校長室から

校長室から

授業が変わる!1人1台タブレット端末導入

 コロナ禍のプラス面?の影響で、文部科学省が当初の計画より前倒しをして予算化した小中学校1人1台のタブレット端末所持、いわゆるGIGAスクール構想ですが、我孫子市、そして本校もその例に漏れず、現在1学年分の端末が配布されています。残り2学年分も3月中には納入され、来年度の夏までにはWi-Fiに接続するための校内環境整備が終わり、本格的に授業等で導入していく計画となっています。
現在は1学年分の端末を利用するために移動式ルーター3台を使ってWi-Fiに接続していますが、これを子どもたちのために上手に活用して学力を伸ばすと同時に、主体的に学習に取り組む意欲を育むためには、当然のことながら教職員のスキルを向上させていく必要があります。
4日(木)、本校を会場に1人1台の端末を活用した授業の実際を展開し、その後、PCソフト会社の方を講師として、教育委員会、各校のICT支援員を対象とした研修会が開かれました。今後、この研修の成果を基に市内各小中学校にもそのノウハウが伝達されていく予定です。
私も授業を参観し、まだまだ先のことだろうと思っていた授業改革が、もう目の前まで迫っていることを改めて感じた次第です。もちろん、授業の指導観や展開方法は今までと
同じく教職員の力量が問われると思いますが、子どもたちの学び方が大きく変わっていくことにはもう疑いの余地がありません。4月から国の教育の柱である学習指導要領が今までと大きく変わって新しくなることは、既に機会あるごとにお話ししている通りです。それに沿った新しい学力観、新しい学びの方法等、これまでにお配りした資料やマスコミ報道等をご覧になり、ご家庭でも関心をもってご理解いただけますよう、よろしくお願い致します。

本物に触れる!日本の伝統音楽

 2月2日(火)、3年生の音楽で特別授業を実施しました。「日本の伝統音楽を学ぶ」というテーマの学習で、今回、邦楽分野の第一人者で、薩摩琵琶のプロ奏者であり、地元我孫子市出身の久保田晶子様をお招きし、生徒の前で生の演奏を披露していただくことができました。
 実は、私は以前にも拝見させていただいていますが、3年生2クラスの授業で2時間、音楽室で、生徒たちの目の前で開かれるミニコンサートは本当に圧巻です。時間の経過を忘れる素晴らしさで、私もその圧倒的な迫力に今まで以上に言葉を失いました。生徒たちも音の美しさや語りの迫力を肌で感じとることができたのか、集中して1時間、真剣な表情で聴き入っていました。また、演奏の途中で薩摩琵琶の紹介や琵琶の演奏が何気なく使われている日頃耳にする音楽、自分が琵琶の世界に入って感じている勉強の大切さ等々の話をしてくださいました。生徒の記憶にも強く残ったのではないかと思います。また、「祇園精舎」「敦盛の最後」に続いた「杜子春」の語りでは、クラス代表1名ずつがプロの琵琶演奏とコラボするという貴重な体験もさせていただき、本当にあっという間に時が過ぎっていきました。
 まさに本物の伝統文化に触れ、本物を感じて、生徒たちの心も澄みきったのではないかと思います。音楽に限らず、このような有意義な取り組みをもっともっと学校教育に取り入れていけたら…と思った半日でした。

生徒の活動に→貴重な品を寄贈していただきました

 コロナ禍の真っ只中、部活動も思うように実施できない日が続いていますが、この度、本校の学校運営協議会委員・川口様の仲介で埼玉県にあるZ FUTSAL SPORT新三郷様より、生徒の部活動等の教育活動に役立ててほしいという主旨で組み立て式テニスネット1基、及び防球ネット4台を無償にて寄贈していただきました。
 下の写真が現物ですが、実際に購入するとなると、学校予算ではすぐには対応できない貴重な品物です。大切に使わせていただくことはもちろん、生徒のための有効活用を考えてご好意に報いたいと思います。
 ありがとうございました。

