校長室から

校長室から

団結と絆を深めた笑顔の校外学習

 10日()、1年生の校外学習が県立房総の村で実施されました。ここまでの1年生の頑張りを神様が見ていてくれたのか、晴天の下、日中は真夏の暑さを思わせるような、ちょっと厳しさもありましたが校外学習日和の1日でした。

 今回の校外学習の一番の目的は、新しい学年・学級の仲間と仲良くなって絆を深めることです。仲良くなる一番の近道はお互いの笑顔です。だから笑顔満載の1日にしよう、そして笑顔になってもらうために友だちの良いところをたくさん見つけようと栞の巻頭言に記し、出発の会では学年主任からも同様の話がありました。実は、私は千葉市への出張が重なってしまい引率ができなかったのですが、代わりをお願いした教頭先生から、生徒たちは電車・徒歩の移動、午前中のウォークラリー、お弁当、午後からの学習といった活動の中でそのことを意識して頑張るとともに、ウォークラリーでは班がまとまって協力し合う、施設見学の学習でも学年みんなで声をかけ合って会話を楽しんでいる光景が見られたとの報告がありました。生徒たちからも「みんなで一緒に遊んで楽しかった」という声が聞こえたそうです。こんなふうに全員がいつまでもお互いを温かく認め合える仲の良い学年集団を目指していってほしいと願っています。

 楽しく充実した1日を過ごした1年生、正式日課となって部活動も本格的にスタート、中学校生活が軌道に乗り始めています。まだまだこれから山あり谷ありの学校生活になると思いますが、ここまで、この校外学習を含めて本当によいスタートが切れていると思います。これをますます前進させ、一人ひとりをしっかりと育てていけるよう、職員一同、さらに気を引き締めて取り組んでいく所存です。

     
      

           (出発時の様子です)

☆本日(11日)、PTA運営委員会があったのですが、その場で役 
 員の方から、「知り合いが出発時の電車に乗り合わせたのですが
 子どもたちの車内マナーがとてもよく、降りるときも声を掛け合
 いながら注意をし合っていました」というとてもうれしい報告を
 いただきました。

※この校外学習の1日の様子は、後日、「アルバム」のページに
 アップしますので、そちらの方もご覧ください。

正式スタート!部活動

 25日()に部活動集会、26日()には部活動保護者会を行い、1年生も正式入部となって、さっそく元気な姿で活動しています。132名の新入生ということで、どの部も人数確保が課題であり、同学年だけでチームを組むことが厳しい状況になっている部もありますが、各顧問も一人ひとりの生徒の可能性を伸ばすことに主眼を置いて、きめ細かい指導に努めているところです。        

さて、そのような少数精鋭という面もある湖北中部活動ですが、どの部も本当に一生懸命に練習し、大会では勝利をめざして全力で頑張っています。14日()には野球部が市内大会準優勝、男子卓球部が葛南大会3位という報告もありましたが、多くの部活動が他の中学校よりも少ない部員数でありながら、それに左右されない結果を出したり、結果云々に関わらず、どの学校にも負けない応援の声や挨拶の声を聞くにつれ、うれしさが倍増してきます。

GW中も、サッカー部やテニス部、バスケットボール部、バレーボール部の大会も予定されています。日頃の練習の成果が発揮されることを願って、可能な限り応援にも駆けつけたいと思っています。

さらに、連休明けの8日()から練習がスタートして、5月29日()には、市内陸上大会に学校代表としての選手団を派遣します。こちらも、毎年生徒たちの頑張りで好成績を上げていると聞きました。今年度も上位をめざし、自信をもって大会に臨んでほしいと期待しています。

保護者・地域の皆様、引き続き、応援をよろしくお願い致します。
    
    

希望に燃えて!1年生仮入部

 今日(18日())から1年生は部活動見学を終え、仮入部が始まります。1週間後の25日()が正式入部となり、いよいよ生徒たちにとって中学校生活でも重要なウエイトを占める部活動が本格的にスタートすることになります。

