校長室から
自分を表現する力を身につけよう
金子 博之
新年、あけましておめでとうございます。
本年も昨年同様、どうぞよろしくお願いいたします。
平成もいよいよ今年と来年の途中までと言うことになりそうですが、みなさまにとりまして、本年が良い年となりますように。
本校では、確かな学力、豊かな心、健やかな体の育成を学校経営の柱として取り組んできました。確かな学力の育成のために具体的には基礎的・基本的な学習の時間の徹底であったり、言語活動や共に学び合う活動の推進、朝の読書・昼のドリルタイムの実施など、これらの時間から「自ら学び、思考し、表現できる力」を身につけ、確かな学力の向上につなげていきたいと考え、実践してきました。3学期はそうした学習の総まとめの時期でもあります。
「思考・判断」した力は、「表現」することによって初めて評価することが可能となります。ペーパーテストにその答えを書くという表現によって点数という評価がされるということもそうですし、45分の学習が終わった際に、学習の振り返りカードに感想を記入することによって、学習の理解度を評価するということもそうです。学習中に挙手をし、発表するという活動も自分の考えを表現するということの一つです。つまり、確かな学力の育成は表現力の育成と連動していて、言語活動の充実や言語力の育成を通して、「考え表現する力」を高めていくことが重要となってきます。
始業式では、児童に「自分を表現する力を身につけよう」という話をしました。みんなの前で発表することでもいいですし、ノートに自分の意見を書く、班で話し合う時に自分の考えをしっかり発言する等々、こうしたコミュニケーション力が表現力につながっていくと考えています。児童には、具体的に話しながら自分の考えを表現することの大切さを話しました。
3学期もよろしくお願いいたします。