校長室

校長室から発信

今年もお世話になりました。小中高・地域連携書初大会。

 23日()、布佐中学校武徳館(武道場)で、今年で会場を移して5年目となる小中高連携・地域連携書き初め大会を実施しました。休日にも関わらず、当日は早朝から地域にお願いした講師の先生・地域ボランティアのお手伝いの方々・小中三校の先生方、そして我孫子東高校の先生とたくさんの方々に応援していただき、大変にスムーズな運営ができ、参加した子ども達も満足感いっぱいに有意義な時間を過ごすことができました。

 子ども達の感想の中には、「先生方がていねいに教えてくれたので上手な字が書けた」とか「小中学生が一緒で最初は緊張したけど、交流もできて楽しかった」「家でやるより集中してはかどった」「宿題が早く終わってよかった」等々の意見がありました。また、講師の先生からは「学年が上がるにつれて素晴らしい字が書けている。上手になるためには継続して練習していくことが大切」とのご指導をいただきました。

 この後、子ども達からの意見を基に来年度の方向性を決めていくことになりますが、「また参加したい」という多くの子ども達の声に応え、より意義のある書き初め大会にしていきたいと思います。また、新年1月8日(火)から15日()(土日祝を除く)には布佐中学校B棟2階に参加者全員の作品を展示し、地域・保護者のみなさんや小学生にも開放します。ご来校をお待ちしていますので、よろしくお願いします。

 終わりになりますが、ご協力いただいた講師の先生、地域のみなさん、我孫子東高校の先生、小中学校の先生方に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
    
    

平和活動推進のリーダーに!

 2日()、広島平和記念式典派遣中学校報告会がけやきプラザのふれあいホールで開催されました。今までも何度かお知らせしていますが、本校からは団長の佐藤優馬君、副団長の内平菜々美さんが参加し、広島で学んだ3日間の様子と平和への思いについて堂々と発表しました。また、全生徒を代表してのあいさつでも本校の生徒は多くの希望者の中から厳しい選考を経て選ばれただけあって、自分の考えを自分の言葉でしっかりと話せていることにとても感心しました。

 また、2人はこの貴重な体験を活かして小学校で実施している平和学習「リレー講座」にも参加して頑張っています。今後も校内はもとより、市内での平和活動推進のリーダーとして活躍してほしいと願っています。
      
       
 

文化の祭典!文化活動発表会の1日

 12月1日()、平成30年度文化活動発表会が保護者・地域の方々にご参観いただき盛大に開催されました。この発表会は、本校の特色ある教育活動の一つである「布佐タイム」の講座で3年間、学んだ成果を発表するものです。

 午前中は琴講座を皮切りに、ハーモニカ講座、三味線講座と見事にそろったきれいな音色の演奏、そして郷土芸能、なぎなたと見る者を釘付けにするような演舞と演武、最後に吹奏楽部の会場を魅了する演奏。午後は書道、華道、絵画、また、美術部、技能教科、大空・太陽学級の作品展示と菓子販売。名人顔負けの作品も並び、一生懸命制作した様子が強く伝わってきました。さらに、柔道の演武、気象学のプレゼンテーション、茶道のお茶体験、グローバルピースの発表など、見る者・参加した者を惹きつける工夫や努力の跡が感じられて本当に楽しく充実した1日でした。

 閉会式でも、広島平和記念式典参加報告と英語スピーチ大会代表生徒発表があり、しっかりとフィナーレを締めくくりました。私からは、生徒たちの頑張りを讃えるとともに、改めて「布佐タイム」の素晴らしさについて「こんな発表会は日本中どこの学校に行ってもやってない。専門の先生や地域の方に30名以上も、しかも年間に10回前後、長年にわたってご協力いただいているという状況は奇跡的。」「3年間継続して学習することで、初めて布佐タイムで目標としている力(探究心、表現力、異文化理解、日本の伝統・文化理解、地域との関わり方・つながり方を学ぶ等々)が身につく。1年間の学習ではとてもこんな発表会はできない。」ということ、そして「今後、中学校を卒業してからも継続して学んでいける生涯学習のきっかけのようなものをつかめる人が少しでも増えてほしいと願っている。」という話をしました。

