学校の様子

学校の様子

文化財出前授業(6年生)その3

 旧石器時代から平安時代までの出土品を紹介していただいたあとは、コンピュータルームでへ移動し、映像を見ながら解説してくださいました。
 
遺跡に関することや、縄文時代の竪穴式住居や縄文犬に関することをクイズ形式にしながら説明してくださったので、とてもよくわかりました。

住居の三角になっている部分をとりのぞくと、地面にこのようなあとが見られます。柱をたてていた穴です。縄文時代の人々は、このようにしてマイホームを建てたのです。

【火おこし体験】
 
3人一組になって火をおこします。板の穴に棒の先をさします。この棒をくるくるまわして摩擦をおこし、その熱で火だねを作ります。棒は、上部の先端に通されたロープが左右に引っ張られるように結びつけられています。この棒をねじることによって、ロープがまきとられます。ロープの両端を結びつけた板を両手で下におすと、ロープがほぐれると同時に、棒がくるくるまわるというしくみになっています。これを何度もくりかえします。


最初はなかなか思うように棒がまわりませんでしたが、だんだん慣れてくるとくるくるまわるようになってきました。
 
あたりに何かこげくさいような、こうばしいようなにおいがしてきました。けむりも出てきました。

 
みぞに火だねができます。
 
火だねをこぼさないように、ほぐした麻の上にのせます。火だねを麻で上手に包んで


軽く左右にふっていると、白い煙が出始めました。

とつぜん、ぼわっと、ほのおが麻を包み込みました。完全な火の誕生です。昔の人はこのしくみをよく考えましたね。

【黒曜石の体験】

火おこしにつづいて、こんどは、調理の体験。調理といってもこの時代には今のような包丁はありませんから、そのかわりに ”黒曜石(こくようせき)” をつかっていたそうです。

今回は、鶏肉を黒曜石の包丁で切る体験をしてみました。

「すごーい!! よく切れる。 しかもきれいにきれてるよ」

【縄文様体験】

縄文土器にあった、縄のもようを、実際に縄を使って粘土につけてみました。きれいな仕上がりです。

貝殻をつかって、違う模様もつけてみました。楽しいです。昔の人もこんなふうにたのしんだのでしょうか?

文化財出前授業(6年生)その2

 昨日の思いがけない発見とは・・・。
 
古墳時代の出土品です。「土玉(どだま)」をつないであります。今でいう ”ネックレス” のようなものでしょうか。この出土品の横におかれている説明書きを見てください。な・な・なんと、倉之橋遺跡 (西三ヶ尾) から出土 と書かれているではありませんか。福田第二小学校の所在地が 野田市西三ヶ尾988番地 ですから、 この「土玉」は学校の周辺のどこかから出土したことになります。 なんだか急に親しみがわきました。
 

   
古墳時代にはいると、道具にも変化があらわれます。
上の写真をよくみてみると、土器の面に色のちがうしまもようのようなものも見られます。 くびれたところには、土を丸めてぺたんこにつぶしたような円形のものがたくさん張りつけてあります。かざりのようですね。 王様のお墓にいっしょにうめられたもののようだと説明がありました。


さて、こちらの二つの土器は・・・。
 
一つは「こしき」といって底に穴があいています。  これにはお米を入れます。穴から漏れないように何かをしいたようです。
 
これは「かめ」というものです。水を入れます。


下は水の入った「かめ」 上には米をいれた「こしき」を重ねます。二つの土器を下から火で熱すると、下の「かめ」からは蒸気が出て、上の「こしき」の中の米は蒸されるという仕組みになっています。当時はお米を炊くのではなく、蒸していたようです。古墳時代の人の知恵です。 

 
さらに時代は進んで平安時代に入ります。このときの土器は他の時代にくらべても、とてもうすく仕上げられています。

 
ふたのある食器が作られたようです。今のお皿とかわりませんね。

さらにお皿には、文字も書かれています。「吉」という文字がわかりますか?

これは「かま」です。 旧石器時代とことなり、石ではなく、金属でつくられています。これを木の棒にくくりつければ「かま」になります。


時代とともに、生活につかわれる道具がどんどん進化していった様子がよくわかりました。

文化財出前授業(6年生)その1

 5月10日は、野田市の職員の方が来校され、社会科で歴史を勉強し始めた6年生を対象に、出前授業をしてくださいました。
 
 けやきルームに置かれた各テーブルには、野田市内の遺跡で発掘された出土品が、時代順に並べられました。いつものけやきルームが、歴史博物館のような雰囲気にかわりました。展示されているつぼや器、装飾品などを見ながら、また説明を聞きながら当時の生活のようすを想像しました。
 
