学校の様子

学校の様子

洋画家 絹谷幸二先生による絵画指導(その4)

 子どもたちに絵画指導をしてくださった絹谷先生にお手紙を書きました。一部を紹介します。
【1年】
*ともだちのかおのかきかたをおしえてくれてありがとうございました。いろんないろをつかってかおをかいたことがとてもたのしかったです。  れん
*2ほんのくれよんでかくのがたのしかったです。かいたえをほめてくださったのでうれしかったです。 かりな

*いろんないろがつくれてたのしかったです。じぶんのえをほめてくれました。うれしかったです。  ゆづき
*かみにいろをぬってから、かおのえをかいたことがおもしろかったです。 りゅうせい・せいあ
*きぬたにせんせいにえをほめてもらって、えがすきになりました。  るな
*えがだんだんじょうずになってきて、たのしくなってうれしくなってきました。  すみれ
*かおのかきかたをおそわってえがすきになりました。ともだちのかおをかいてたのしかったです。せんせいのえがすごかったです。  はるき
*いろをたくさんぬってともだちのあかりちゃんのかおをかきました。たのしかったです。 しょうご


【2年】
*絵をかくのが大すきになりました。いろいろな色をつかって絵をかいてたのしかったです。これからもいろいろな絵をかきたいと思いました。  まおり
*絵がとくいじゃなかったけど、おかげで絵がすきになりました。じゆうにかけてたのしかったです。 まお
*わたしもきぬたに先生みたいな絵をかけるようになりたいです。  はるな
*先生の絵はとてもじょうずです。びっくりしました。だって先生のふじ山のえがきれいだったからです。 なゆた

【3年】
*ぼくは絵の具をまぜる時に、同じりょうをいつもまぜていたので、少しずつまぜることも大切なことだとわかりました。 れお

*「考えないでどんどんぬっていい」と言われたので考えずにぬってみたらパレットがくらい色になってしまって、これでいいのかなと思いました。でも新しいことを学んでうれしかったです。 ちさき
*わたしは絵をかくのがとくいじゃないけど、教えていただいて少しうまくなったように感じました。わたしがかいた顔は、みんなで考えて「しあわせ友だち」という題名をつけました。とても感動しました。  じゅりあ
*色のつくり方のときに、「りょうりのようにやっていいよ。」といってくださったので、じょうたつしたと思います。 ぼくがまよっていた時に、どうやればいいか教えてくださったので絵がかけました。ありがとうございました。  ひろゆき

*さいしょは、すごくへんな色ができてしまったのですが、「なんにも考えなくてもいい」と言われてびっくりしました。家でかく時もそうしようと思いました。楽しい色のつくり方を教えてくださってありがとうございました。  いろね

*ぼくは絵はとても好きだけど、考えずに絵をかくのはむずかしかったです。  りゅうき
*「てきとうに色をつくれ」と言われ、わたしは少しこまりました。でも絹谷先生のいうとおりにやってみたら、なかなかむずかしかったです。  りん
*色をまぜた時、色は全部くらい色でした。べつの色をまぜてみたら、とてもきれいな色ができたのでうれしかったです。 また楽しくかきたいです。  ゆいと

【4年】
*(先生の)いろいろな絵の中でも、富士山の絵が気に入りました。迫力があってすごかったからです。  しょうや・だいき・とおま・ゆうたろう

*色も料理も同じでちょっとしたスパイスがいるというのが印象に残りました。  このか
*先生の絵をみたら、ぼくは「ピカソをこえているんじゃないか」と思い、先生を絵の神とよびたくなりました。ぼくもげいじゅつがすきで有名なげいじゅつかの絵がすきです。ぼくも先生みたいな絵を描いてみたいです。 かずと
*絹谷先生の「げいじゅつこそ人生 人生こそげいじゅつ」という作品に感動しました。富士山の絵にはくりょくがあったからです。プラチナや金などもつかっていてきれいでした。 先生の
おかげで絵がうまくなったきがしました。  ひびき