 今年度はこの発表会をもって「布佐タイム」の幕を閉じますが、来年度以降もこれをさらに継続・発展させ、子ども達にとって今年度以上に有意義なものにしていきたいと思っています。今年度もお忙しい中、講師を引き受けていただいた諸先生方に感謝し、再度御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

※文化活動発表会の様子については、「生徒の活動」にアップしまし
たので、どうぞご覧ください。

ホールいっぱいに響いた歌声!平成30年度合唱祭

11月21日()、印西市文化ホールで平成30年度合唱祭がたくさんの地域・保護者のみなさんにご来場いただき、また、布佐小・布佐南小の6年生も3年生の演奏を聴きに会場を訪れ、盛大に開催されました。

それぞれの学年・学級で、それぞれの特色を出した素晴らしい合唱の発表でした。本当に1日があっという間に過ぎていったという思いです。生徒たちの素晴らしい歌声がホールいっぱいに響き渡り、それに聴き入っていたら時間がとても短く感じました。

開会式で1・2年生には1学期の歌声交歓会よりも大きく成長した姿を、3年生には中学校生活最後の合唱祭にかける思い、数ヶ月後には一緒に卒業していく学級の仲間への思いが溢れる演奏を期待しているという話をしましたが、それぞれの学級の演奏と生徒たちの一生懸命に歌う表情から見事にそれが伝わってきました。どの学級にも歌声活動が嫌い、或いは苦手な生徒が何人かいるはずですが、誰1人としてそれを感じさせないステージで、入賞をした、しないはありましたが、学級による差などほとんど感じさせない発表であったと思います。学級全員が心を一つにして合唱祭にかける思いを全力で表現し、そのメッセージが伝わったからこそ、歌の完成度云々に関わらず、聴く側の人たちも真剣な眼差しでステージ上の全ての学級の発表に魅せられていたのだと思います。

  次は3学期、学級を越えて3年生を送る会や卒業式での歌声、つまり学年や全校でのまとまりが問われることとなります。賞など関係ない日々の歌声活動にどう取り組めるかで布佐中生の真価が問われます。みんなのために心を合わせて人とつながることの大切さを学んだ合唱祭の経験を活かし、さらに聴く人の心に感動を与える歌声を自分たちの手でつくりあげていってほしいと願っています。

  会場を訪れて、生徒たちに温かい応援と拍手を送っていただいた全てのみなさんに改めて感謝いたします。ありがとうございました。

 

 ※合唱祭の様子については「生徒の活動」にアップしてあります。

学校図書館を活用した授業実践

 15日(水)、学校司書研修会が本校で開かれ、国語の提案授業をもとに教職員も生徒も有意義な学びの時間とすることができました。

 本校では小中一貫教育と並行して学校図書館を活用した授業実践、それによる読解力、ひいては学力向上をめざした研究も行っています。そんな授業の中に、教員ではない学校司書の先生に加わっていただくことでどんな授業が実現できるかを考え、市内すべての小中学校の学校司書のみなさんに公開し、学び合ってその後の実践に活かしていくという取り組みです。

 公開した授業では、学校司書の先生だけでなく地域のボランティアの方5名にも支援していただき、「竹取物語」の本の帯を作るという授業を行いました。とてもレベルの高い授業内容を1年生で扱うということで心配されましたが、司書の先生が本の帯について、その意味も含めて大変にわかりやすく生徒に教えてくれたことやボランティアのみなさんが生徒の相談にのりながら的確なアドバイスをしてくれたこともあり、本当に中身の濃い50分間の授業とすることができました。

 終わってからの協議会でも、他校の学校司書さんから賞賛の言葉、ボランティアの存在がとても貴重で布佐中がうらやましいといった感想が聞かれました。読解力の低下が叫ばれて久しくなりますが、数年後に新しくなる大学入試でも様々な教科で読解力の必要性が強調されています。それに限らず、生徒たちには読書の楽しさや素晴らしさ、自分の人生に与える影響などを伝えつつ、「学校図書館を活用した授業」のさらなる推進に努めていきたいと思います。
      
      
      
  
 

定期テスト前学習会

 11月8日()・9日()に行われる2学期定期テストに向け、1学期同様、高校生や地域の方にお願いして5日()から7日()の3日間、放課後の学習会(補習)を実施しました。

