今日のできごと

2021年12月の記事一覧

ふるさと創造学サミット(三春校)

12月4日(土)に、第8回ふるさと創造学サミットが開催されました。

双葉郡内の8町村立小・中学校、義務教育学校、ふたば未来学園中学校・高等学校、富岡支援学校の

児童生徒が各校からオンラインで参加しました。

 

三春校の児童にとっては、今回が最後の参加となります。

 

2年生は、生活科の時間に三春町に町探検に行って学んできたことを、富岡町マスコットキャラクター

「とみっぴー」の格好をして発表しました。三春町のよいところを、たくさん紹介することができました。

 

5年生は、三春校の10年間の歴史を映像作品にまとめていることを発表しました。

各校の発表時間は限られているので、自分が伝えたい大切なところだけを上手にまとめて発表することができました。

 

6年生も映像作品を作っている最中ですが、その中で関わってきた多くの方々との交流の中で感じたことや

考えたことなどを、自分の言葉で伝えることができました。

 

午後の全体企画では、広野小学校と川内小中学園のみなさんと一緒に、双葉郡内に関するクイズに挑戦したり、

各学校の紹介をし合ったりして楽しい時間を過ごすことができました。

 

他校の発表にもしっかりと耳を傾け、積極的に質問や感想を述べることができた三春校の子どもたち。

今年度末で閉所する三春校のよさや歴史を、他校の児童・生徒のみなさんにも伝えることができて、

子どもたちも充実感に満ちた表情をしていました。

研究授業(富岡校)

本日の4校時に、高学年の保健体育科研究授業を行いました。

「けがの防止」という学習内容で、実習を通して簡単な手当の仕方を練習しました。

けがを放置するとどうなるかということから、「手当ができるようになろう」というめあてで学習しました。まずは、けがの手当ての基本として「傷口を清潔にする」「圧迫して血を止める」「患部を冷やす」ということを確認したり、養護教諭から「お互いの安全のために他人の血液には直接触らない」ということを教わったりしました。

実習では、まず代表の児童が「けがの状況が書かれたくじ」を引きます。みんなで聞いたら、どのように手当てしたらいいかをグループごとに話し合ってワークシートに記入します。

自分たちで考えた手当を、みんなの前で実際にやって見せて、養護教諭に判定してもらいました。手当について、良かった点、良くなかった点を具体的に指導してもらうことで、適切な方法を学びました。3回くじを引き、3つの場面について実習できました。子ども達は、はじめに確認した3つのポイントをもとに、よく考えることができたと思います。

最後は、今日の実習をもとに振り返りテストを行いました。

実際に手当を練習したので、よく答えることができました。

花植え(三春校)

昨日の朝は、三春校の校庭にも雪が積もっていましたが、日が高くなるにつれてとけていきました。

冷たい風が吹いていましたが、予定通り玄関前の花植えを行いました。

 

今回は、プランターにパンジーとビオラを植えていきます。

 

三春校での花植えも、今回で最後となります。

10年以上お世話になった校舎への感謝の気持ちをこめて、ていねいに植えていきました。

 

これからますます寒さが厳しくなっていきますが、きれいな花たちに負けないように、

私たちも元気に過ごしていきたいと思います。

小中合同リハーサル(三春校)

今週末に行われるふるさと創造学サミットに向けて、中学校のみなさんと合同リハーサルを

行いました。

 

中学校の先生から、今日のねらいや特に気をつけるところなどをご指導いただき、小中別の教室に

分かれてオンラインで発表し合います。

 

中学生の発表を見せてもらえることはよいお手本となり、参考になるところがたくさんありました。

また、相手の発表に対して質問をし合ったり感想を述べ合ったりするところも、大変勉強になりました。

 

中学校の教頭先生から、サミットを通して身に付けたい力や、よりよい交流をするための

アドバイスをいただきました。

「チーム三春校」として当日力を発揮できるように、がんばりたいと思います。

あの日 あの時(三春校)

今年度末に閉所を迎える三春校の思い出を振り返る、「あの日 あの時」です。

今回ご紹介するのは、曙ブレーキ工業のみなさんとの思い出です。

 

三春校は曙ブレーキ工業様の工場をお借りしていますので、現在工場は稼働していませんが、

社会科の自動車づくりに関する学習では、社員の皆様がかけつけてくださり、専門的な内容を

分かりやすくていねいにご指導してくださいました。

 

ブレーキ技術教育巡回車を活用し、学校にいながら社会科見学をしているような学習環境を

整えてくださるので、大変興味深く学習に取り組むことができました。

 

また、平成28年度まで三春校の用務員を務めてくださっていたのは、工場にお勤めになられていた

3名の社員の方でした。いつも優しい笑顔で子どもたちに接してくださり、お別れすることが本当に

つらかったです。

 

冬休み前になると、工場の中で門松作り教室を開いてくださったこともあります。

自分で作った門松を家に飾ってお正月を迎えられるのは大変貴重な経験となり、保護者の皆様からも

喜ばれました。

 

三春校の歴史をまとめる総合的な学習の時間には、ブレーキ工場が学校になるまでのいきさつや、

学校開校に向けて様々な準備を整えてくださったことなどを、校舎内を巡りながら直接教えて

くださいました。

 

震災後、富岡町の子どもたちが安心して学校生活を送ることができているのは、曙ブレーキ工業様の

ご支援なしでは考えられません。そして、工場の施設を使わせていただいているだけでなく、10年間

ずっと私たちを支えてくださっています。

閉所まで残り4か月となりましたが、感謝の気持ちを忘れずに学校生活を送ってまいります。