アビスタに展示!授業の成果(1年生・国語)

 最初に、緊急事態宣言によって部活動の大会や学校行事にも多くの制限がかけられ、なかなかこのホームページにも記載する記事がなく、更新が滞ってしまっていることをお詫び致します。
 さて、数ヶ月前、「コロナ禍の中、こんな授業をしています」という記事をアップしましたが、そこで紹介した1年生・国語での読書活動推進のための学校図書館を活用した授業「自分が推薦したい本のPOP作り」が我孫子市教育委員会からも優れた取り組みとして評価していただき、今回その作品を1月27日(水)~2月1日(月)の期間にアビスタにて展示されることが決定しました。
 今日(1/26)、図書委員の生徒たちが入念に準備をし、担当職員で放課後にアビスタに搬入をしています。コロナ禍でうれしいニュースが途絶えてしまった昨今ですが、本当に久し振りの朗報です。
 保護者、地域のみなさんも時間が許すようでしたら、ぜひアビスタに足を運んでご覧いただければと思います。よろしくお願い致します。

明けましておめでとうございます!令和3年もよろしくお願い致します。

 保護者・地域の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年はコロナ禍に苦しめられた1年間であったとはいえ、皆様方からの温かいご支援を受け、湖北中生たちは様々な場面でもっている力を存分に発揮して頑張ることができました。改めて御礼申し上げます。
年が明けて学校に来ると、部活動で登校していた生徒から、明るい笑顔で「おめでとうございます」と挨拶をされました。久し振りに生徒に会えたうれしさもあったのでしょうが、この挨拶で2021年が湖北中としてはもちろん、私個人としてもコロナを吹き飛ばすよい1年となることを暗示しているように思えました。今年も職員・生徒一同、よりよい学校創り・地域創りに励んで参りたいと思いますので、保護者・地域の皆様には、昨年同様のご理解とご協力をお願い致します。

 さて、学校は今日(6日)始業式を実施し、年度を締めくくる3学期がスタートしました。3年生はいよいよ進路決定に向けての厳しい日々が始まります。130名全員が第1希望の進路を実現できればこのうえない喜びですが、そうもいかないのが世の常。すべてが順風満帆の人生を送れるわけではありません。「転んでもただでは起きないぞ!」ぐらいの強い気持ちをもっていれば、2度や3度のつまづきも、長い人生にとっては、逆によい転機ともなるはず。そんなことも考えながら目の前の壁に挑んでほしいと思っています。1・2年生には、3年生の懸命な姿から多くを学びとり、ぜひ来年、再来年に活かしてほしいものです。

 この冬休み中、元旦はニューイヤー駅伝から始まり、箱根駅伝、大学ラグビー、高校ラグビー、高校サッカーとスポーツ中継満載でテレビから目が離せない毎日でした。数々のエピソードや感動秘話が語られるこれらのイベントですが、こういった大会で活躍している選手たちの中学生時代はどうだったのだろうか?とついつい考えてしまいます。きっと大好きなスポーツを通して、大きな夢の実現に向けて毎日を精一杯努力していたのだろうと想像できます。

 年頭に当たり、湖北中の生徒たちにも夢(目標)をしっかりともち、その実現に向けた「日々の努力」を着実に積み重ねていってほしいと願い、ズームを利用したリモート始業式ではそれにまつわる話をしました。教職員一同、生徒たちのさらなる活躍と個々の成長、そして夢(目標)の実現に向けて力を尽くしてサポートしていく所存です。心配事等、何かありましたら遠慮なく学校までご連絡いただければと思います。

   

※放課後、換気、消毒、ソーシャルディスタンスなど感染対策を万全にしながら吹奏楽部が短

 い時間で全校を勇気づけるための演奏を披露してくれました。希望する生徒のみの鑑賞でし

 たが、立ち見がでるほど多くの生徒が集まって束の間の演奏に耳を傾け楽しんでいました。