2023年7月の記事一覧
市内各地域で伝統芸能が公開されました!!
連日の猛暑が続いていますが、7月15日(土)、16日(日)には市内各所で埼玉県や春日部市の指定文化財(無形民俗文化財)が公開されました。コロナ渦でほぼ4年ぶりの公開となる伝統芸能もあり、地域の皆さまの不断のご協力とご支援のもと次世代の子供たちへ伝統の舞が継承されております。
埼玉県の文化財に指定されているやったり踊りは15日午後8時スタート。大畑香取神社で小中学生の小若、成人の若衆による扇子踊りと手踊りが奉納されました。小若の中学生にとっても4年前は小学生低学年。当時の経験を思い起こしながら若衆の指導のもと、本番に臨むことができました。若衆のみなさんも連日の指導に加え自らの舞を仕上げてくれました。
市内東部、江戸川沿いの西金野井香取神社では、県指定の西金野井の獅子舞が16日(日)に公開されました。
午前からさんさんと照り付ける日差しでしたが、今年出産された女児双子ちゃんが太夫獅子からのお祓いをいただいていました。
西金野井の獅子舞では、春から練習を重ねている南桜井小学校の伝統芸能クラブの皆さまも祭礼に加わり、練習の成果を披露。暑い中、初めて獅子頭を被り、熱演してくれました。保存会の皆さまは午前10時前から夕刻までの長丁場、数々の演目を披露、最後には神社拝殿で注連縄を切る「注連切り」を舞い、終演となりました。
榎区の集会所では、市指定の榎の囃子神楽が公開され、軽快な祭り囃子と共に、女性の大黒さまと高校1年生による獅子舞が披露されました。獅子役の高校生はお父さんと役替りし太鼓を、祖父は笛を奏でると、親子三代で共演いただきました。
豊野地区では、越谷市下間久里の獅子舞から伝承された2つの獅子舞が同日に奉納舞が行われました。4年ぶりの公開となった赤沼の獅子舞では、子ども獅子と女性の舞手が勇壮な舞に加わりました。そして太夫獅子による弓くぐりも行われ、五穀豊穣、疾病退散が祈願されました。
そして赤沼と同系列の銚子口の獅子舞でも勇壮可憐な三匹獅子が披露。今夏でも女性の舞手が小獅子役を担い、優美な舞を演じていただきました。
市内の伝統芸能の夏季の公開はこの二日間、10月にも各所で奉納舞が公開されます。子供たち、そして女性と新たな世代の後継者が伝統の舞を受け継いでいますので、ぜひ、現地へ足を運んでみてはいかがでしょうか。