ほごログ
豊野小学校第3学年が郷土資料館を見学しました
令和4年11月22日(火)に豊野小学校第3学年が郷土資料館を見学しました。今日は楽しい社会科見学の日だそうです!
2クラスを常設展示室、企画展示室を入れ替わる形式での見学です。
常設展示では、竪穴式住居や粕壁宿の解説を受けました。
竪穴式住居解説の時に、“住居内の道具がどうやってできてるのか知りたい”とのリクエストがあり、学芸員が磨製石斧(ませいせきふ・切れませんのでご安心ください)の複製を取り出して、みんなに触ってもらいました!
実は竪穴式住居内の道具を触ってもらうことはめったにありません!いっぱい質問してみると、こんな風にいいことがあるかもしれませんね♪
企画展示室では、昔の学校の教科書や、石盤(せきばん)といった現在のノートのかわりに使われていたものを、今のみんなの学校生活と比べてもらいました。
千歯扱き体験では「綱引きみたい」「ざらざらする」といった、自分の手に伝わる感触を感想として話してくれました!まさに体験学習ですね!
明日11月23日は祝日のため休館となりますが、土曜日、日曜日は開館しているのでぜひ来てくださいね!(12月10日(土)は臨時休館です)
現在、郷土資料館企画展示室では「くらしのうつりかわり-なつかしのくらしの道具展-」を令和5年2月26日(日)まで開催しています。
昔懐かしい民具や勉強道具、おもちゃなどを展示し、お子様からご年配の方まで楽しんでいただける展示となっております。ぜひご来館ください。
【 #春日部の特産品 】オリジナル桐の貯金箱づくり【 #桐箱 】
11月20日(日)郷土資料館体験講座でオリジナル桐の貯金箱づくりをしました。講師は、市内で桐箱・桐製品製造をされている春日部桐箱工業協同組合の皆さまです。 #かすかべプラスワン
ご承知の通り、春日部の桐箱づくりは、江戸時代からの地場産業です。桐箱は特産品の一つとして数えれられています。板を圧着するときには万力(かつては縄)で固定したり、仕上げの工程は丁寧にやすり掛けをしたり、様々な工程を経て、質の高い春日部の桐箱が製造されています。
今回の貯金箱づくりは、桐板に糊(ボンド)をつけながら、箱をつくりました。作業自体は、講師のみなさんの丁寧なご指導もあり、難しくありませんが、ボンドが乾くまで、輪ゴムで固定したり、丁寧にやすり掛けしたり、落し蓋の仕掛けがあったり、実は、春日部伝統の桐箱づくりの「わざ」が凝縮されているのです(と見ていて思いました!)。
講師の皆さんは、子どもたちに、効率よく、かつ丁寧に、そして楽しんで箱をつくることを教えていらっしゃいました。伝統の技を受け継ぐ皆さんに指導してもらうこと、大変貴重な体験だったんですよ!
貯金箱は、背板の部分をアレンジできるようになっており、好きなイラスト・デザインを描いて、職人さんに電ノコで切り抜いていただきます。
子どもたちは、アニメだったり、ゲームだったり、好きなキャラクターを描いていました。ポケモンが多かった様子。大人の方は、最後まで何を描こうか迷っていらっしゃいました。
兄弟で完成品とともに記念撮影。お兄ちゃんはにゃんこ大戦争、弟くんはポケモンのモンスターボールだそうです。
もう一人、袋に隠れていますが、お金のマークを描いてくれました。お金が貯まるといいですね!
おうちに帰って、よくやすり掛けをしてもらって、色つけ、絵付けをすれば完成です。
職人さんから、おうちに帰ってツルツルになるまでやすり掛けをするように教えられた男の子は、見本の貯金場や桐箱製品を触って「すげー、ツルツルだ!」と感動していました。
講座を通じて、春日部の桐箱のスゴさも同時に知る機会になれば、大変うれしいです。
アンケートでは、「難しかったけど、とても楽しかった!」「やすりで磨いたら桐の美しさがでてきれいにできた」「桐の特性がわかりました」などの感想をいただきました。引き出しや、ティッシュケースなど、ほかの桐箱製品も作ってみたいという声もあがりました。
講師の皆さま、参加者の皆さま、ありがとうございました。
最後に宣伝です。春日部駅東口にて、3年ぶりに「押絵羽子板と特産品まつり」を12月22日、23日に開催するそうです。桐箱工業協同組合のみなさんも出店されるそうです。ぜひ、お手にとって桐箱の良さを感じていただけれと思います。
凧作り教室を開催しました
11月19日(土)、春日部市「庄和大凧文化保存会」の方々を講師にお招きし、凧作り教室を開催しました。当日は、小学生を中心に19名に参加いただきました。つい先日も郷土資料館に団体見学で来館した内牧小学校や上沖小学校の3年生も参加してくれました。内牧小学校の3年生には、資料館のポスターを作ってもらい、教育センターのロビーで展示しています。
春日部の大凧については、今年の5月17日から7月3日に春季展示「宝珠花の歴史と大凧あげ」展を開催し、紹介しました。それをきっかけに、春日部市「庄和大凧文化保存会」の方々のご協力をいただいて、今回凧作り教室を開催できることになりました。日本一の大凧のまち、春日部ですので、来年以降も資料館で凧作り教室を続けていければと考えています。
さて、本日、作成したのは、本格的な長方形の角凧です。
あらかじめ、凧紙を参加者の皆さんに配り、家で好きな絵や文字を描いてきてもらいました。作業は、紙に、竹の骨を貼るところから始めました。
骨を貼る作業
