校内研修
11月10日(月)第3回校内授業研究会
第3回校内授業研究会(第1学年 国語科)
春日部市教育委員会、東部教育事務所教育支援担当・学力向上推進担当学校訪問
<指導者>
〇埼玉県教育局東部教育事務所教育支援担当社会教育主事
兼指導主事 小 川 良 平 様
〇春日部市教育委員会学校教育部指導課 指導担当指導主事 荒 木 康 佑 様
〇 〃 〃 〃 西 山 拓 様
<研究授業について>
〇 第1学年1組 国語科
単元名「めざせ!じどう車はかせ ~しん1ねんせいに じどう車ずかんを プレゼントしよう~」
教材名「じどうしゃ くらべ」
〇 指導の手立て
【手立て1】学習に必要感をもたせる課題設定
【手立て2】個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実
・穴埋め式と枠のみのワークシート
・学習形態の選択(先生と、友達と、一人で)
・3人組での話合い活動
【手立て3】視覚的に理解を深める工夫
<授業記録>
1.前時の学習を振り返り、本時の学習課題をつかむ。
【手立て1】学習に必要感をもたせる課題設定
2.はじご車の資料を読み、「しごと」と「つくり」について話し合う。(個人→3人組)
【手立て2】3人組での話合い活動
【手立て3】視覚的に理解を深める工夫
3.はしご車の「しごと」と「つくり」を確認する。(全体発表)
4.じどう車カードにまとめる。
【手立て2】3人組での話合い活動
5.本時のまとめをする。
6.本時の振り返りと次時の学習の確認をする。
<研究協議より>
<指導講評より>
<国語科全般について>
・正確に理解し、適切に表現する資質・能力の育成が重要
・指導事項(目標と内容)を、言語活動を通じて身に付けさせる
(現状と課題)指導事項が曖昧なこと、指導事項と言語活動が合ってないこと
・一人一人の児童をどう支援していくか
・児童は対話的な学びの実感が低い、いかに高めるか
<本時のよさについて>
・導入:学びの足跡(山登り掲示)、消防車での共通理解
・展開:「しごと」などのキーワードを見つけ出す
ワークシートを選択(教材を練って作成)
机間指導の充実
・まとめ:前向きな振り返り 例)「一人でできた」、「みんなと協力してできた」
課題に正対したまとめ
<よりよい授業を目指して>
・ワークシートを何気なく選択している?
→ 何にチャレンジするのか? 目的は? 前単元との連携なのか?
何を根拠に選択しているのか?
・「しごと」と「つくり」のつながりは分かっているのか?
・新1年生に図鑑を作る言語活動は魅力的である
→ 新1年生が読めるようにするには、どうするべきか?
・言語活動のデザイン、発表から対話へ
・振り返りの重要性
→ 対話をしての振り返り
10月27日(月) 埼玉県教育委員会研究指定事業 授業研究会
◆埼玉県教育委員会研究指定事業 授業研究会(第5学年 算数科)
<指導者>
〇埼玉県教育局市町村支援部義務教育指導課 指導主事 古 畑 隆 憲 様
〇埼玉県教育局東部教育事務所 指導主事 會 田 浩 様
〇春日部市教育委員会学校教育部指導課 次長兼指導課長 鶴 見 和 弘 様
〇春日部市教育委員会学校教育部指導課 指導主事 荒 木 康 佑 様
<研究授業について>
〇 第5学年1・2組 算数 分数のたし算とひき算「分数のたし算、ひき算を広げよう」
〇 指導の手立て(特に、本時に関する手立て)
・2学級を3つの小集団にした少人数指導(教員4名による)
・【手立て1】見通し ①立式して計算できないことを取り上げての「対話」による見通し
②図を書くことでの「可視化」による見通し
・【手立て2】自力解決の学習形態 ①一人で考えた後、相手を選んで交流し、考える
②一人で考えた後、ペア、グループで考える
③教師と考える、ペア、グループで考える
・【手立て3】ICTの活用 ①問題・図の提示
②ドリルパークの活用
③ヒント提示
・【手立て4】ヒントカード ①必要に応じて
②計算方法、発表方法の補助資料
・【手立て5】まとめ ①個々が、自分の言葉で