 新入生歓迎集会では出張のためにこの話ができなかったのですが、中学校に入学して3年後は自分の人生を左右しかねない大切な進路選択が待っています。ここが小学校の卒業時とは大きく異なっていると思いますが、その時になって他人に左右されない適切な判断、選択・決定ができるように、中学校生活には自分で選択→決定の練習をする場面がたくさん用意されています。

 そして、中学校に入って一番最初に行う選択→決定がこの部活動の決定です。ぜひ、見学と仮入部を経て、仲間に左右されることなく、自分に本当に合っている、そして自分が3年間継続できる部活動を選択できるように保護者のみなさんもアドバイスをお願いできればと思います。そんなやりとりを通して、自分で決めたことには必ず責任が伴うということにも気づかせていければと考えています。

 もちろん、今の時点で3年間継続できるかどうかは?でしょうが、少なくても今の時点で自分自身を見つめて自分が本当にやりたいのか、やっていけそうなのかの判断はできると思いますし、そこに保護者のみなさんの適切な助言があれば、素晴らしい選択→決定ができると信じています。

 お子さんの中学校生活を充実したものとする部活動の選択がベストなものとなるよう、

ご協力をよろしくお願い致します。

     
     
     
     
       

第1回避難訓練

 15日()に避難訓練を実施しました。思い返すと東日本大震災の発生時、湖北台中学校に教頭として勤務していた私は、生徒たちの安全を確保するために、どのような指示を出せばいいのか、瞬時に判断することが困難で四苦八苦していたのを思い出します。

 そして、しばらく時間が経ってから市内、特に布佐地区の甚大な被害の状況を知り、大変に驚きました。小中学校に通う児童生徒の中にも被災した家庭が多かったのだろうと思います。

 さて、避難訓練では、災害から自分で自分自身の命を守るためには、場の状況を考え、冷静に判断して他人に左右されず自ら行動する力が求められる。そんな力をつけるために学校の様々な教育活動を通じて勉強しているという話をしました。その際に、大津波から避難し、小中学校の全児童生徒が助かった岩手県釜石市のいわゆる「釜石の奇跡」を実現した防災教育のこと、東北地方に古くから伝わる「津波てんでんこ」の話、釜石の中学生がお年寄りや幼い子供たちの手を引いたり、リヤカーに乗せて多くの命を救ったことについても取り上げて話しました。

 避難訓練への生徒の参加態度を見ていると、震災から時が流れ、ややもすると記憶が薄れてしまっているような面も心配もされます。私の話が生徒たちにどのくらい浸透したかはわかりませんが、生徒が自らの命を守るための思考力や判断力・行動力を身につけられるような学校での教育活動をさらに展開していかなくては…と改めて考えた避難訓練でした。

新生湖北中学校スタート!温かさ満載の入学式

 例年にない早い春の訪れで、桜の花は最盛期を過ぎてしまいましたが、暖かい晴天に恵まれた9日()、本校第73回入学式が挙行されました。多くのご来賓・地域の皆様にご臨席いただき、祝福された新入生の心にも感謝の思いが強く残ったのではないかとも思います。

 1時間をやや超える時間の式でしたか、132名の新入生たちは、緊張感の中で終始立派な姿勢と態度で式に参加することができました。背筋を伸ばして堂々と歩く入場の姿、担任の呼名に応えるしっかりとした返事に、これからの湖北中のさらなる発展を予感することができました。

 在校生もわずか2時間に満たない入学式練習でしたが、式の大役をすべて生徒会執行部が担っての進行、そして先輩として新入生の見本となる素晴らしい姿と迫力のある歌声で彼らの度肝を抜き、かつ温かい心が伝わる歓迎の言葉で新入生を迎え入れることができました。

 10日()からは、本当の意味で2019年度、全生徒がそろっての新生湖北中学校がスタートします。新入生には、初心を忘れることなく、新しい環境で、新しい先生・新しい仲間とともに充実した学校生活を送れるよう前向きな気持ちで頑張ってほしいと願っています。

 保護者のみなさまにも、これから湖北中PTAの一人として学校と手を携え、お子様の成長のために「共育」(学校と共に育てる)、そして「協育」(学校と協力して育てる)というスタンスでよろしくお願い致します。