大切にされる学校にしていこう。