学校の様子

2024年10月の記事一覧

校長室より【10月11日】パリパラ金メダリスト登場!

 今日、なんとパリパラリンピック車椅子ラグビー金メダリスト、倉橋香衣選手が本校に来てくださいました!商船三井の公式ホームペジによれば、倉橋さんは「1990年生まれ、兵庫県出身。車いすラグビー日本代表選手。大学生のときにトランポリンの事故で頸髄を負傷し、リハビリを経て車いすラグビーに出会う。2016年、株式会社商船三井に入社。2017年に車いすラグビー日本代表に唯一の女子選手として選出され、2018年の世界選手権優勝、2021年東京パラリンピックにて銅メダル・2024年パリパラリンピックにて金メダル獲得に貢献。」とあります。実はその大学生の時に本校のH田教諭が倉橋選手の先輩としてトランポリン部に在席しており、そのときからのつながりで今回来てくださることになりました。

 なかなか全校で集まる機会のない本校児童ですが、今日は特別!全校で体育館に集合し、「倉橋選手の入場です!」という児童会のアナウンスに扉が開くと、1年生から6年生まで拍手と歓声の大歓迎です!「われんばかりの」とはよく言ったものだと思います。本校体育館が喜びにあふれていました!倉橋選手の自己紹介の後、1年生から順番に質問の受付が始まりました。

 まず「車椅子ラグビーって何ですか?」という、1年生の、これぞはじめの質問!で始まり、つらいときにはどうやっt乗り越えているかとか、金メダルがどうしてとれたと思うかなど、自由に手を上げて質問しているのですが、子どもたちの場をわきまえた「いい質問ですね!」という質問が続き、さすがおおぐろの森小学校の子どもたちです!

 倉橋選手が「以前はどんなだったか」という質問に応えて、「健常者の時にはなんとなく過ごしていたんだけど、今は1日1日を大切に生きている。」と応えていたのが私は印象的でした。

 東京パラリンピックの銅メダルとパリパラリンピックの金メダルを見せていただき、誰か代表で首にかけてもいいことに!代表の条件として、今日が誕生日のひとはいますか?という問いにどよめく会場!元気よく手が上がった2人!2年生のりひとさんと3年生のみなとさんでした!メダルをかけてもらって、倉橋選手を挟んで記念撮影!一生の思い出ですね!子どもたちは倉橋選手に来ていただいたお礼に校歌を歌い、最後に全員で記念撮影をして終わりました。

 1年生から4年生は退場しましたが、5・6年生は会場に残って、さらに倉橋選手の生き様に関する深い質問をさらに掘り下げました。また、倉橋選手は6年生と一緒に給食を食べてくださり、昼休み時間までつきあってくれました!6年生は、「バスケットの大会があるんですけど、どんな気持ちで臨んだら勝てますか?」など、大先輩から様々な知恵や経験を引き出そうと話を弾ませていました。

校長室より【10月9日】 林間学園 カレー作り!

 まだ、朝ごはんを食べたばかりですが、これからお昼に向けてカレー作りを行います!昨日からの雨はまだまだ続いており、風もあるので、青年の家の方からのカレー作りの説明は屋内で行われることとなりました。さらに、説明を一回で済ませたいという青年の家の方の意向により、別の炊事場でカレー作りを行う別の学校も一緒に説明を受けることになりました。せっかくテキパキと支度をして、さあカレー作りだ!と勇んでいた5年生ですが、予定が変更になったあおりを受けて、ちょっと待ち時間が増えてしまいました。さらに、火おこしの場面は昨日と同じ説明なので、子どもたちは知識だけでなく経験で理解もしているところです。しかし、成長著しい5年生はそんなことでは動じません。心に不満はあるでしょうに、近くの友達と雑談をしながら、騒ぎすぎず穏やかに時間を過ごすという大人な対応をすることができました。立派です!

 雨の中、昨日と同じ斜面を降りて炊事場に向かいます!学校から持ち込んだ荷物や、包丁・ピーラー・金属製の食器などの入った重い調理セットを運んだり、みんな協力して頑張ります!時間が押しているので、早速かまどに火を起こすチームと、調理セットを洗って玉ネギやジャガイモを切り始めるチーム、米を洗い始めるチームなど、子どもたちの取り掛かりや仕事に対する真摯な姿、ここのところの成長ぶりに胸が熱くなりました!焼き板作りで経験しているので、かまどチームの火おこしが昨日より遥かに上達しています!でも、合計12のかまどで火おこしですので、熱と煙との格闘です!頑張る子どもたち!野菜の皮剥きや切り刻みは、おいおいというほど調理セットの包丁が切れないので、刃物は滑らせて切るのだという基本を会得するのにもってこい!(すいません)玉ねぎの皮剥きのコツとか、ジャガイモの芽の取り方とか、職員が丁寧に教えながら、遅れ気味のチームにはちょっと手伝ってあげながら、今までの遅れを取り戻すように調理が進んでいきます!米の炊くコツとして「赤子泣いても蓋取るな」とは言いますが、キャンプ飯での成功の秘訣は、「食べて確認」です!校長がせっせと飯盒飯のつまみ食い!青年の家のカレー作りマニュアルは、水多めで野菜を煮て、煮えたら肉を入れて、肉に火が通ったら水を減らしてルーを入れるという変則的な手順なので、大人も油断していると指示を間違えてしまいます。ひとつの班で、「肉を入れ忘れた!」という事件も発生!これは職員が、もうお米の炊けたチームから飯盒を借りて、飯盒で肉を茹でて入れるという見事なリカバーを見せ、子どもたちを救いました!自分たちで作ったカレーは、美味しいよ!