②学級全体で確認して
③書き出しとキーワードを提示して
・【手立て6】適用問題 ①ドリルパークでの追加問題へ
②類似問題カードを渡し、自主学習での活用を促す
③本時の学びの意欲付け
<授業記録>
1.マス計算を解く。
2.問題を把握し、立式する。
【手立て1】見通し ①立式して計算できないことを取り上げての「対話」による見通し
②図を書くことでの「可視化」による見通し
3.学習課題をつかむ。
4.通分の仕方を考える。(※びゅんびゅんコースは、「7 全体交流」後に位置付ける。)
5.自力解決をする。
【手立て2】自力解決の学習形態 ①一人で考えた後、相手を選んで交流し、考える
②一人で考えた後、ペア、グループで考える
③教師と考える、ペア、グループで考える
【手立て4】ヒントカード ①必要に応じて、②計算方法、発表方法の補助資料
6.計算の仕方を発表する。
【手立て3】ICTの活用 ①問題・図の提示、②ドリルパークの活用、③ヒント提示
7.全体交流をする。
8.本時のまとめをする。
【手立て5】まとめ ①個々が、自分の言葉で、②学級全体で確認して
③書き出しとキーワードを提示して
9.適用問題に取り組む。
【手立て6】適用問題 ①ドリルパークでの追加問題へ
②類似問題カードを渡し、自主学習での活用を促す
③本時の学びの意欲付け
10.本時の振り返りと、次時の学習の確認をする。
<指導講評より>
◆埼玉県教育局市町村支援部義務教育指導課 指導主事 古 畑 隆 憲 様 から
〇目的(資質・能力)を明確にした手立て ← どんな力をつけるために行うのか?
〇教材や学習活動の工夫として、コース別の学習指導が有効
〇児童の95%がコースを選択
〇1時間の授業において、本当に考えさせたいところに力を入れる
〇自主学習の頑張りを家庭に伝え、共有していく
〇総合的な学習の時間と関連を図り、自分で課題を見つけて自分で探究していくこと、各教科等で身に付けた力を生かすこと、知識を総合することへ
〇もっと頑張っていこうとする子供たちが、とても多くなってきている
◆埼玉県教育局東部教育事務所 指導主事 會 田 浩 様 から
(よいところ)
〇子供たちが、自らコースを選択する姿へ
〇主体的、対話的で深い学びの視点での手立ての構築
〇視覚的に工夫された実物提示、板書
〇解決方法を身に付けてから他の方法の選択へ
〇単元計画に、各時間の問題と課題の明確な位置付けされている
〇コースによる支援の方向性、小さな言葉がけが一人一人の自己肯定感を高めている
〇ゴールを目指した学びの連続性、教材研究から数学的な見方・考え方を働かせた学びが見える
(よりよい授業へ)
〇課題は、何が分からないのか明確にし、焦点化していくこと
→ 本時では、通分を取り上げるので、「通分するには、どうしたらよいか」、「数直線を使わずに通分するには、どうしたらよいか」などとしてはどうか。
〇課題は、子供から出させていくこと
→ 子供に書かせ、学級全体で話合い、学級の課題を決めていくことで、さらに主体的になる。
〇導入は、単なる羅列をすることで、大変めんどうであると考えさせ、数学的に解決していきたいと動機付けさせていく方向へ導く。
〇自力解決では、さらに試行錯誤させつつ、必要であれば友達、教師と対話し、学びを進められるようにしていく。
〇自力解決では、予め、ヒントカードをICTの中に入れて置き、子供に選択させていく。
〇発表や交流では、小グループ内で自分の考えを発表できるチャンスが多くてよい。
→ ①説明、②誤答を修正、③問題作成など、本質に迫る活動で、学びがさらに深まる
教師の切り替えしで、さらに学びが深まる
9月18日(木)第2回校内授業研究会
第2回校内授業研究会(特別支援学級 自立活動・国語科)
<指導者>
◆ 越谷市立平方小学校 校長 古 橋 立 哉 様
<研究授業について>
◆ 特別支援学級6組
自立活動「クエスチョンゲームをしよう」
~国語科の言語活動を通して~
◆ 指導の手立て 主体的・対話的で深い学びの充実のために
