今日のできごと
命を守る訓練「避難訓練」
1月23日に避難訓練が行われました。避難訓練は、いざというとき、災害時に自ら判断して行動できる力を養うことを目的に行います。今回は緊急地震速報の後大きな地震があり、家庭科室で火災が起きたということを想定して行いました。
緊急地震速報の後、火災報知器のベルが鳴る。これは子供たちにとって、ドキドキすることの連続ですが、柳沢小学校の子供たちは実に静かに落ち着いて行動することができました。避難はいつもと違うところを通って校庭に避難します。
建物の倒壊や火災による煙、落下物など、さまざまな危険を想定して行動します。
途中でどんな突発的なことがあるか分かりませんので、状況判断ができるよう、「お、は、し、も」の約束を守って校庭まで避難してきました。
周りの大人の言うことを聞くだけではなく、自分で判断して行動しなければならない場面も想像しながら訓練することができました。
6年キャリア教育
1月23日に6年生のキャリア講話の授業が行われました。
おいでくださったのは、ロイヤルSCテニスクラブ、理美容室キキ、朝比奈建設、野田消防署の方々です。子どもたちは事前に4団体のうちから2団体を選択してお話を聞きました。
テニスクラブからおいでいただいた鮎川さんはなんとプロのテニスプレイヤーの方。これまでに994試合を戦ってきたそうです。プロになることの厳しさと、世界が広がった喜びについてお話をしてくださいました。子どもたちはその あと、テニピンというスポーツの体験。とっても楽しかったようです。
消防署の方々は子どもたちにロープの結び方を教えてくださいました。普段やったことのない結び方ですが、しっかりとほどけないように、そして素早く結ぶということで、夢中になって練習をしていました。「本結びのプロ」「舫い結びのプロ」など、誰にも負けないを作ることの大切さを教えてもらいました。
理美容室という聞き慣れない言葉に子どもたちも不思議そうにしていましたが、福祉理美容師として、高齢者や障害のある方にも利用していただけるようバリアフリーなサービスを心がけているというお話が大変印象的でした。友だちの髪を扱うという体験もなかなかないことで,ゴムを結ぶ時に「痛くない?」とコミュニケーションをしながら取り組みました。
朝比奈建設の朝比奈さんからは、プロであるということはどういうことかということを,心を込めてお話をしていただきました。普段賑やかな子どもたちも今日はしんとした空気の中、一生懸命メモをとる姿が見られました。子どもたちはいずれ,自分自身で選択した道を自分の足で歩き始めます。それぞれ道は違うけれど,「プロである」という誇りを持って仕事に携われるよう,今現在の過ごし方も大切にしてほしいと思いました。頑張れ柳小の子どもたち!
5年調理実習「味噌汁を作ろう!」
家庭科室で何やらいい匂いがします。5年生が、調理実習で味噌汁を作っていました。
味噌汁は、家庭によって出汁のとり方が違ったり、使う味噌が様々であったり、味噌汁の具を何にするか様々で、栄養のバランスを考えるうえで、とても深い教材です。
煮干しや鰹ぶしでだしをとるととてもいい香りがしますが、味わってみると子どもたちは味がしないことに驚きます。顆粒だしと飲み比べてみて美味しさには塩分もポイントであることに気づきます。最初から入っている塩分をどうコントロールして、味噌の量を加減するかということも健康な食生活を送るうえで重要です。
調理実習は、家庭で作るのとは違って、2つしかないコンロをグループのみんなでどのように分担して使っていくかというのも、手順を考える上で結構大変です。待っている間にお椀やお箸を用意したり、終わった人から鍋を洗ったり、手際の良さも考えて取り組んでいます。
それぞれが、家に帰って、家族の人においしい味噌汁を振る舞えるようになるといいですね。
「まどのあるたてもの」をのぞいてみたら
2年生の教室では、裏表で色のちがうカラフルな工作紙に何やら穴がたくさん開けられています。カッターナイフを使って,いろいろな形の窓のある建物を作っているのだそうです。カッターナイフの持ち方に注意しながら,四角や丸い窓を丁寧に作っていました。だんだん上手になっていくと、今度はこんな形の窓にも挑戦してみた!と複雑な形にも挑戦していきます。