 昨年度も秋以降に3年生の受験対策、毎学期に1・2年生対象の定期テスト対策として地域のみなさんの力をお借りましたが、好評を得たこともあり、今年度も実施の運びとなりました。高校生や地域の方々も生徒への指導経験を積んだ方もいて、短い時間ですが、とても和やかに充実した学習の時間を過ごしています。

 日が短いため、下校時間までわずか1時間程度の時間ですが、学習したことが少しでも成績に繋がったという実感がもてれば…と願っています。

 中学校は部活動もあり時間的に厳しい面がありますが、このような補習体制がテスト前だけに限らず、日常的にも展開できるようになれば生徒の家庭学習習慣も確立していくのではないかと考えます。既に小学校段階では地域の「ふさ子ども学習室」が軌道に乗りつつありますが、そことも連係を深め、それによって、マスコミ等で報道されているような教育格差の解消に一石を投じて布佐中生の学力を向上させていきたいと願っているところです。

 御協力いただいているみなさんには本当に感謝!感謝!です。
   
   

中学生議員の1日

 11月6日()、市議会本会議場において平成30年度の子ども議会が行われました。本校からは3年生の旧生徒会メンバーである中島光太君と佐藤彩音さんが学校代表として参加、それぞれ「地震等の大規模災害に対する我孫子市の備え・対応」「東京オリンピック・パラリンピックに向けて我孫子市として考えている取り組み」について質問し、市長・教育長から答弁をしていただきました。全小中学校のトップを切って一番初めの質問者ということで、二人とも朝から緊張した面持ちで自分たちの順番(午前9時35分)に備えていましたが、大変に堂々とした態度で立派に役割を果たすことができていたと思います。他にも各校の子ども議員からは、「地域の活性化に向けた方策」や「ユニバーサルデザインを取り入れた街づくり」といった内容で市政への質問が為されました。
 
昼食は各自がお弁当を用意していましたが、それに加えて市の方から白樺カレーの試作品が提供され、その模様は千葉テレビでも録画中継されていました。最後には代表の子ども議員から、市民の生活向上のために努力されている感謝と子ども議会開催へのお礼、市長からは子ども議員への評価と市政の役割について、教育長からは講評と将来、市民としての市政参加に関する話がありました。小中学生の年代ではなかかな経験することができない貴重な1日を過ごした子ども達、この経験を活かし、将来の我孫子市の未来を切り拓いていく活躍を期待したいと思います。

     
     

今年も実施!郷土料理実習・地域のみなさんとともに

 16日()・24日()の2日間、家庭科調理実習で例年実施しているクラスごとの祭り寿司作りを行いました。これは家庭科単元の一つとして郷土料理について学ぶ時間があり、ほとんどの学校は写真や映像資料でお茶を濁すのですが、本校ではそれを実習で実現するために教育委員会の先生にもご来校いただき、授業支援をしてもらって実践しているものです。

 実施に当たっては、教育委員会の先生に加えて、今年度も地域の方に10名ほどお手伝いいただき、見た目、味ともに素晴らしい見事なお寿司を完成させることができました。

 地域のみなさんも経験を積んで慣れてきたこともあり、生徒たちと一緒に調理しながらアドバイスをしたり、出来上がったお寿司を褒めてくださるなど、とても和やかな雰囲気で授業が進みました。生徒たちも和気あいあいと作業を進め、とても楽しそうな満足した表情が印象的でした。

 授業の終わりに自分たちで作ったお寿司を地域の方と会食するのですが、口々に「美味しい」という言葉が飛び出していました。とても有意義な触れ合いの時間にもなったと思っています。

 御協力いただきました地域の皆様・支援していただいた教育委員会の先生には、貴重な時間を割いていただき、このような素晴らしい取り組みを実現できていることに対し深く御礼申し上げるとともに、今後とも布佐中学校への御支援・御協力をよろしくお願いする次第です。

※2クラスの実習の様子(写真)を、「生徒の活動」のページにアッ  
 プしました。

全力疾走!東葛駅伝

 20日()、第72回東葛飾地方中学校駅伝競走大会が松戸市民劇場前スタート、野田清水公園陸上競技場ゴールの32.3㎞で10区間の選手が襷をつないで行われました。東葛地方の全公立中71校がすべて参加し、交通規制までしながら実施する全国でも例を見ない大規模で伝統のある大会です。

