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校長ブログNo169-2  シリーズ「夏休み明けの子供たち」⑨(最終回)授業をよりわかりやすく

子供たちは学校へ学習をしに来ています。1日の中でいろいろな教科や領域の授業の他、学校行事などを通して友達やわたしたち教職員とかかわりさまざまなことを学習しています。学校教育目標にもあるように「すすんで学ぶ」ことを目指して毎日の授業が充実するよう私たち教職員も教材研究に努めています。

2020年度(令和2年度)にGIGAスクール構想が取り入れられてから、学校の授業や家庭学習において1人1台のコンピューターを活用した学習が進められています。

鉛筆GIGAスクール構想鉛筆

2019年(令和元年)に開始された、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する文部科学省の取り組み。 「GIGA」は「Global and Innovation Gateway for All」を意味する 。2020年(令和2年)に学習指導要領が改訂され、授業で1人1台のコンピューター(タブレット)が支給され、授業や家庭学習で活用されている。 

今回は、実際の授業で使用されている場面を写真で紹介します。

▼タブレットは各教室の充電器庫に保管されています。格納すると充電されます。

教師は従来の黒板と電子黒板を併用し、児童に見やすく提示したい資料の提示や、デジタル教科書(児童が使用する教科書の拡大表示、朗読などの音声読み上げで活用)電子黒板で提示し(書き込みや保存ができる)効果的に活用しています。

▼電子黒板の導入により、教師も教具の準備にかかる時間が大幅に縮減され容易になりました。これまでは、児童が見やすいように配付資料を手書きで自作したり、拡大コピーをとる必要があったものが、画面上でスワイプしながら拡大縮小、さらにタッチペンで書き込みができるなど利便性が高まっています。

▼2年生の学習では、ICT支援員さんに授業に入っていただき、タブレットの操作方法を教えていただきながら個別に調べ学習をしていました。個人で調べてタブレット上でまとめたものを教室へ帰ったらクラス全員で共有して確認する授業へとつなげていきます。

▼6年生は修学旅行を来週に控え、グループ別行動の計画を立てていました。観光情報誌や地図を手元に置き、おおまかな計画を立てながら、さらに調べたいことをタブレットでネットで検索し詳しく調べていきます。友達との作業の分担もスムーズで効率が上がっています。

過去ブログでも取り上げたように、私たちは学び続ける教師であり、研修をしています。今年度の校内研究のテーマは「各教科における効果的なICT機器の活用」です。2学期は、私たち教職員の課題として、児童がICT機器をツールとして効果的に活用し、効率的に学習を進めるとともに、知識や理解力の向上につなげていくほか、児童が表現したいことをICT機器の活用によりより表現し思考を深めていくことができるよう努力してまいります。