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校長ブログNo178 秋は夕暮れ

日没後間もない夕焼け空です。(撮影日9月22日(日))朝からどんよりとして雨が降ったりやんだりした1日でしたが、1日の最後に贈り物のように美しい景色を見せてくれました。どんどん焼ける空の景色に見とれている間にも刻々と表情が変化していきます。鮭の切り身のような色合いのものもあれば、若草山(奈良県)の山焼きに見られる炎のような色合いのものもあります。この写真を撮影した後、さらに雲に夕日が反射してレースのカーテンのように細かい模様が刻まれたのですが、残念ながら写真に収めることができませんでした。

小学5年国語科教科書下巻(光村図書)P134「季節の言葉3 秋の夕(ゆうべ)」にも「枕草子」(清少納言)のあの有名な場面が掲載されています。

秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛びいそぐさへあはれなり。まいて雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言うべきにあらず。

願わくば、烏(カラス)や雁(かり)が夕焼けをバックに群れをなして飛んでいる光景を撮影したいものですが、実際にはそのような景色に出会うことがかなわず...もし撮れたらそのときに紹介したいと思います(苦笑)それとともに、この時期は童謡『ゆうやけこやけ』『七つの子』の他に、昔小学校で歌った文部省唱歌『かりがわたる』(現在、教科書には掲載されていません。)のメロディが思い出されます。

かりがわたる ないてわたる

鳴くはなげきか よろこびか

月のさやかな 秋の夜に

さおになり かぎになり

わたるかり おもしろや

上段の花の写真は、散歩中に見かけた秋の七草の1つとして知られる「葛(クズ)」の花です。今年は開花が早く、7月頃には咲き始めていたということですが、きれいな濃い紫色と薄い紫色の花が大きな緑色の葉っぱが茂る中に引き立ち、あちこちで見ることができます。ご覧のとおり、夏の暑さであっというまに生い茂り背丈が2メートル近くになります。クズはマメ科のつる草で、正式名称は「寒根葛(かんねんかずら)」といいます。クズの根にはデンプンが10~15%含まれており、葛粉として和菓子や料理の材料として使われます。また、クズの根は葛根湯(かっこんとう)の原料にもなり風邪のひき始めに効能があるといわれています。

こちらも小学4年国語科教科書下巻(光村図書)P38「季節の言葉3 秋の楽しみ」に山上憶良(やまのうえのおくら)の和歌と共に紹介されています。

学校近くの用水路沿いにも、秋の七草の1つである尾花(オバナ)(いわゆるススキ)の銀の穂が朝日を浴びて輝いていました。

 

山上憶良の歌 二首(書き下し文)

秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花(あきののにさきたるはなをおよびをりかきかぞふればななくさのはな)(万葉集巻八・一五三七)

次の歌で詠んだ七種類の花が秋の七草の始まりと言われています。

萩(はぎ)の花尾花葛花瞿麦(をばなくずばななでしこ)の花 女郎花(をみなへし)また藤袴(ふぢばかま) 朝貌(あさがほ)の花(万葉集巻八・一五三八) 

七十二候「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」(9月28日〜10月2日頃)

外で活動していた虫たちが冬ごもりの支度をはじめる頃。虫たちは秋冬が終わるのを、約半年間も土の中で静かに待ちます。そして、啓蟄(けいちつ)(2025年は3月5日)の頃に再び姿を現します。今年の猛暑の影響ですから暦と実際の景色の差がありますが、これから秋らしくなっていくことでしょう。

校長ブログNo177 おいしい給食(「体力と栄養」について考える)

修学旅行1日目の昼食は箱根にある「生命の星地球博物館」にて少し早めのお弁当をいただきました。

小学校での給食はいかがでしたでしょうか。

【給食ひとくちメモより】

体力と栄養

スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、みなさんはどのような秋を楽しんでいますか?

今日は体力と栄養の関係について話をします。

体力とは、さてなんでしょう?それは、私たちが毎日、勉強やスポーツをするための基礎となる体の力です。また広い意味ではストレスや病気にチアする抵抗力も体力に含まれます。

この体力を高めるためには、栄養が必要です。みなさんは毎日三食、しっかり食べていますか?

