学校図書館を活用した授業実践
15日(水)、学校司書研修会が本校で開かれ、国語の提案授業をもとに教職員も生徒も有意義な学びの時間とすることができました。
本校では小中一貫教育と並行して学校図書館を活用した授業実践、それによる読解力、ひいては学力向上をめざした研究も行っています。そんな授業の中に、教員ではない学校司書の先生に加わっていただくことでどんな授業が実現できるかを考え、市内すべての小中学校の学校司書のみなさんに公開し、学び合ってその後の実践に活かしていくという取り組みです。
公開した授業では、学校司書の先生だけでなく地域のボランティアの方5名にも支援していただき、「竹取物語」の本の帯を作るという授業を行いました。とてもレベルの高い授業内容を1年生で扱うということで心配されましたが、司書の先生が本の帯について、その意味も含めて大変にわかりやすく生徒に教えてくれたことやボランティアのみなさんが生徒の相談にのりながら的確なアドバイスをしてくれたこともあり、本当に中身の濃い50分間の授業とすることができました。
終わってからの協議会でも、他校の学校司書さんから賞賛の言葉、ボランティアの存在がとても貴重で布佐中がうらやましいといった感想が聞かれました。読解力の低下が叫ばれて久しくなりますが、数年後に新しくなる大学入試でも様々な教科で読解力の必要性が強調されています。それに限らず、生徒たちには読書の楽しさや素晴らしさ、自分の人生に与える影響などを伝えつつ、「学校図書館を活用した授業」のさらなる推進に努めていきたいと思います。