【手立て(1)】学習形態を工夫した協働的な学び
①3人グループ:3つの質問を考える話合い活動、グループ内で協力しつつ、考えを深める
②ペア学習:3人グループでの学びを生かす、自力で質問を考える活動、言葉のキャッチボール(対話)
【手立て(2)】集中を維持させるための工夫
①複数の異なる課題設定
②環境づくり(刺激の少ない座席配置)と場の設定(席を移動しての意見交換)
【手立て(3)】教科横断型の学びの充実
①これまでの学習で触れたり体験したりしたものとの関連付け
・生活単元学習での夏野菜や稲
・校外学習での生き物
・調理実習での食材 など
<授業記録>
1.はじめの挨拶をする。
2.前時の学習内容を知る。
3.動画「ことばをさがそう」を視聴する。
4.(クエスチョンゲーム前)今の自分の気持ちを天気に表し、その理由を発表する。
5.クエスチョンゲームをする。
(1)クエスチョンゲーム(1回目)
【手立て(1)】① 3人グループ
(2)クエスチョンゲーム(2回目)
【手立て(1)】② ペア学習
【手立て(2)】① 複数の異なる課題設定
② 環境づくりと場の設定
【手立て(3)】① 教科横断型の学びの充実
6.本時の振り返りをする。
7.終わりの挨拶をする。
<研究協議より>
<指導講評より>
<授業のよさ>
〇教室環境、余計なものがないすっきりとした環境、大画面がどの子供からも見やすい気遣い
〇「心の天気予報」は、記憶に刻まれる、客観視できる、気持ちの整理が上手になるきっかけ
〇教員の言葉遣いが、とても優しい、よいリズム、飽きさせない、余計な言葉がない、分かりやすい説明
〇程よく不規則な発言を受け流し、効果的に拾い上げ、絶対に否定しない姿勢
〇クエスチョンボックスは、ワクワク感があり、子供たちの学習意欲を喚起 など
<特別支援教育について>
〇児童数は減っているが、支援の必要な児童は増えている傾向
〇子供たちに接することで、肌感覚での指導力を身に付けることが大切
〇一人一人の教育的にニーズに、どのように支援していくかが求められる
〇水面上に表出している氷山には、水面下の大きな氷山が隠れており、そこまで理解していく
〇生徒指導提要に、教育相談の考え方が掲載
〇個にスポットを当てるのが、特別支援教育 → 千差万別にあえて踏み込んでいく
〇授業中だけでなく、休み時間、清掃の時間など、全てが自立活動である など
7月30日(水)授業づくり研修会(国語科・算数科)
授業づくり研修会(国語科・算数科)
<指導者>
〇埼玉大学教育学部附属小学校 教諭 波戸内 友 基 様 (国語科)
〇埼玉大学教育学部附属小学校 教諭 下 村 玲 史 様 (算数科)
<国語科について>
3つの俳句の中から、指導者の方と生成AIが詠んだものがどれなのか考えています。
「有名な詩人の詠んだ俳句に、自分たちの俳句を入れて、それでもバレないような俳句が詠めるかな」
ぜひ、やってみたいと主体的になる課題提示です。
続いて、「45分間の授業で一番大切にしたいこと」を考え、交流し合います。
同じような考えの者どうしで集まり、意見交換です。
そうすると、全体で大切にしたことがいくつかに絞られ、私たちの集団の考えが見えてきます。
45分間の授業で、これだけは大切にしていくんだということが明確になってきています。
<指導内容>
〇国語の学習を嫌いな児童の理由を把握することで、指導改善の方向性が見えてくること。
例)漢字が嫌いな児童が、かるた作り、問題の出し合い、神経衰弱で漢字を楽しそうに学ぶ姿
〇授業において、子供たちに任せて委ねていくものと、教員が大切に指導すべきことを明確にしていくことが重要であること。
〇子供たちが85%で解決できそうだなと感じる適度な課題提示が、主体的な学びを生むこと。
〇「夢中」になるのが「個別最適な学び」、「夢中」が繋がると「協働的な学び」
<算数科について>
現実の世界と、学問である数学の世界を、子供たちに考えさせていく授業づくりが大切です。
課題「何週間でノートを使い切れるか」という現実から、算数の問題を見出だしていきましょう!!