「カーブするときは、紙の方を動かすといいよ」「カッターナイフが上手に使えると楽しい!」という声がたくさんあがっていました。窓から何が見えるのかな、のぞいて見たらさらにイメージが膨らんでいきます。切った紙をどんな形で立てるのかな。土台をどんな形にするかな。アイデアは広がっていきます。窓のそばに飾ったらとても素敵な世界ができました。
理科の先生がやってきた‼
1月から3、4年に理科専科の先生が来てくれることになりました。教室をのぞいてみると、
「磁石がつく、つかないの実験をしましたね。どんなことがわかりましたか?」「鉄は磁石につきます」「金属はみんなつくと思っていたけどアルミ缶はつかなかった!」「木や紙はつかないよ」
「じゃあ、これは?」「え〜、折り紙なのにくっついた〜!」「不思議」「先生、裏見せて、なんかしたと思う」「実はね……」そんなふうに授業は進んで行きました。みんな楽しそうです。次にたくさんのクリップを見せて、「この中に磁石を入れちゃいますよ。どうなると思う?」実際にやってみると……。
「わあ!」 予想が外れた子どもからも、予想が当たっていた子どもからも歓声が上がります。
給食の時間までの勤務で配置された先生ですが、「お昼休みに遊ぼうって誘われちゃいました!」と昼休み、子どもたちと遊んでいました。
ここ一週間は3月並みの気温という予報が出ています。たくさん遊んでたくさん学ぶ柳沢小学校の子どもたちです。
おすすめの本は
図書室のテーブルに本と一緒に、子どもたちの作品が並んでいます。「ポップ」といって国語の時間に3年生が取り組んだ本の紹介なのです。
自分のお気に入りの本を、友だちに読んでもらえるよう、誘い文句を考えて表現していきます。ストーリーを紹介したり、文章の一部分を切り取ってみたり……。どれもわくわくするような言葉が使われていて、とても巧みです。授業に入る前に、図書館司書の先生から、ポップの作り方について教えていただいたのだそうです。
皆さんおなじみの本もありますが、読んだことのない本もたくさん紹介されていました。
一つ手に取って読んでみました。題名は「ぼくのジィちゃん」。いつもニコニコ優しいじいちゃんが田舎から来てくれた。運動会の日、お父さんは来られなくなって、まさかのおじいちゃんがリレーのアンカーで走ることになってしまった!
ピンクのTシャツのうさぎがとってもキュート。さて、さてどうなることか……。さし絵の楽しさもあって一気に読んでしまいました。こうして手に取るきっかけをくれたのは、3年生がおすすめしてくれたから。今なら借りられるそうです。おなじみの本もありますが、知らない本もあります。是非読んでみて欲しい本が並んでいます。ポップが上手く飾れるようにしてくださったのは図書ボランティアの方々。ありがとうございました。
図書室にはこんなコーナーもあります。
やな小にこにこ大作戦
1年生は生活科の時間に「みんなにこにこだいさくせん」に取り組んできました。家族の手伝いをして「ありがとう、うれしいな」と喜んでもらい、一年生の自分でも、誰かの役に立つことができる! できることがたくさんある! もっともっといろんな人をにこにこになるようにしたいな!ということで、子どもたちのチャレンジは広がり、「やな小にこにこ大作戦」の授業が1月15日に行われました。
春の頃には学校探検だけでわくわくしていた子どもたちも、今では、高学年のお兄さんお姉さんが学校のためにいろいろな活動をしてくれていることをよく知っています。様々な人の支えによってこの生活が成り立っていることに感謝し、よりよい生活を目指して、自分のできることを考えて計画を立てる授業です。
麻衣先生が、「やな小の、『だれ』を『どうやって』にこにこさせるかせいりしましょう!」
『だれ』に対して黒板いっぱいになるくらいたくさんの人が発表されました。こんなにたくさんの人に感謝しているんですね。
「どうやって整理しましょうか?」と麻衣先生が問いかけると、子どもたちからは「クラゲチャート!!」と口々にリクエストが。子どもたちは思考ツールのクラゲチャートはすでに体験済みでお気に入りです。一斉に書き出しました。
どんなことが書き込まれているかというと……。
「どんなこと書いたの?」とお互いに情報交換。お友達からアドバイスをもらいます。
最後に「どんな風に進めるか、このあと計画を立てていきましょうね」「つぎもやる?」「やった!!」ノリノリの子どもたちなのでした。