 
旧石器時代に使われていた ”おの” です。 堅い石を木のぼうにしばりつけてあります。農作業に使う、”くわ” もありました。

 
次は、縄文時代です。係の方の説明を聞いた後、実際にさわらせてもらうことができました。ちょっとおっかなそうに触っている感じですが、みんな興味津々です。

写真をよくみてみましょう。何か気がつきましたか?そう、右は縄文時代のもの、左は現代のものです。縄文時代のころからすでに ”やかん” と同じ役目をする道具が作られ、使われていたことがわかります。
 
次は、弥生時代・古墳時代へと時代は進みます。

つぼなどの生活用品以外に、装飾品(身につけるかざり)もありました。これをみているときに思いがけない発見がありましたので、それは次回にお知らせすることにします。お楽しみに。

読み聞かせ(1・2年生)

 本年度も、森さん、竹田さん、礒野さんに読み聞かせをお願いしました。第1回の今日は、1・2年生が対象です。
【森さんのコーナー】





*くわずにょうぼう  稲田和子著  福音館

*ぼくは一ねんせいだぞ!  ふくだいわお作 童心社

*ぼく、だんごむし  得田元久 文  福音館
 


【竹田さんのコーナー】

本に夢中の1年生です。よくお話を聞いていますね。
 
子どもたちの後ろにまわってみると、こんな格好でおはなしを聞いていました。かわいい光景です。

*おむすびさんちのたうえのひ  かがくい ひろし作  PHP
 
*どうぶつ たいじゅうそくてい  けいたろう文  アリス館  


*まのいい りょうし  瀬田眞二   福音館

【礒野さんのコーナー】


 
こちらもお話に集中しています。1年生と2年生がいっしょにお話を聞いています。

*とん とん とん   上野与志 作  ひさかたチャイルド
 
 とん とん とん  とびらをあけると、わにさんがいました。


*ことりのゆうびんやさん  ニコライ・スラトコフ作  福音館


*ろってちゃん  ディック・ブルーナ文  福音館

*すごいぞ かえるくん   マックス・ベルジュイス文  セーラー出版

今年もいっぱい本を読んでいただけそうです。楽しみです。

田植え(5年生)その2

 
 田植えがおわりました。
 黒い手袋?

 黒いハイソックス?
 うさぎのうんち?
(田んぼの土を丸めた団子ですよ。)
 よく働いた証拠です。

  手足を洗いに行きます。

あぜ道を行く3人の女の子。田んぼの水面にも映っています。のどかな景色です。


あぜ道の横には、きれいな水性植物が花びらを広げていました。あまりにきれいだったので、思わず撮ってしまいました。


 


さあ、みんなきれいに泥をおとして。おやっ?けっこう派手にやりましたね?
 
あっというまに水槽の水が泥水になりました。 あしの指先までしっかり洗っています。
 
手足(おしりも?)の土を落としたら、使わせてもらった水槽をきれいに洗います。

 
流しに残った泥もきれいにします。あとに使う人への心づかいです。大切なことですね。

 
共生ファームの方にご指導いただいたお礼をいいました。

学校に向かって出発です。また里山の生き物の観察でお世話になります。

田植え(5年生) その1

  今年も田植えの季節がやってきました。5月6日(金)、コウノトリの里の近くにある、共生ファームの田んぼで、5年生が田植えをしました。

慣れない田んぼの土の感触に、キャーキャー言いながらも、楽しそうに植えています。
 
以前にやったことがあるのかしら?と感じさせるくらい上手な子もいました。

中腰でたいへんだけど、楽しいという子もいました。
 
女子の植え方はていねいで、しかも早いです。順調に田植えも進んでいるなと思っていると・・・。

とつ然、「あっー!!!」という叫び声が・・・・

声のする方を振り向くと、な・な・なんと、田んぼの土に足をとられてバランスを崩した幸希さんが・・・。「たすけて~」
この後、幸希さんがどうなったかは、みなさんのご想像におまかせします。
 どこまでいったかな? あと少し、がんばれ。

きれいに、植えられた稲です。収穫が楽しみです。

大型連休が終わって

 大型連休明けの今日、子どもたちが元気に登校する様子を見て安心しました。連休中は大きな事故もなく、無事に過ごせたこと、ご家庭でのご協力に感謝いたします。
 さて、今日から28日の運動会にむけて、競技やダンス等の練習が始まりました。幸い今日は曇天のため、気温も低めで汗をかくことはありませんでしたが、木曜からは昨日のような暑さになるとの予報が出ています。汗をかいた時のための着替えやタオル等の準備をお願いします。大人が準備してしまうのではなく、できるだけ 自分で させてください。 自分で 体調管理をするすべを身につけることも ”生きる力” を育成するための大切な訓練の一つです。家庭でお子さんと話し合って考える機会をつくることもよいのではないでしょうか。