保存会で紙の裏面に骨を貼る位置が書いてあり、また貼る竹にも両面テープを貼り付けてくださっていたので、一度コツをつかめば簡単に貼り付けることができました。骨は、長方形の上、真ん中、下と対角線の部分に貼っていきます。
糸を通す穴あけ作業
凧の真ん中に、糸を通す穴をあけます。アンケートの感想で「紙に穴をあけたのがショック」と書いてくれた人もいました。でも、骨と糸をしっかりと結びつけるための、とても重要な作業になります。
糸目を凧に結びつけていく作業
凧の上の左右の骨と先ほどあけた真ん中の穴に、飛んでいるときの凧のバランスをたもつ糸目をつけていきます。真ん中の穴にはヘアピンを使って糸を通します。保存会であらかじめ輪を作った糸を用意してくださり、簡単に結びつけることができました。
3本の糸を結びつける作業
鉄のリングを使って、糸目の中心を固定しながら、3本の糸を結び合わせます。
弓張り
さらに別の弓糸を2本使って、凧の上と真ん中の骨を引っ張って、凧をしならせます。骨の両側に糸をはさむクリップをあらかじめ保存会でつけていただいているので、簡単につけることができました。
このあと、糸目と上げ糸をつなげて完成しました。
ホールの中ですが、テストで凧あげをしてみました。少しだけ飛びました。
作った凧は、公園や河川敷など電線の無い広いところで、ぜひあげてみてください。来年5月の大凧あげ祭りでは、5月5日に会場で小学生が自由に凧を飛ばせる時間もあるそうですので、ぜひ参加してください。
講師の皆さま、参加された皆さま、ありがとうございました。
【学校の先生方へ】郷土資料館をご活用ください
本ポータルサイト内に、「学校の先生方へ(資料館と資料の利用方法)」のページを構築しました。かつて教育委員会ホームページに構築されていたものを、統廃合させ復活させたものです。
このページのメニュー(左か下段)の「郷土資料館」から「学校の先生方へ(資料館と資料の利用方法)」をクリックしてご覧いただけます。
教材の貸出リストをデータベース化しましたので、見やすく、利用しやすくなったのではないかと思います。
今後は、「でばりぃ資料館」の情報(メニュー)など、学校の先生方が使いやすい情報を追記し、より充実させていきたいと思います。
学校教育の現場で、郷土資料、または郷土資料館をご活用くださいますよう、よろしくお願いいたします。
【内牧小3年生】すごいから行けば春日部きょう土しりょう館
先日、郷土資料館を見学してくれた内牧小学校の3年生の皆さんから、お礼のポスターをいただきました。ポスターは全部で4枚。郷土資料館で楽しかったこと、思い出に残ったものを絵や文にして、館を紹介してくれました。
たいへん素晴らしいポスターなので、この場で紹介させていただきます。
「びっくりする物ばかり」「とても昔の物までみられる」「むりょうではいれる」そして、オリジナルキャラクターの「うめわかくん」とても上手にかけています。いい味だしています。
「すごいから行けば春日部きょう土しりょう館」は、いいキャッチコピーですね。この記事のタイトルにさせてもらいました。
「きょう土しりょう館へ昔のことをしりに行こう」「昔の道具がもりだくさん」「さわれるものもあるよ」「麦わらぼう子もあるよ」「見てて楽しい」「やっておもしろい」など、資料館のおススメポイントだけでなく、「昔は海もちかくにあったよ」など春日部の昔のことを理解していただいたようですし、「たて穴じゅうきょ」や「春日部しゅくのじおらま」の絵も描いていただきました。春日部に天守閣(お城)はあったかなぁ???
個人的には、「楽しく学べる(ぜったい)」の「(ぜったい)」が気に入りました。楽しく学べるのは郷土資料館だけ、かも!?強調してくれてありがとう!
「れきしがよくわかる」「おもちゃがいっぱい」「昔の物大集合!」と、いろいろな道具や展示物をたくさん描いてくれています。見学では千歯こきの体験をしてもらいましたので、千歯こきが印象にのこったようですね。内牧小の皆さんには、事前のご要望もあり、館内のスタンプを押すスタンプラリーをやってもらいました。これも好評だったようです。そういえば、帰り際に「スタンプ台紙を宝物にします」と話してくれた子がいました。大切にしてくれているかな?
「とっても楽しいよ」「他にもいろいろあるよじっさいに来てみてね」というコメントから、楽しかったことが読み取れます。ニコニコマークもいいですね!
最後のポスターは、日光街道(日光道中)の蔵造りの建物や道しるべを紹介してくれています。見学にいらっしゃる小学校の多くは、資料館の見学とともに、かつての宿場町を散策したり、近くの押絵羽子板工場を見学したりするようです。内牧小の皆さんは春日部大通りを見学したようで「日本のれきしたくさんつまってる日光街道」「道しるべ昔を感じるかすかべ」、日光街道の歴史を感じてくれたみたいです。一方で、けん玉やヨーヨー、竪穴住居の絵も描いてくれています。資料館も楽しかったのかな、とうかがえるポスターです。
学校にかえってから、皆さんでいろいろ調べ、見学したことを振り返ってくれたのかなと、想像しました。一生懸命に作ってくれたことがわかりますし、小学生の皆さんがどんなものに興味をもったのか、よくわかるポスターで、どれもとても素晴らしいです。今後の郷土資料館の告知のヒントにもなりました。ポスター使わせてもらうかもしれません。
内牧小3年生の皆さん、ありがとうございました。ぜひとも、また遊びにきてくださいね!