*先生のおっしゃった「たくさんの色があると、人は元気になる」ということばを聞いて、本当にそうだなと思いました。先生の作品は本当に色合いがいいと思いました。先生の作品をもっと見てみたいなと思いました。   るい
*絹谷先生の「色がいっぱいあると元気になる」ということばがとても心に残っています。最後にみんなの絵をみていたらとても元気になりました。色がいろいろあったからです。先生の絵をもっと見たくなりました。  ももか
*「りょうりや色には、ちょっとちがうものをいれる」と言われ、そうするといい色になりました。
ゆうは
*先生がかいたオリンピックのポスターで人のかみの毛が人がきょうぎをしている絵でできているのがすごいなとおもいました。先生は、はいゆうのわたなべけんににていてかっこいいなと思いました。  かい

*ぼくもしょうらいげいじゅつかになってみたいです。  だいき

【5年】
*「白い部分がなくなるまで絵の具でぬってね」と言われたのでぬると、今度は「その上に顔をかいてね」と言われたとき、正直「え~」と思いましたが、かいてみるときれいな絵ができました。よかったです。 りみ
*最初はいろんな絵の具を混ぜて色をつくるのは好きじゃなかったけど、教えてもらって色を作るのが好きになりました。  なみか
*わたしはあまり絵をかくことが得意ではなく、自信がありませんでした。でも、全員の前で私の絵をみせたとき、「友だちの顔によく似てるよ。友だちは将来こんな顔になりそうだね。」と言われてとてもうれしかったです。 ひより

*先生に「青には、はんたいの色の赤をちょっとだけ入れるといい色になる」と聞き、やってみるといい色ができて、さすが画家の先生だなと思いました。絵がすきになりました。 こうき
*ぼくは、今回で色は作ればむげんにあるということがわかりました。  まなと

【6年】
*教えてもらう前は、赤に少し青や緑などを入れてかいていなかったけど、今度からは、たくさんの色を使って絵をかこうと思います。ふだん友だちの似顔絵をかいたけいけんがなく、すごくむずかしかったです。  いつき

*ぼくは色をつくる時にすごくなやんでしまうけど、この色を入れたらいいなと思ったら入れるということをやったら、いい色ができるということがわかりました。  たつや
*絵などそこまで好きじゃなかったけど、色を作ったり、友だちをかいたりすることは楽しかったです。いろんな色がつくれるのがすごいなと思いました。  やすたか
*先生がかくし味に何をいれるとよいか、わかりやすく教えてくださったので、よくわかりました。かくのはむずかしかったけど、芸術はきれいだなと思いました。 ゆりあ


 子どもたちの手紙には、絹谷先生のあたたかいお人柄を感じさせる文がたくさん書かれていました。子どもたちにどんなふうに接してくださったのかもわかりました。今回のご指導のおかげで子どもたちは絵(芸術)に興味関心をいだいたようです。ほんとうに丁寧なご指導ありがとうございました。校長

洋画家 絹谷幸二先生による絵画指導(その3)


子どもたちの絵が完成しました。みんなの前でお披露目です。学年ごとに自分の作品を持って体育館のステージ前にならびました。子どもたちの絵をみながら、絹谷先生がコメントを一人一人にくださいました。

【6年生】


  

【5年生】


   

【4年生】
  


「だれの顔をかいたのかよくわかるねえ。」と絹谷先生が話しかけると、「それはぼくです。」と せなさん(左側)が絵と同じ顔をして見せました。よく特ちょうをとらえていたので、みんなもナットク(!)でした。

【3年生】
 

みんなに自分が描いた絵をみてもらい、絹谷先生にほめられ、うれしいようなはずかしいような・・・・。

【2年生】






【1年生】
 「ダイナミックな絵だねえ、いいねえ。」と絹谷先生。


こうして、全員の絵の紹介が終わりました。どの子の絵も雰囲気のあるいい絵に仕上がっていました。絹谷先生の一人一人に対する丁寧であたたかみのあるコメントが印象的でした。

洋画家 絹谷幸二先生による絵画指導(その2)

 絹谷先生による絵画指導のつづきです。

 前回は、黒色以外をつかって、自由に色をつくる作業でした。子どもたちの画用紙は、自分で作った色で、思うままに埋め尽くされています。
 絹谷先生「今度は二人組(または三人組)になって、相手の顔を黒色を使ってで描いてみよう。みんなが今、色をぬったその上に描くんだよ。」

お互いの顔を真剣に見つめて、観察し合っている二人です。

「笑ってみて」

どんな顔してるのかな?

