校長室から発信
「伝える」・・自分の想いをつたえよう!・・・始業式を迎えて
9月2日2学期始業式がありました。この夏も小中学生が巻き込まれる事故や事件が後を絶たず、2学期も全員が安心して学習できる安全な学校となるよう取り組んでまいりたいと思います。式の中では、「伝」という漢字を掲げお話をしました。「伝」という漢字は、「傳」を旧字としており、人が手に糸巻きをもって糸を巻いている様子からできた旨の話をし、2学期は体育祭や文化活動発表会、合唱祭など多くの行事があるなか、それぞれの生徒がそれぞれの立場で自分の想いや考えをしっかりと伝えていこうと話をしました。三年生は進路選択も控え、自分の夢や希望の実現に向けて、中学校最後の体育祭を迎えて・・・2年生は就職体験を通して自分の夢や希望について家族の方と話し合う・・・1年生は校外学習を通じて・・・自分の考えや想いを自分の言葉で、そして態度で相手に伝えよう、とお話しをしました。ご家族の皆様におかれましても、生徒たちは実り多い2学期とするために学習に行事にと頑張ってくれると思います。ぜひ様々な頑張りをみせてくれる時々に是非想いを聴いてあげてください。地域の皆様におかれましも、引き続きご支援をお願い致します。
感謝・・・ボランティア活動 ありがとうございました
今年の生徒総会で生徒の皆さんから、校内の美化活動に自主的に取り組もうと提案がありました。生徒会の皆さんが中心となって、夏休み中の草取りボランティア活動を企画してくれました。当日は100名を超える生徒の皆さんが集まり、暑い中、校庭の草取りや整備を行ってくれました。また、PTAの皆さんも夏休みの後半に草刈りをやってくれました。地域の皆さんや生徒たちも参加してくれて、体育祭を控えている校庭回りが大変綺麗になりました。このような自主的な活動は大変有難く、素晴らしい取り組みだと思います。互いに声を掛け合い、相手を想い、行動にうつす姿に大変心が明るく温かくなりました。これからも私自身も皆さんを見習い一緒に取り組んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。
葛南大会に向けて・・・壮行会がありました
夏の葛南大会やコンクールに向けて、生徒会の皆さんが中心となって壮行会が行われました。校長からと依頼があったのでこんな話しをしました。「・・・・「信」という字がここにあります。部首は「にんべん」で人を表しています。この漢字の意味は、人を信じることとか偽りのない真実などという意味があります。人の言葉=偽りのない真実・・この漢字にこのような意味を持たせた人たちはなんと素晴らしいのでしょうか。日本には、昔から「言霊」(ことだま)という言葉があります。言葉には不思議な力が宿っていて、悪い言葉を発すると本当に悪いことが起き、反対に、良い言葉を発すると良いことが起こるというものです。だから、今でも忌み言葉というものが残っており、会の終わりを「お開き」とか、水辺の葦を「よし」とか、梨の実を「ありの実」などと言います。先ほど、部長さんから、たくさんの人たちが応援してくれているという感謝の言葉がありました。試合で苦しいとき、もうダメだと思ったときは、たくさんの応援してくれている人たちの言葉を思い出してください。きっと力が湧いてくると思います。そして、自分で自分に言い聞かせてください、最後まで絶対にあきらめない、自分を信じ、仲間を信じる、と。きっと不思議に力が湧いてきます。心からみなさんの健闘を祈っています。頑張ってください。・・・・・」 みんな話しをしっかりと聞いてくれました。保護者の皆様はじめ地域の皆様、布佐中生を支援してくださるすべての皆様、応援よろしくお願いいたします。ガンバレ布佐中生!!
バレー部の生徒たちが報告に来てくれました
8日に行われたバレーボール県大会の報告に校長室までバレー部の皆さんが報告に来てくれました。東葛飾地方のブロック予選を勝ち抜き、見事県大会に出場したバレー部の皆さんでした。健闘むなしく初戦で敗退してしまった悔しさや次の試合に活かすべく多くを学んだこと等を話してくれました。試合に臨む真摯な姿勢は日頃の生活にも生かされているのが良くわかりました。また、チームワークや思いやり、支え合いの大切さなど私もバレー部皆さんから教えられたような気がします。
部活動報告に来てくれました
バスケットボール部男子の皆さんが春季葛南大会優勝の報告に校長室に来てくれました。また、野球部の皆さんも東葛大会優勝と県大会の試合の結果を報告に来てくれました。両チームに共通しているのは、単に勝ち負けだけではなく、一試合一試合に真剣に臨み、勝因や敗因を皆で振り返り、次に生かそうとしているところです。私も、「グランドだけの一所懸命なチームになりたくない、真に役に立つ人に成長したい」という高校球児の言葉を引用して頑張りを讃えました。また、家族の皆さんの支えにも感謝の気持ちを忘れずに、スポーツをできる喜びと幸せを感じながら、感謝の気持ちを持って、伸び伸びと晴れやかに活動している布佐中の生徒たちを誇らしく思いました。地域の皆様のご声援にも感謝の気持ちでいっぱいです。有難うございました。
あいさつ運動 今年も頑張っています
今年度も、我孫子東高校、布佐小学校、布佐南小学校と布佐中学 校の4校で「あいさつ運動」を実施しています。月に2回、布佐駅や布 佐南小、布佐小・布佐中入口で登校の児童生徒のみなさんや駅を利 用する方々にあいさつをしています。布佐中からは生徒会の皆さんが 参加しています。「おはようございます」と大きな声であいさつした時に「おはようございます」と返してくれると、とてもさわやかな雰囲気に包まれます。あいさつ運動のみならず、日頃から気持ちの良い挨拶を交わし合いたいものです
