校長室から
いよいよ7月です!
いよいよ夏休みになります
~ 通知票とワークテストの話 ~
校長 安田 憲司
7月になりました。学校は学期末を迎え、先生方は成績処理の作業に取りかかっているところです。そして、もうすぐ通知票を子どもたちに渡します。私は子どもの頃、「通知票とテストは何のためにあるのだろう」とよく考えていました。それが分かったのは、なんと私自身が教師になった時です。
テストは、教師自身の指導の反省と、クラスの子どもたちがどこまで理解してくれたかを見取るための物差しです。また、通知票は、現時点での子どもたちの学習や生活、行動の状況を保護者へ伝える説明資料だとわかりました。
毎回テストを行う度に、指導が十分に行えなかった部分が分かり、次の手立てを考えました。ついつい点数だけが一人歩きしてしまいますが、「課題を見いだす手立てとしてテストがあること」を、教職員、保護者の皆様とあらためて確認し合いたいと思います。
保護者のみなさまは、子どもたちの算数ノートをみたことがありますか?私が担任だったとき、算数の苦手なクラスを受けもったことがあります。私は、子どもたちに「筆算は大事な根拠だから消さないで四角で囲みなさい」と言う指導を積み上げました。というのも、筆算は、解答が間違っていたとき、どこに原因があるか判断する1つの根拠になるからです。立式がまずいのか、計算ミスをしているのかを見つけるには、筆算は大切な足跡です。教室は、間違っても良い場所ではありますが、間違いをそのままにするのでは成長が期待できません。現在本校では、算数の研究を行っています。子どもたちにどうやって力を付けていくか、現在全職員で考え実践を行っている最中です。研究で分かったことは、すぐに子どもたちの指導に生かしていきますので、ご家庭でもお気づきのことがありましたらお知らせください。
さて、次に通帳票ですが、今年度は全ての学校で通知票の形式の見直しを行いました。けやき学級も変わります。また、働き方改革の1つとして、所見での記載内容の見直しが行われ、文字数の制限を行います。さらに、外国語活動や総合的な学習、道徳科の所見は3学期のみにすることになりました。そのため、十分にお伝えできない事柄は個人面談でお伝えします。お忙しいとは思いますが夏休みの個人面談にぜひお越しください。
最後に、もうすぐ子どもたちが楽しみにしている夏休みがやってきます。保護者のみなさま、地域のみなさまに見守られ、大きなケガや事故もなく無事に夏休みが迎えられそうです。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。2学期もどうぞ、よろしくお願いいたします。