 本校の選手は夏の合宿を始めとした辛く厳しい練習を乗り越えて、30位という成績を収めました。残念ながら生徒たちが設定した目標には及ばず、悔しさを滲ませる選手もいましたが、実は、これは本校規模(生徒数)の学校としては、よく頑張った順位だと思っています。本校は学校規模でいうと東葛71校中65番目です。最終結果を改めて見直すと、そういった学校はほとんどが60位以下という結果でした。東葛駅伝を走る選手を10人揃えるというのは大変なことであり、サポートの選手やマネージャーも含めた一人ひとりが全力を出し切った成果であり、胸を張っていいと考えています。

 そして、今年の選手たちは、小規模校であることなどまったく意に介せず、ここまでの自分たちの努力に自信をもって堂々と高い目標を設定したのです。新人戦県大会で4位という好成績を残したことで、自分たちのレベルが上がっていることを実感し、目の前の壁を自ら高くしたのです。事実、前半は10位前後で襷をつないだ区間もありました。そんなことから試合後のミーティングでは、結果に心から満足している選手はただの一人もいませんでした。その代わり、この悔しさをエネルギーに変え、引退する3年生は次に自分がやるべきことに、1・2年生は次の大会に向けての厳しい練習に臨みたいという決意や仲間たちへの感謝の言葉が語られ、ここまでの苦労を思い出して涙する生徒も見られました。

 私も生徒たちにはさらに次の目標に向かって前進してほしいと願っていますが、結果云々に関わらず、また、選手として走った生徒も残念ながら走れなかった生徒も、ここまで途中で挫折することなく厳しい練習をやり抜いたこと自体が、それぞれの大きな成長に結びついていると考えています。今後、いろいろな場面で失敗することやうまくいかないことがあっても、駅伝チームで頑張った生徒たちは、それを乗り越える心の強さを手に入れたとも思っています。彼らのこれからの学校生活、特に3年生はそれぞれの進路に向け、ここまで走り抜いてきたことを自信にして精一杯頑張ってくれることと期待しています。

 選手の引率、並びに応援、激励に足を運んでいただいた保護者のみなさん、本当にありがとうございました。

 

※大会の様子(写真)は、「生徒の活動」のページにアップしました。

※東葛駅伝大会写真展開催

 日 時  11月8日(木)~15日(木) 9:0018:00

           ただし8日は12:00から、15日は12:00まで

 場 所  我孫子インフォメーションセンター(アビシルベ)

      入場無料

 内 容  東葛駅伝大会で我孫子市の選手が活躍している様子が

      写っている写真を50点ほど展示予定 





合同運動会の素晴らしい1日!

 13日()、大空・太陽学級が参加した市内合同運動会が我孫子市民体育館で行われました。柏市との合同から我孫子市の単独開催となって今年で7回目ですが、収容人数の関係で、残念ながら昨年度より午前中のみの開催となっています。野球部の県大会と重なってしまい、当日は教頭先生にお願することにして私は応援に行くことができなかったのですが、早朝より市内全域から保護者・生徒・応援の方々が続々と体育館に集まり、あっという間に駐車場が満車になるほどの盛況ぶりだったとそうです。

 (以下、教頭先生の話より)本校の生徒たちは元気に競技・演技に参加し、一生懸命な姿を見せてくれました。本校に限ることではありませんが、子どもたちを見ていて、すべての児童・生徒が自分のもっている力を最大限に発揮し、目を輝かせて走ったり、踊ったりしている姿に改めて感動しました。リレーでは前を走っている人に追いつくのが不可能なほど差がついても全力で走り抜きます。ダンスの振りが多少おぼつかなくても、本気で楽しみながら笑顔で頑張っています。そんなすばらしい姿から、会場のみなさんがたくさんの笑顔と元気をもらえた半日でした。

 こんなに素晴らしい運動会を準備してくださった関係者のみなさんに感謝するとともに、自分たちの一生懸命な姿がお父さんやお母さん、先生方を笑顔にすることを忘れずに、次のお楽しみ会でも頑張ってほしいと思います。子ども達に精一杯の声援を送ってくださった保護者のみなさん、関係者のみなさん、すばらしい半日をありがとうございました。