授業後の協議会では、「1年生が、6年生の森の活動や2年生のおもちゃ作りについて知っているなんて、すごい子どもたち‼」「子どもたちの思いや願いから出発して、社会とつながりを持たせ、学ぶ意味や意義を体感させ、挑戦心を育てる、これは全国で課題となっている自己有用感や肯定感を高めることにつながります。まさに最先端の授業です。」という評価をいただきました。頑張っている子どもたちに拍手です。
森の未来を考えよう
5年生の教室で、クラス会議は行われています。これまでの自分たちの活動を振り返り、ここまでやった、これからどうしよう?を考えています。「柳小学びフェスタの時に、市民の森のために皆さんからご協力いただいた募金をどうする? ウッドチップはタダでもらっちゃったから、今後の使い道を考えよう」ということのようです。
次々考えが出されます。みんなが前を向いていないのは、発表者の方を向きやすいよう、教室の中心に向けて机が配置されているからです。倉持先生は黒板の前で、みんなの発表を整理しています。黒板にはピラミッドチャートが大きく表示されており、「やりたいこと」「優先すべきこと」などが整理されていきます。どの意見も森にとって大切なことはわかるけれど、残りの2ヶ月でできることには限りがある、というわけです。
倉持先生からは、「西山市民の森は、柳小高学年の森ではなくて、みんなの森なのだから、低学年の子どもたちも行けるようになってほしいな」という提案が出されます。
5年生の子どもたちはすでに、道の整備を済ませて大分歩きやすい道にしてくれました。それでも、水場があり、奥のお社に近づくには足場の悪いところもあり、低学年の子どもたちが入って大丈夫だろうかと躊躇しているようです。
「地図があった方がいい」「看板を!」そんな議論が交わされていました。 ゴミ箱を作るか、どうするかも悩ましいところです。ゴミ箱があると余計ゴミがどんどん捨てられていくのではないかと心配しているのです。
授業が終わっても「地図は読めない人もいると思う。今いる場所を示してもわかりにくい子がいるんじゃないかな」「自分も苦手!」「じゃあ、案内板を矢印で出せばいいんじゃない?」等、相手意識を持った議論が交わされていました。頼もしい子どもたちが育っています。
校内書き初め展
1月16日、17日の2日間、校内書き初め展が行われました。
昨年度は教室廊下を使っての展示でしたが、今年度はPTA臨時総会に合わせて、体育館で行うこととしました。体育の授業が制限されたり、掲示が大がかりであったりという部分はあるのですが、全校児童の作品が一堂に会するのは壮観です。
力作が勢揃いして、審査は難航しました。筆遣い、文字のバランス、のびやかさ、スピード、課題と名前のバランスなど様々な観点から審査しましたが、どれも素晴らしい作品です。このあと、東部公民館作品展に出品する作品もありますので慎重に審査しました。
今年度は73名の保護者がご参観くださいました。中には、PTA臨時総会に合わせておいでくださっている方もいらっしゃいました。昨年度より、多くの方にご参観いただきました。
野田の踊りを世界に!
3年担任の2人の先生がオンラインで何やら打ち合わせをしています。 画面の向こうは横田先生!今、パラオに派遣されている横田先生と授業の打ち合わせをしているのでした。
3年生は地域にいらっしゃる坂東先生から野田踊りと野田小唄の踊りを4月から教えていただいていました。東部ふれあいまつりで踊りを披露し、たくさんの地域の方から拍手をもらうことができました。歌詞の意味を郷土博物館の方に教えていただき、野田小唄や野田踊りが野田の醤油作りと深く関わっていることを知りました。自分たちの踊りを、もっとたくさんの人に見てもらいたいと、パラオに行っている横田先生にアクセスすることになったわけです。
画面の向こうに横田先生の顔が映し出されると子供達は大喜び。「みんなはどんなふうに踊れるようになったのかな?見せてくれる?」という呼びかけに対して、早速踊りの発表会です。久しぶりの踊り、そしてカメラの前での発表にちょっぴり緊張した表情です。
踊りを披露すると、横田先生はとても喜んでくれました。そしてこんな提案が。
「パラオにも、地域に伝わる踊りがあります。パラオの子どもたちにも見せてあげたいなあ」ということで、次はオンライン交流を計画することとなりました。
どうやって見せたら、よく伝わるのか、どんな挨拶をすればいいのか、これから作戦会議が始まります。交流当日が楽しみです。