今日のできごと

あの日 あの時(三春校)

今年度末に閉所を迎える三春校の思い出を振り返る、「あの日 あの時」です。

今回ご紹介するのは、曙ブレーキ工業のみなさんとの思い出です。

 

三春校は曙ブレーキ工業様の工場をお借りしていますので、現在工場は稼働していませんが、

社会科の自動車づくりに関する学習では、社員の皆様がかけつけてくださり、専門的な内容を

分かりやすくていねいにご指導してくださいました。

 

ブレーキ技術教育巡回車を活用し、学校にいながら社会科見学をしているような学習環境を

整えてくださるので、大変興味深く学習に取り組むことができました。

 

また、平成28年度まで三春校の用務員を務めてくださっていたのは、工場にお勤めになられていた

3名の社員の方でした。いつも優しい笑顔で子どもたちに接してくださり、お別れすることが本当に

つらかったです。

 

冬休み前になると、工場の中で門松作り教室を開いてくださったこともあります。

自分で作った門松を家に飾ってお正月を迎えられるのは大変貴重な経験となり、保護者の皆様からも

喜ばれました。

 

三春校の歴史をまとめる総合的な学習の時間には、ブレーキ工場が学校になるまでのいきさつや、

学校開校に向けて様々な準備を整えてくださったことなどを、校舎内を巡りながら直接教えて

くださいました。

 

震災後、富岡町の子どもたちが安心して学校生活を送ることができているのは、曙ブレーキ工業様の

ご支援なしでは考えられません。そして、工場の施設を使わせていただいているだけでなく、10年間

ずっと私たちを支えてくださっています。

閉所まで残り4か月となりましたが、感謝の気持ちを忘れずに学校生活を送ってまいります。