4年生の「面積」について、どのような教材で考えさせていくか協議しています。
春日部市内で使用している教科書だけではなく、各社の教科書を見ると、楽しく勉強になりますね。
課題「21cmの紙テープを2人で同じ長さに分けると、1人分は何cm?」
これも、子供たちの思考を促すとてもよい課題です。
<指導内容>
〇まずは、児童の実態を把握する児童理解をしっかりとすること。
〇授業者が授業のねらい(目標)を明確にして、どのような児童を育てていきたいのか思いをもち、授業づくり(教材化)に臨むこと。
〇現実の世界で問題に出合わせ、数学の世界で課題を解決し、概念形成、概念理解へとつなげること。
〇再度、現実の世界で考えさせていくことが大切。
7月29日(火)指導法改善に向けた「A・B」部会での研究
指導法改善に向けた「A・B」部会での研究
本校では、今年度から研修専門部の組織を改編し、以下のA・B部会の両方に全教員が所属しています。
本日は、第2学期以降の研究を深めていくため、各部会のリーダー教員を中心に協議を進めているところです。
1)A 部会:「主体的・対話的で深い学びの充実」
<主体的な学び 部会>
〇ミッション:児童の「主体的な学び」の実現に向けた授業改善
部会リーダーからの投げかけにより、目指す児童像を明確にし、具体的な手立てを考えていきます。
私たちの研修でも、対面とICT活用のベストミックスを図りつつ、研究を深化していきます。
主体的な学びのキーワードは、見通しと振り返りです。
この2つを教員・児童アンケートの結果から検証していきます。
<対話的で深い学び 部会>
〇ミッション:児童の「対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善
部会リーダーを中心に、第1学期の実践を基にした手立ての構築を進めています。
小グループで、まさに、対話的に指導法の改善の研究を深めていきます。
本校の研修教科である国語科、算数科だけではなく、全教科等の指導法の改善を話題にしています。
2)B 部会:「総合的な学習の時間(未来への挑戦)を核とした教科横断的、探究的な学習活動の充実」
<カリキュラム・マネジメント 部会>
〇ミッション:総合的な学習の時間「未来への挑戦」を核とした教科横断的な学びの実現
部会リーダーの資料提示により、部員一人一人が研究を推進していきます。
総合的な学習の時間と全教科等を行きつ、戻りつする教科横断的な学びを実現します。
絶えず議論を繰り返し、協働的に研究を深めていきます。
<環境・調査 部会>
〇ミッション:国や県の学力・学習状況調査の結果の十分な活用による手立ての構築
4月、国の学力調査を自校採点し、その結果分析から手立てを構築した部会です。
部会リーダーからの指示により、国や県の学力調査結果を分析し、手立てを再構築です。
さらに、「美しく潤いのある学び舎」構想の一環として、児童の学びに向かう力を育成する環境づくりを進めます。
この夏、本校職員は、子供たちの学力向上に資するため、「本気」で学んでいます。
牛島っ子の「本気」に負けないように、精一杯進めていきます。
このような職員の姿を見ていると、私もとってもやる気が出てきます!!