校長ブログNo174 「やればできる」おそうじ名人
前期終了が近づき、先週19日(木)大掃除を行いました。少人数でも少数精鋭、みんなで協力してピカピカに。白浜小学校の児童は「おそうじ名人」です。
今年度、本校の清掃の時間では「無言清掃」の定着に取り組んでいます。これまでは無言清掃の取組は難しいかもと学校全体での指導は見合わせていたようですが、年度初めに協議したとき、私は「やればできる」と、清掃の意義を考えるとともに、より集中してわたしたちの学校をよりきれいにしていこうという気持ちを高めるために、「無言清掃」を指導することになりました。すでに5・6年生については教室に児童がいないのではと錯覚するくらい静かに取り組んでいます。ほうきで掃き清める音と移動する机と椅子の音だけです。4年生以下もその姿を担任から聞き、見習って定着しつつあります。「やればできる」です。清掃の様子を見まわりながら、一生懸命頑張っている児童へ声かけをしますが、階段掃除も2人組で協力しながら丁寧に掃き掃除とふき掃除をしている低中学年の態度も立派です。1・2年生も教室の中にある配膳台、雑巾たて、長机など友達と協力しながら廊下へ移動させています。また、自分の机と椅子の脚の部分のほこりを丁寧に雑巾でふきながらとっていました。このように集中して取り組み、高学年児童は特別教室の清掃も手分けしてどんどん進めていきます。
さらに驚いたことは、白浜小学校の高学年児童は、ワックスがけも教師の指導のもと、モップで手際よく進めることができます。これも「やればできる」です。今では考えられませんが、昭和の時代に40人学級で教室の床をクラス全員で雑巾でワックスがけしていたことを思い出しました。
先週、光中学校(本校のほとんどの卒業生が進学します。)の授業を参観する機会がありました。玄関に上がり廊下を進むと、すれ違う教職員や生徒の方たちの挨拶が礼儀正しく、とても気持ちがよかったです。また、現在の校舎が建てられてすでに20年が経過しているにもかかわらず、校舎内外の環境はがきれいでした。特に、階段を上りながら床が自然と視界に入るのですが、埃がひとつもなく清潔感あふれる校舎に日頃の清掃指導が行き届き、大切に使用していることが感じられました。また、校内にはよく他の中学校でも見かけるスローガン「挨拶」「清掃」「返事」「歌声」そして「笑顔」と掲げられていました。本校も、児童や教職員が気持ちいい環境の中で学校生活を送ることができるように努めていくとともに、来校される方にも失礼のないよう清潔感あふれる環境に努めていきたいと思います。積み重ねは小さい頃から...「やればできる」です。