避難訓練(地震)4月28日

 4月14日、午後9時26分ごろ、熊本県熊本で震度7の地震がありました。土砂に埋まったり、家屋に押しつぶされたりして多くの方々が亡くなりました。家が壊れて避難所での生活を強いられている方々がたくさんいらっしゃることが連日報道されています。いまだに体に感じるほどの地震も多くあるとのことです。被害に遭われたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。
 地震などの災害はいつ起こるかわかりません。備えをしておかなくては・・・と、このような報道を見ていつも思います。学校では、こうした備えの一環として、年数回の避難訓練を設定しています。新年度第1回の避難訓練は、地震がおきたことを想定して実施しました。進級し、教室もかわったため、児童に避難経路を確認させるねらいもあります。

 9時50分、地震発生を知らせる校内放送が流れました。子どもたちは、自分の机の下にもぐり、揺れがおさまるのを待っています。(1年生の教室をのぞいてみました。どの子も机の下にもぐって静かにまっていました。すばらしい態度です。写真をみると、まだ防災ずきんをかぶっていないようです。できれば地震を感じた時に、すばやく防災ずきんをいすからはずして、机の下にもぐっているあいだにかぶることができると、さらによいと思います。とにかく頭をまもることが一番大切です。)

 揺れがおさまったので、全員体育館へ避難するよう指示がでました。先生の話をよく聞いて次の行動にうつります。(この時点では、全員防災ずきんをかぶりました。少しでもはやく、ガラスからはなれましょう。ガラスがわれて、とんでくるかもしれませんよ。)

 すばやく移動します。1年生はだれもおしゃべりをしませんでした。(この写真から、真剣に取り組んでいる様子がうかがえます。)

 上級生も1列にならんで、すばやく避難してきました。

 教室から避難してきた順に学年ごとにならびます。

 各担任は、児童が全員避難できたかを確認し、教頭に報告します。教頭は校長に全体の避難状況を報告します。

 今回は避難場所が体育館でした。しかし、揺れが激しいときは体育館でも危険です。ガラスがわれておちてきたり、ライトがおちてきたりすることも考えられるからです。次回は校庭へ避難する方法も訓練します。
 4月23日の保護者会全体会でお話しましたが、野田市では、地震が起きた時の対応について次のような取り決めがあります。
                          
1.野田市内において震度5強以上の地震が発生した当日は市内一斉臨時休業とする。
 ・児童生徒が登校前の場合、保護者は登校させない。
 ・児童生徒が学校にいる場合は、原則として、保護者等に直接引き渡す。
 ・交通事情等により、保護者又はあらかじめ決められた方が引き取りに来られない場合、
  その間、児童生徒は学校待機とする。
 ・児童生徒が登下校中の場合は、揺れが治まった後、児童生徒の判断により周囲の状況に
  応じて安全な場所に避難する。
2.翌日以降の対応については、市のホームページに情報を掲載するとともに、学校ごとの
  連絡手段により保護者に知らせる。
3.国から東海地震の警戒宣言が発令された場合は、警戒宣言解除まで臨時休業とする。
  また、小学校児童については、学校にいる場合には引き渡しとする。

*親子がいっしょにいないときに大地震が起きた場合、どこに集合するかなど、普段からよく話あっておきましょう。 この連休を利用して家族でそんなお話もしてみるのはいかがでしょう。

楽しい連休をすごすために

 明日から大型連休に入ります。次のことに十分気をつけて楽しい連休にしてください。
【1】 交通事故にあわないように、ルールをしっかりまもること。特に自転車で出かけるときには、注意です。(とまるべきところで、安全を確認せず、とびだして事故にあうケースが多いようです。)
【2】 外出をするとき(友だちの家にでかけたりするとき)は、家の人に、どこへ、いつかえるかを必ずつたえてからでかけてください。
【3】  「クラスのお友達の電話番号をおしえて」という不審電話が市内で発生しています。大人の留守をねらっています。そのような時には「しりません。」と電話をきりましょう。
 連休明けには、みなさんの元気な顔に会えるのを楽しみにしています。 
                                 Have nice holidays!!         

枝豆のたねうえ(3年生)

 今日4月28日、3年生は生活科の学習で、枝豆のたねをまきました。
やり方は、学校の裏の農家の金剛寺さんにご指導いただきました。
 
最初に、バットに新聞をひきます。

栽培用の土の袋から土をとりだし、バットに入れます。


 
土のかたまりを手でほぐして、たねのために、ふかふかのベッドをつくります。

ベッドができたら、お水をたっぷり上げます。

枝豆のたねです。チョコレートみたいにおいしそうですね。本当のたねは、みどりですが、めを出しやすくするために、まわりを青色の薬がつけてあります。

準備は整いました。いよいよたねを埋めます。
 
金剛寺さんから、数粒ずつもらって、みんなだきれいにならべました。

最後は、土をかぶせて仕上げです。
明日から、連休に入るため、お水や温度の管理が子どもたちでは無理なため、金剛寺さんのお宅のビニルハウスであずかってもらうことになりました。 芽がでてくるのが楽しみです。