学校給食は、成長期の皆さんが1日に必要とする栄養素の約3分の1以上が摂れるようになっています。

ちょっと苦手なものが出ても自分の健康を考え、一口食べてみましょう。きっと今まで以上に体力がつくはずです。

今日は横芝小学校のリクエスト給食です。残さず食べましょう。

ということで...

▼9月24日(火)の献立(横芝小のリクエスト献立)※本日の給食は今年初めての新米です。

 ニヒヒごはんと大豆はとっても仲良し!ニヒヒ

日本ではよく「ごはんと味噌汁」や「ごはんと納豆」など、ごはんと大豆、大豆製品を一緒に食べています。これは栄養面からみてもとてもよいことです。一緒に食べることで米は大豆の、大豆は米のお互いの足りないところを補い合ってくれます。

おススメメニュー(小中学校からリクエストされるメニューです。)

▼「納豆和え(なっとうあえ)」(4人分)

 

鶏ひき肉30g、長ネギ半分、酒・醤油・各小さじ1

三温糖 小さじ2分の1、にんにく・生姜・ごま油 少々

ひきわり納豆50g、ほうれん草100g、にんじん50g、しょうゆ 大さじ1

鰹節 少々、白いりごま 少々

【作り方】

1 鶏ひき肉をみじん切りにした長ネギ、にんにく、生姜と調味料でよく炒めて冷ます。

2 ほうれん草はザク切り、にんじんは千切りにし、茹でて冷ます。

3 1・2、しょうゆ、鰹節、白いりごまで和えて できあがり!!

▼9月25日(水)の献立

うどん きつねうどんの具 野菜のかきあげ ツナとわかめのサラダ 焼プリンタルト 牛乳 

▼きつねうどんかき揚げ風に

▼焼プリンタルト

 ▼9月26日(木)の献立(画像なし)

ご飯 あじアーモンドフライ もやしのごま酢和え 鶏ごぼう汁 牛乳

▼9月27日(金)の献立(画像なし)

ご飯 豚肉の生姜焼き マカロニサラダ コンソメスープ ブドウ 牛乳

校長ブログNo176 9月の授業風景

おはようございます。今日から6年生は1泊2日の箱根・鎌倉へ修学旅行です。

修学旅行テーマ「自ら考え・メリハリつけて・行動を!」

~みんなで一緒に DEF !~

DEFとは、D(だれとでも仲良く) Eエンジョイ(Enjoy) F(深め合う)という意味だそうです。

なるほど!子供たちが考えることはスマートでかっこいいですね!ジェネレーションギャップを感じてしまいました(笑)昨日紹介したしおりの表紙の絵の他に、今日は裏表紙の絵としおりのカットもご紹介します。子供たちが描いた絵は上手で最高です!名実ともに「最高の思い出」の修学旅行になりますように!!

▼裏表紙の絵

▼しおりの中のカット

私も、今日は午前4時半に家を出て学校へ向かっています。途中で予約送信のブログ更新、学校に到着する頃に日の出、こういうときでないとめったに聴く機会のない朝の防災無線のメロディチャイム「まきばの朝」。午前6時半学校発、明日は午後5時半に学校着となります。行ってまいります!!

さて、記録的な猛暑の中始まった2学期ですが、ここ数日涼しく過ごしやすい日が続きました。今日は久々に猛暑が復活しそうです。児童は、暑くても涼しくても変わりなく学校生活を楽しくそして一生懸命過ごしています。今日は、最近の授業の様子をお届けします。

9月24日(火)朝、始業前(午前7時45分頃)の図書室です。「読み聞かせボランティア」の皆さんが来校されました。毎回読み聞かせのたびに、1学年あたり1冊8分から10分程度で読み終わる本を事前に選び、ご家庭で練習と時間まで計ってくださり、頭が下がる思いです。子供たちもとても楽しみしています。9月は2回の予定でしたが、3日(火)は台風による臨時休業のため、24日(火)の1回だけとなってしまいました。2学期もよろしくお願いいたします。

▼図書室で参加者が集まり、学年ごとの読み聞かせ本の記録簿に記入後、いざ教室へ出発です。

今回、読み聞かせで使用した本は...

