北部小学校ブログ
子どもの安全対策
子どもが犠牲となる痛ましい事件が立て続けに起き、子ども達の命を守るための安全対策をさらに強化しなければならないと考えます。
まず、交通事故対策ですが、防ぎようのない事故もありますが、できる限り事故に遭わないように意識することが大切だと思います。とにかく、日頃から子ども達に指導しているのは、登下校時、道路を歩く際は横に広がらないということです。通学路は、歩道がなく道幅も狭い所が多いので、1列で歩くように指導しています。しかし、上の学年に上がるほど、話に夢中になって横に広がって歩く傾向があります。子ども達に気を付けて徐行しながら通って行ってくれる車もありますが、驚くほどスピードを緩めず通り過ぎて行く車もあります。横に広がれば広がるほど危険度が増します。どうぞご家庭でも、道路の歩き方について、時々話をしてください。
また、通り魔などの無差別に人を襲うような犯罪から身を守るためにはどうしたらよいのでしょう。6月3日付けの朝日新聞に、「子どもの安全対策 できることは」という記事が載っていました。読まれた方もいらっしゃると思います。その中に、保護者ができることとして、1.犯罪は、身近に発生するかもしれないと心構えを持たせる 2.すぐに逃げ、大人がいる所まで逃げ切るように教える 3.至近距離で襲われた時、ランドセルや傘などで身を守る方法を伝える とありました。ランドセルや傘で、というのは、ランドセルなどの持ち物を盾にしたり、傘や近くの店ののぼり旗など、軽くて長いものを振り回して相手と距離を取ったりするということです。しかし、低学年の児童などは、なかなかこれは難しいと思います。学校では、いつも「いかのおすし」ということを指導していますが、とにかく不審者を見かけたら、まずはすぐ逃げるようにさせたいものです。また、大人がいる場所まで逃げるためには、いつも使う通学路などを、親子で一緒に歩いて、逃げ込める場所や身を守れる物がどこにあるかを確認しておくとよい、ということも記事の中に書かれていました。休みの日を利用して、一度確認してみてください。