「そうそう、いいねえ。自由に描いていいんだよ。口はどうなっているかな?上がってる?それともさがってる?大きく描いていいんだよ。」

低学年の子どもたちが描く絵は、ダイナミックです。
 
「ちょっとこっち見て」などと声をかけあって描いていました。
 全学年が体育館で一斉にとりくみました。

 
 
これは、誰の顔かな?わかりますか?とてもよく特徴をつかんでいます。 子どもらしい絵です。
 
こちらは6年生。低学年とはちがって繊細です。細かいところまでよく観察しています。
学年相応の絵が仕上がりました。

福二小寄席(4年生)


 9月26日の昼休み、図書室ではある催し物が開催されていました。4年生児童による落語会です。落語会を開催するきっかけとなったのは、4年生の国語に出てくる「ぞろぞろ」(落語)でした。ここでは『物語の世界を想像して、音読したり、えんじたりしよう』ということをねらいとした学習でした。この学習後、4年生はもっと落語を知りたいと思い、夏休みの間、お気に入りの落語をみつけて覚える練習をしたそうです。そしてみんなの前でやってみようということになりました。

 初日の26日はゆうたろうさんがトップバッターでした。

ほんとの落語家さんのように、羽織をまとって登場です。手には手ぬぐいと扇子が。
 
佑汰郎さんが選んだお話は、「じごくのそうべい」でした。
 
最初は緊張していたようでしたが、徐々に慣れてきたのでしょうか、たくさんのお客さんの前でも、笑顔を見せる余裕がでてきました。

登場人物のせりふにあわせて、声色(こわいろ):声の感じ を上手にかえて話します。


低学年の子どもたちも、お話のおもしろさにひきこまれていきました。



2番目は、ほなみさんでした。お話のタイトルは「じゅげむ」です。

最初は難しい顔をしてきいていた子どもたちも・・・。

「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ くねるところに すむところ やぶらこうじの ぶらこうじ パイポパイポ パイポのシューリンガン・・・」のフレーズが 何度もくりかえされると そのたびに笑いがおきました。

低学年には難しいかな?と思いましたが、笑っているところを見ると、ことばのおもしろさは低学年にも十分伝わるものらしいです。

林間学校(5年生)その10

 林間学校シリーズも”その10”を迎えました。今回が最後の報告となります。

 勾玉(まがたま)づくりが無事に終了して・・・・なんだかおなかがすいてきたような・・・。
 林間学校の最後のメニューは、昼食のやきそばづくりです。
 

最初に、青年の家の職員さんから、やきそばづくりの説明を受けました。
いよいよグループごとに作業開始です。
各グループには、かまど係・鉄板係・食材係・食器係があります。
   
かまど係:火をおこし(これがなかなか大変です。)、火の管理をします。「火の強さはこれでだいじょうぶかな?もうすこし木材をくべたほがいいかな?」 火の強さは料理のポイントですものね。
 
食器係:班の人数にわけられた食器のかごを取りに行き、洗います。お皿を並べます。
食材係:やきそばづくりに必要な食材をテーブルまで運び、洗ったり適当な大きさに切ったりします。

鉄板係がもってきてくれた大きくて思い鉄板を火の上にのせました。そして食材投入!
熱い鉄板からは、ジュウーというおいしそうな音が聞こえてきます。「グー・・・」 何の音?

8人前を一度につくるなんて初めての体験です。混ぜるのもたいへん。力がはいります。

できあがったやきそばをもりつけて「いただきま-す!!」 デザートはバナナでした。
 
「自分たちでつくった焼きそばのお味はいかが?」
  「まいうー。さいこー!!」
 外で食べるのもいい気分です。そしてみんなとにぎやかに食べるのも。自然の風景と仲間のにぎやかさは、最高の調味料でした。

やきそばのおかげで満腹になった子どもたち。後片付けも手早く済ませて、あとは閉校式を残すだけになりました。あっというまの2日間でした。いい思い出ができました。