1年生『バルバルさん』(乾栄利里子・作 西村敏雄・絵)

2年生『ほしじいたけ ほしばあたけ』(石川基子・作絵)

3年生『じゃがいもめがね』(まきのみそら・作絵)

   『おだんごとん』(ガタロー☆マロン・作絵)

4年生『おにのおにりぎや』(ちばみなこ・作絵)

5年生『紙のむすめ』(ナタリー・ベルハッセン・作 ナオミシャピラ・絵)

6年生『いえいえそんなことはありませんよ』(シゲタサヤカ・作絵)

涼しくなり、本も集中して読みやすくなる「読書の秋」の季節がやってきます。ぜひご家庭でも読んでみてください。

ここからが本題。各学年の授業風景をお届けします。

【1年生】

一斉学習の他、グループ学習もしっかりと話し合いをしながら進めています。教師の話をしっかりと聞き、どの活動も意欲をもって取り組んでいます。

【2年生】

全校で1学級の児童数が一番少ないのに、それを感じさせない子供たちです。教室はいつも男女仲良く、助け合いながら力を合わせて取り組んでいます。1年生に対して色々教えてあげる姿はとても頼もしいです。

【3年生】

学習中の姿勢がよく、教師の話をしっかり聞きながら学習を進めています。ノートの書き方や字がどの児童もとても丁寧で落ち着いて学習しています。新しい教科の学習にも慣れ、友達と励まし合いながら学習を進めています。

【4年生】

どの学年の児童よりも給食をしっかりと食べ、休み時間は男女仲良くドッジボールをして元気な声がグラウンドに響きます。授業中の子供のつぶやきや発言を聞いていると好奇心旺盛な様子に感心させられる場面もあります。2学期からは算数少人数の指導者も加わりよりわかりやすい授業を進めています。

【5年生】

教師の指示をよく聞き、新出漢字の読み方、筆順、書き方など真剣に学習していました。また、外国語科の授業では友達とペアになり質問したり答えたりと会話に親しむ様子が見られます。教室には観葉植物や小動物を飼育しており、潤いのある環境で気持ちがいいです。

【6年生】

さすが最高学年です。学習問題に対してタブレットや資料集などを活用して調べてノートにまとめたり発表したりと、個人やグループの友達と考えたり教え合ったりしながら学びを深めています。一つ一つの学習に真剣に取り組んでいる様子が背中からも伝わってきます。いよいよ26日(木)・27日(金)1泊2日の修学旅行へ行ってまいります。

校長ブログNo175 あいさつは、いつも、さきに、つづけて

あ・い・さ・つ

 かるく・つも・自分からきに・習慣をづけよう

挨拶は魔法の言葉です。お互いに挨拶をするだけでなんとも気持ちのよいものです。

校内の別の掲示板にはこんな標語もありました。

「あいさつ」はいいことがたくさんありそうです。

本校では「あいさつ・歌声・花いっぱい」を柱とし、「しあわせいっぱい ランドセルにつめて はつらつと まっすぐに」健やかな児童を育むことを目指しています。

【参照】過去ブログNo97「あいさつの言葉」(7月8日号)

https://schit.net/yokoshibahikari/shirahamasho/blogs/blog_entries/view/37/d60c4978f72049fc6474d1bcf4e9e535?frame_id=48