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校長室より【10月9日】 林間学園 朝から元気です!

 おはようございます!林間学園2日目が始まりました!昨晩は、たくさんのイベントをこなし、歌って踊って働いて、子どもたちは22時には(眠っているかは別として)とても静かになりました。青年の家の同じフロア半分には、別の小学校5年生もいたのですが、なんとなく落ち着かずにずっと連れ立ってトイレに行ったり、時々大きな声が聞こえたりするのとは対照的で、充実した1日を感じさせる静けさでした!

 よく活動してよく寝たせいか、朝から子どもたちは元気です!体調不良を訴える子どもはなく、みんなでパンとハムがメインの朝ごはんを食べ、現在部屋のお掃除中です!今日はこれからカレー作り!カレー作りを「雨だから楽しい!」とするのは、私にもなかなか正解が見出せませんが、子どもたちの知恵とパワーで、新しい発見があることを期待して、これから準備をして出かけます!

校長室より【10月8日】 林間学園 キャンドルサービス!

 林間学園といえばキャンプファイヤーなわけで、全体での練習でも一番熱が入っていたと思いますし、授業参観では保護者の方にも見ていただいたり参加していただいたりしながら、この日に向けて期待を膨らましてきました!しかし、雨!大きな集会室に、高さ2mほどのツリー状の燭台が設置され、キャンドルサービスを行うことになりました!

 昨年まで、これまでの担任の先生がサプライズで登場していた火の神ですが、その流れでいうと今年はN江先生かと思いきや、輪の中に加わっています。さあ誰?闇の中で行うキャンプファイヤーと違って、暗くしているとはいえ、やはりさまざまな灯りが漏れてくる室内なので、今年の火の神が教頭先生であることは、子どもたちにあっという間にわかってしまいました!

 火の神は、火の子どもを3人連れています。絆の火、挑戦の火、協力の火 それぞれの火を火の神から分けてもらうときのよく通る素晴らしい声!その後、キャンドルサービスで、一人一人の蝋燭に小さな炎が次々と灯されていき、すっと集会室が幻想的な雰囲気になりました。その後、一人一人がツリー状の燭台に蝋燭を立てていき、薪が勢いよく燃えるキャンプファイヤーとは全く別の、とても魅力的なキャンドルツリーが出来上がりました!美しい!!

 猛獣狩りでやんやと盛り上がり、ジェンカでひとつながりになり、マイムマイムで輪を強固にし、ジンギスカンで子どもたちのテンションはMAXに!一度合唱タイムで気持ちを沈めようとしましたが、歌声も気持ちをさらに昂らせたようで、何度もダンスのアンコールで盛り上がりました。経験上、キャンプファイヤーでは安全のためもっと輪を大きくする必要があり、向こう側も見えにくいため、ここまでの一体感のある強い盛り上がりはなかなかできません!これぞまさに、「雨だからよかった!」キャンドルサービスになりました!

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校長室より【10月8日】 林間学園 創作焼き板づくり!

 美味しいお昼をいただいた後は、焼き板作りに挑戦です!まあまあ雨も落ち着いていて、傘なしでもに移動できるぐらいの霧雨が降っています。子どもたちは斜面を下って、焼き板作り会場の屋根のある第3炊事場まで森の中を進みました。係児童は荷物を持っての斜面移動ですが、慎重に慎重に滑らないように降りていきます。

 ここからは、火を使うことになりますので、焼き板指導のお兄さんが丁寧に説明してくれます!まずは竈門に火を起こすことから始めます。新聞紙を丸めて、三角屋根を作るように細い板を組んでいって・・・焚き火の基本ですね!基本を学んだら、実践あるのみ!いくら知識があっても、経験には敵わないことがこういう作業にはあるのですよね!

 安全のため、着火の瞬間だけは大人が行います。細い薄い板は燃えやすく、やってもやってもつかないということはありません。しかし、簡単にまあまあ大きな火がおこったように見えても、最近雨がちということもあり、油断するとふっと火が消えてしまうようです。扇いだり、細い板と厚い板を様子を見ながら調整したりと、子どもたちも少しづつ炎との付き合い方を学んでいったようです。

 ある程度炎が大きくなったら、板を焼いていきます。やりすぎないように、しかし板の表面を炭化させるようにと、この加減が難しいのと、薪を燃やせばたいそう煙が出ますので、風向きによって目がしみたり、むせてしまったり、子どもたちには試練の時でした!

 ある程度焼き上がった板は、炭になっている部分を削り、タワシで擦り、新聞紙で磨くとあら不思議!いい具合の艶がのった趣のある焼き板の出来上がりです!思い思いの絵や文字を描いて、世界にひとつの林間学園思い出の品が出来上がりました!

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