校長室から
オリンピックから学ぶこと
長い夏休みが終わり,2学期が始まりました。台風10号の影響で,やむなく林間学校を延期せざるを得なかったことは残念でしたが,子ども達は,夏休み中に取り組んだ課題や作品を手に,元気な笑顔を見せてくれたことを心から嬉しく思いました。しかし,今回の台風接近では直撃を免れたので,関東地方はほとんど影響を受けませんでしたが,東北や北海道では,大きな被害が出て,自然災害の恐ろしさを実感しました。災害への対応や備えは,最悪の事態を考えて,安全を第一に取り組む必要性を改めて考えさせられました。
私は今年の夏,オリンピック中継に釘付けでした。選手の健闘とメダルの多さはもちろんのこと,バドミントンやカヌーなどいろいろな種目で史上初のメダル獲得は,スポーツの多様性や面白さを知るきっかけとなりました。また,シンクロや卓球,体操などの団体競技を見ていると,互いの力を融合して更なる力が発揮できることを教えてくれた気がします。
さらに,陸上男子リレーで見せたバトンワークは,天性の運動能力を超える練習と技の素晴らしさを私たちに伝えてくれたように思いました。子ども達も,この様子を見ていて多くの刺激を受けたのではないでしょうか。
4年後は,東京でオリンピックが開催されます。選手として出場することを目標とするだけでなく,今回のオリンピックから学んだことを今後の目標にして,取り組んでくれることを期待しています。