▼「あいさつ運動」をする児童会のメンバー 気持ちのこもった元気な挨拶は全校児童の手本です。

挨拶は習慣づいてないと自然とできないものです。「おはようございます。」と挨拶をして「おはようございます!!」と元気に挨拶が返ってくる児童や、先に児童の方から「おはようございます!!」と気持ちのよい元気な挨拶ができる児童もいますが、わたしが「おはようございます。」と挨拶をしても、「(ぼーっとして)...」「(無言で)...」そのときの子供の様子によっては挨拶が返ってこないことも多くあります。このような状況を見て、気持ちのよい挨拶ができるようにと、1学期に引き続き児童会のメンバーを中心に、4・5・6年生の児童も週3回当番で「あいさつ運動」を実施しています。昨年度担当が作成した「あいさつ」ののぼりが今年も登場!登校してくる児童に元気よく「おはようございます!!」と挨拶をすると、「おはようございます!!」と挨拶が返ってきます。一方で、中には眠そうな児童、少し元気がなさそうな児童もいます。体調が悪いのか、前夜寝るのが遅かったのか等々気になる面もあります。朝食を食べてこなかった、夜遅くまでゲームをしていた、休日もスポーツの大会で十分体を休めることができなかったなど様々です。2学期が始まり学校生活のリズムに慣れようと頑張ってきた子供たちですが、季節の変わり目は特に体調を崩しやすいものです。ここで再度、規則正しい生活習慣を身につけ、元気に登校できるようお子さまの生活リズムを確認してみましょう。ご協力をお願いいたします。

さて、いよいよ明日26日(木)・27日(金)6年生は箱根・鎌倉方面へ1泊2日の修学旅行へ行ってまいります。(1日目 箱根、2日目 鎌倉の予定です。)

修学旅行テーマ「自ら考え・メリハリつけて・行動を!」

~みんなで一緒に DEF !~

私も引率の一員として2日間学校を留守にします。修学旅行の模様は30日(月)以降にこの校長ブログでも記事として掲載する予定です。

▼修学旅行のしおりです。とってもステキな表紙の絵は児童によるもの。しおりの中のカットも児童によるもので楽しいしおりができあがりました。子供が届けてくれたしおりの表紙を見た瞬間、私の似顔絵かと思ってしまいました(笑)が、畏れ多くも鎌倉高徳院の大仏様でした。

▼児童は、ガイドブックやタブレットなどを使い班別行動の計画を友達と協力して練り直しました。

▼職員も思い出に残る修学旅行に向け、遅くまで入念に準備をし最終確認をしています。

留守中の「校長ブログ」について。いつも「校長ブログ」をご覧いただきありがとうございます。

今後の掲載テーマの予告です。

26日(木)9月の各学年の授業風景

27日(金)おいしい給食(今週の献立紹介)

28日(土)秋は夕暮れ

29日(日)横芝光町図書館より『「木戸陣屋跡」ギャラリー展』のお知らせ

以上のテーマでお届けします。すでに書き終えた原稿が予約送信で毎朝5時に更新されますのでお楽しみに。

校長ブログNo174 「やればできる」おそうじ名人

前期終了が近づき、先週19日(木)大掃除を行いました。少人数でも少数精鋭、みんなで協力してピカピカに。白浜小学校の児童は「おそうじ名人」です。

今年度、本校の清掃の時間では「無言清掃」の定着に取り組んでいます。これまでは無言清掃の取組は難しいかもと学校全体での指導は見合わせていたようですが、年度初めに協議したとき、私は「やればできる」と、清掃の意義を考えるとともに、より集中してわたしたちの学校をよりきれいにしていこうという気持ちを高めるために、「無言清掃」を指導することになりました。すでに5・6年生については教室に児童がいないのではと錯覚するくらい静かに取り組んでいます。ほうきで掃き清める音と移動する机と椅子の音だけです。4年生以下もその姿を担任から聞き、見習って定着しつつあります。「やればできる」です。清掃の様子を見まわりながら、一生懸命頑張っている児童へ声かけをしますが、階段掃除も2人組で協力しながら丁寧に掃き掃除とふき掃除をしている低中学年の態度も立派です。1・2年生も教室の中にある配膳台、雑巾たて、長机など友達と協力しながら廊下へ移動させています。また、自分の机と椅子の脚の部分のほこりを丁寧に雑巾でふきながらとっていました。このように集中して取り組み、高学年児童は特別教室の清掃も手分けしてどんどん進めていきます。

さらに驚いたことは、白浜小学校の高学年児童は、ワックスがけも教師の指導のもと、モップで手際よく進めることができます。これも「やればできる」です。今では考えられませんが、昭和の時代に40人学級で教室の床をクラス全員で雑巾でワックスがけしていたことを思い出しました。