野球部市内大会を応援して
第73回入学式を挙行いたしました
さて、新入生のみなさんは、この3月小学校を立派に卒業しました。私は3月まで小学校に勤めていましたので、皆さんが小学校のリーダーとして学校の中心となっていたことはよく分かります。下級生に見本を示し、リーダーとして悩みながらも力を合わせて頑張ってきたでしょう。小学校6年間、中学校3年間を9年間の小中義務教育期間と見た時、皆さんは1年生から9年生までの7年生に当たります。もう、立派に学校の中心を担ってもおかしくはない立場にいて、それだけの力を十分に持っていると思われます。布佐中学校の学校教育目標は、「自ら学び、共により良く生きる生徒になろう」です。中学校進学にあたり、不安なこともあるかと思いますが、自分の意志で考えて、悩みながらも、共に学び、成長していってほしいと思います。皆さんには、保護者の方だけでなく、我々教職員や歴史と伝統を持つ地域の皆さんという強い味方もいます。
布佐という町で育った誇りをもって、布佐中学校でともに学んだ仲間を大切にして、まさに平成から令和へと新しい時代に生きる国際人となるべく、精一杯頑張って欲しいと思います。そのために3つの言葉を贈ります。一つ目は、「よい習慣を身につけること」それは、時間を守ったり、挨拶ができたり、自分のことは自分でできる、決まりを守る・・・などです。習慣は第二の天性ともいいます。よい習慣を身に付けて下さい。二つ目は、みなさんが現在持っている他人を思いやる「思いやり」の心を、更に高めて欲しいということです。中学時代に得た友は、一生の宝となります 他人の心を思いやり、それを言動にうつす。その表し方は一人一人違うかもしれません。自分だけの「思いやり」の心をもった人たちが共に学習し合う時、本当にお互いに高め合うことのできる仲間となるはずです。最期は、自信と勇気をもって様々なことに「挑戦」して欲しい、ということです。そのために、だれもが持っている自分の良いところを見つけ、自信をもって下さい。でも、だれもが欠点や弱点を持っています、でも、長所や良い所も必ずあります。その良い所を見つけ、伸ばすことが私たちの仕事だと思っていますが、その良い所を自分でも見つけ、自信をもって勉強でも運動でも、あきらめずに「挑戦」してほしいのです。失敗も宝物に変わります。「習慣」「思いやり」「挑戦」・・・入学に当たりこの3つの言葉を贈ります。そして、「自ら学び、共により良く生きる生徒」となって下さい。
最期に、保護者の皆様にお願いがございます。現在、学校教育は大きな変革の時期を迎えています。小学校は来年度から、中学校は再来年度から新しい指導要領が導入され、「社会に開かれた教育課程」や「主体的、対話的で深い学び」などがキーワードとなります。学校だけではなく、家庭、地域が一体となった教育活動の展開が今まで以上に必要です。布佐中学校は、今までも、保護者・地域の方々の多大なるご支援やご協力を賜ってきていることは十分に承知しておりますが、より一層のご支援をお願いいたします。そのためには、「信頼関係」は欠かせません。何かありましたら、報告や相談がすぐにできるような信頼関係がさらに構築できますよう私たちも努力を続けますので、どうぞよろしくお願いいたします。そして、親子で、読んだ本のこと、社会の出来事、何気ない日常の会話、授業や部活動のことなど、お子様との会話を大切にして、共感的な理解や、愛情に基づく叱咤・激励など、より一層支援していただきますよう、よろしくお願いいたします。
それでは、新入生のみなさん、先程の呼名をもって、布佐中生となりました。皆さんが自分だけの大切な3年間が充実した日々にすることを願い、確認し合って式辞といたします。 平成31年4月9日 我孫子市立布佐中学校長 小林浩之」
着任のご挨拶
感動の第72回卒業式
12日(火)、第72回卒業証書授与式が、教育委員さんを始めとした45名もの来賓のみなさんにご臨席いただき、保護者や多くの地域の方々が見守る中、盛大に挙行することができました。
2時間を超えようかという長い時間でしたが、卒業生・在校生ともに式に臨む姿勢や態度は大変にすばらしく、終わって退場後、来賓のみなさまからも「今年もまた感動しました」など、口々にお褒めの言葉をいただきました。
68名の卒業生は、証書授与のときの返事・巣立ちの言葉・歌(仰げば尊し・さくら)と3年間の精一杯の思いと感謝を込めて表現し、その一生懸命な姿・成長した姿に思わず目頭が熱くなってしまいました。私自身が迷惑をかけた林間学校を始め、3年間をともに過ごした思い出が甦り、こみ上げてくるものがあったのだと思います。
1・2年生も同様に素晴らしい送別の言葉と歌(ジュピター)で、卒業生への感謝の思いと別れの気持ちを表現しました。その見事な姿に、両学年ともにこの1年間の成長と進級に値する力がついたことを確信しました。
卒業生はこの後、それぞれの進路先へ巣立っていきますが、ここに至るまでに本当に多くの地域のみなさんに愛され、支えられたからこそ、今の成長した姿があります。式の中でも御礼の言葉を述べさせていただきましたが、改めて学校、そして卒業生一人ひとりになり代わって御礼申し上げます。「本当にありがとうございました」