先週、光中学校(本校のほとんどの卒業生が進学します。)の授業を参観する機会がありました。玄関に上がり廊下を進むと、すれ違う教職員や生徒の方たちの挨拶が礼儀正しく、とても気持ちがよかったです。また、現在の校舎が建てられてすでに20年が経過しているにもかかわらず、校舎内外の環境はがきれいでした。特に、階段を上りながら床が自然と視界に入るのですが、埃がひとつもなく清潔感あふれる校舎に日頃の清掃指導が行き届き、大切に使用していることが感じられました。また、校内にはよく他の中学校でも見かけるスローガン「挨拶」「清掃」「返事」「歌声」そして「笑顔」と掲げられていました。本校も、児童や教職員が気持ちいい環境の中で学校生活を送ることができるように努めていくとともに、来校される方にも失礼のないよう清潔感あふれる環境に努めていきたいと思います。積み重ねは小さい頃から...「やればできる」です。

校長ブログNo173 「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますが...

沈む夕日をバックに海外へ飛び立つ飛行機。本校学区ならでは見られる絶景です!!左側、西の方角へ向かう別の飛行機の飛行機雲も見えます。この時期、上空には早くも寒気団がおり始め、飛行機雲が見られます。同じ航路を飛ぶので何本も航跡ができ、時間と共にだんだん太くなり、川の字のように見えるのです。

「夕日が背中をおしてくる」小学校3年国語科教科書上巻(光村図書)に掲載されています。この詩は、阪田寛夫さん(童謡「さっちゃん」の詞でも知られる)による詩です。作曲家の山本直純氏により合唱としても歌われています。)

夕日が背中をおしてくる

       阪田寛夫

夕日が背中を 押してくる

まっかな腕で 押してくる

歩くぼくらの うしろから

でっかい声で よびかける

さよなら さよなら 

さよなら きみたち

晩ごはんが 待ってるぞ

あしたの朝 ねすごすな

(中略)

さよなら さよなら

さよなら きょうの日

すてきな いい日だね

あしたの朝 またあおう

さよなら きょうの日

さようなら

▼ 初秋の夕日を浴びた私の影もこんなに長くなります。へんし~ん!足の長さにご注目!モデルをはるかに超えています!!(笑)風紋の上にできたシルエット。映えです。

七十二候「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」(9月22日〜9月27日)
8月の下旬から夕方から積乱雲が巨大に発達し、ゲリラ雷雨の日が増えました。横芝光町からもはるか遠くの空(群馬・栃木・茨城方面)が稲光でピカピカと光る様子が見られます。1週間前までは積乱雲を中心とした雲が空を独り占めしていましたが、先週あたりから「鱗雲(うろこぐも)」が見られるようになってきました。北海道では季節が足早に秋へ。大雪山では紅葉が見頃だそうです。天気予報によると「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉のとおり、関東もようやく今週末あたりから秋雨前線の影響で残暑も和らいできそうですが、それでも例年よりは気温が高くまだまだ蒸し暑い日が続きそうです。「ちいさい秋見いつけた」という日が待ち遠しいです。

▼この暑さで開花が例年に比べ遅れているというヒガンバナ(別名:曼殊沙華(まんじゅしゃげ))が近所の田んぼで開花し始めました。観光地では見頃かもしれません。

校長ブログNo172 暑い!! 熱い!!

今日は祝日「秋分の日(しゅうぶんのひ)」です。

鉛筆秋分の日鉛筆

1948年(昭和23年)の「国民の祝日に関する法律」の制定当初に定められた計9日の「国民の祝日」の一つであり、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日とされています。祝日法の制定時には、春分の日と同様に、昼夜の長さが等しい日であり、季節上の一つの区切りになるという意味で、春分の日に対応するものとして採用されました。春分の日と秋分の日は、法律に具体的な月日は定められておらず、天文学上の言葉である「春分日」と「秋分日」とされています。これについては、国立天文台が毎年2月に公表する暦要項により、翌年の春分の日と秋分の日の日にちが確定します。(総務省ホームページより引用)

暑い!!

猛烈な残暑が続く9月も残すところ10日となりました。なのに日中の暑さが収まらない。

9月18日(水)東京の最高気温35・1度の猛暑日(35度以上)を記録したことがニュースになりました。これは気象庁が1875年(明治8年)の観測開始以来、最も遅い猛暑日の記録を82年ぶりに更新したことになります。実は東京だけでなく、千葉も同じく最も遅い猛暑日の記録を更新しました。この日、県内で最高気温を記録更新したのは市原市の上総牛久で37.0度。このほか県内数地点で9月の最高気温を更新した他、横芝光町も35.4度とものすごく厳しい暑さの1日となりました。昨日21日(土)も32.8度。今年の異常な暑さに「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉はあてはまりそうもありません。

毎朝、児童の登校の様子を見守りに出かけて戻ってくるだけで私もすぐに着替えが必要となりますが、18日の暑さは朝から格別でした。朝からズキズキ突き刺すような痛みを肌に感じるくらい強い日差しが照り付ける中、子供たちは自分の足で歩いて汗びっしょりになりながら登校してきます。中でも40分から50分もかけて遠距離登校する子供たちは、学校にたどり着く頃には「おはようございます。」と挨拶を交わす他は、なるべくエネルギーを消耗しないように黙々と歩きます。そこで励ましてくださるのが、交通安全パトロールボランティアの皆さんや保護者の方の励ましの声です。低学年児童がつらそうなときは水筒や絵の具など持ってくださるときもあります。温かい心に頭が下がります。パトロール隊の方や保護者の方は児童を学校まで安全に送った後、再びご自宅へと帰ります。往復1時間半以上大量の汗をかきながら児童の見守りにご協力くださっているのです。毎日ありがとうございます。

暑いといえばこちらも熱い!!

大谷翔平選手が20日(現地アメリカ時間では19日)にメジャーリーグ史上初の「50本本塁打、50盗塁」を達成し、さらに記録を更新中です。

先月はオリンピックそしてパラリンピックとスポーツを通してあきらめない姿について話をしましたが、このニュースもスポーツで野球をやっている子供たちはもちろんのこと夢と勇気を与えるニュースですね。

 

校長ブログNo171 秋の交通安全運動

1日を学校で過ごしていると、時々、サイレンを鳴らして近づくパトカーや救急車にドキッとすることがあります。事件や事故がない世の中を願いたいものです。

▼ 朝の登校は交通安全協会、交通安全ボランティアの皆様のご協力をいただきながら

  帰りの集団下校では全職員で交通安全や不審者対応についての注意喚起と見守りをしながら

  安全に登下校できるよう指導しています。

 校長ブログNo168で掲載したように、今日から9月30日(月)まで全国秋の交通安全運動が実施されます。

千葉県の交通事故の現状

千葉県警察によると、今年の上半期(1月~6月)に千葉県内で起きた交通事故において、交通人身事故の死者数は72人(前年同期比15人増)に上り、全国ワーストでした。また、飲酒運転による人身事故の発生件数は67件(同10件増)でした。ちなみに今年9月18日(水)現在の千葉県の交通事故死亡者数は97人(前年度比+17人)。1位の東京都は98人、3位の愛知県95人とその差はわずかです。

上半期の交通人身事故原因の75%は単独事故、正面衝突が多く、運転中のスマートフォン操作、わき見運転によるドライバーの前方不注意が占めます。シートベルト着用を怠るケースもありました。飲酒運転による人身事故の発生件数は深刻で、年齢別では20歳代が最も多く、次に50歳代が続きます。発生時間帯は午前2時~7時台、午後8時~11時台が多いです。

体重60㎏の人がビール(アルコール5%)500mlを飲んだ場合、アルコール分解に約4時間かかります。飲酒運転は犯罪です。前日飲みすぎたと思ったら翌日は運転しないという意識の徹底をと呼びかけています。

私たち大人は子供たちの手本です。人として恥ずかしくない行動をとりたいものです。

台風14号(プラサンPulasan) まさかのUターン!! 

今夜には温帯低気圧に変わるも、連休は秋雨前線活発化 大雨に注意!!

最新の台風情報はこちらから

https://tenki.jp/bousai/typhoon/2414/

校長ブログNo170  おいしい給食

 昨日9月19日(木)の朝は、深い霧に包まれました。太陽はだんだんと霧に覆われしまいには姿を隠してしまいました。

▼朝の学校から見た太陽

▼夜の学校から見た十六夜(いざよい)の月。雲間の月となりました。

1日遅れですが、今朝とってきたススキを一緒に生けてみました。

 

▼9月18日(水)の献立

シュガートースト スパゲティサラダ ソーセージ フルーツヨーグルト 牛乳

▼9月19日(木)の献立

ご飯 五目きんぴら シルバー西京漬け いももち汁 牛乳

【給食ひとくちメモ】

ごぼう(牛蒡)

ごぼうはお腹に入ると、たくさんの水分を吸収して、腸の運動を元気にさせ、便秘を防ぐ働きがあります。また、ごぼうは固くてかみごたえのある野菜です。よくかんで食べることで少しの量でもお腹がいっぱいになったと感じることができるので、食べ過ぎることがなく、肥満を防いでくれます。今日の給食では、れんこん、にんじんなどと一緒に五目きんぴらにしました。よくかんで、今日も残さず食べましょう。

次世代に伝えたい大切な味 うちの郷土料理「きんぴら」(農林水産省HP)

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/34_27_tokyo.html

▼9月20日(金)の献立(画像なし)

麦ご飯 野菜のマリネ ヒレカツ カレー

校長ブログNo169-2  シリーズ「夏休み明けの子供たち」⑨(最終回)授業をよりわかりやすく

子供たちは学校へ学習をしに来ています。1日の中でいろいろな教科や領域の授業の他、学校行事などを通して友達やわたしたち教職員とかかわりさまざまなことを学習しています。学校教育目標にもあるように「すすんで学ぶ」ことを目指して毎日の授業が充実するよう私たち教職員も教材研究に努めています。

2020年度(令和2年度)にGIGAスクール構想が取り入れられてから、学校の授業や家庭学習において1人1台のコンピューターを活用した学習が進められています。

鉛筆GIGAスクール構想鉛筆

2019年(令和元年)に開始された、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する文部科学省の取り組み。 「GIGA」は「Global and Innovation Gateway for All」を意味する 。2020年(令和2年)に学習指導要領が改訂され、授業で1人1台のコンピューター(タブレット)が支給され、授業や家庭学習で活用されている。 

今回は、実際の授業で使用されている場面を写真で紹介します。

▼タブレットは各教室の充電器庫に保管されています。格納すると充電されます。

教師は従来の黒板と電子黒板を併用し、児童に見やすく提示したい資料の提示や、デジタル教科書(児童が使用する教科書の拡大表示、朗読などの音声読み上げで活用)電子黒板で提示し(書き込みや保存ができる)効果的に活用しています。

▼電子黒板の導入により、教師も教具の準備にかかる時間が大幅に縮減され容易になりました。これまでは、児童が見やすいように配付資料を手書きで自作したり、拡大コピーをとる必要があったものが、画面上でスワイプしながら拡大縮小、さらにタッチペンで書き込みができるなど利便性が高まっています。

▼2年生の学習では、ICT支援員さんに授業に入っていただき、タブレットの操作方法を教えていただきながら個別に調べ学習をしていました。個人で調べてタブレット上でまとめたものを教室へ帰ったらクラス全員で共有して確認する授業へとつなげていきます。

▼6年生は修学旅行を来週に控え、グループ別行動の計画を立てていました。観光情報誌や地図を手元に置き、おおまかな計画を立てながら、さらに調べたいことをタブレットでネットで検索し詳しく調べていきます。友達との作業の分担もスムーズで効率が上がっています。

過去ブログでも取り上げたように、私たちは学び続ける教師であり、研修をしています。今年度の校内研究のテーマは「各教科における効果的なICT機器の活用」です。2学期は、私たち教職員の課題として、児童がICT機器をツールとして効果的に活用し、効率的に学習を進めるとともに、知識や理解力の向上につなげていくほか、児童が表現したいことをICT機器の活用によりより表現し思考を深めていくことができるよう努力してまいります。